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ラファメア・プロテクション  作者: あおいきりん
13*君を救う為に
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幸せな夢

―ディムアは、ロードと手を繋ぎ、コーラルビーチの浜辺を散歩していた。


ロ「…綺麗な海ですね。」


デ「…そうだな。」


太陽に照らされ、輝く海を見つめながら、2人は静かに話す。


ロ「…ディムア。実は、今日は君に伝えたいことがあるんです。」


そう言ったロードは、立ち止まり、真剣な表情でディムアを見つめる。


デ「…伝えたいこと…?」


ディムアはロードを見つめ返す。


ロ「…僕は…ディムアのことが…大好きです。」


デ「…っ!!!」


緊張して頬を赤らめ、静かに口にしたロードの言葉を聞いた途端、ディムアの顔も真っ赤に染まる。


ロ「君と一緒にいるだけで、僕は幸せです。これからも、ずっと一緒にいてもらえますか?」


デ「…嬉しい…。私も、ロードのことが大好きだ…。私も、これからもずっと隣にいたいって思ってた…!」


あまりの嬉しさに、ディムアは目に涙を浮かべてロードを見つめ、微笑んで返した。


ロ「…ありがとうございます。」


安心したように、ロードは穏やかな笑顔を見せる。


デ「…私こそ…ありがとう…。」


ディムアは静かに返し、2人は抱き合った。




デ「…っ!」


そこで、ディムアは目を覚ました。


デ「…夢か…。」


独り言を呟き、ゆっくり起き上がる。


デ(幸せな夢だった…。現実ならよかったのに…。)


とてもいい夢を見て、幸せな気持ちになった反面、それが現実ではなかったことに少しショックを受け、ディムアは小さくため息をついた。


ロ「おはようございます、ディムア。」


デ「っ!?」


すぐ近くにロードがいることに気が付かなかったディムアは、彼に声を掛けられ、思わず彼を凝視する。


ロ「…そんなに驚いて、どうしたんですか?」


デ「い、いやっ…。な、なんでもない…。」


きょとんとするロードに、ディムアは首を横に振って返し、視線を逸らす。


先程の夢を見たばかりのせいか、恥ずかしくて、ロードを直視することが出来なかった。


ロ「…ちょっとすみません。」


すると、ロードはディムアのすぐ前に来て、彼女のおでこに自分の手を当てた。


デ「…っ!!?」


突然のことに、ディムアはさらに緊張してしまう。


ロ「…熱はなさそうですね。」


デ「…え…?」


おでこから手を離し、そう呟いたロードを、ディムアは横目で見る。


ロ「君の顔が赤いので、熱があるのではと思ったんです。でも、大丈夫そうなので安心しました。」


そう言ったロードだが、まだ心配そうな様子で、ディムアを見つめる。


デ「…え、あっ…、私、そんなに、顔が赤いのか…!?」


ロ「はい、けっこう赤くなってますよ。」


慌てるディムアの問い掛けに、ロードは頷く。


マ「はぁー!朝の散歩はやっぱり気持ちいいね!」


ル「そうだな!頭もばっちり目覚めた!」


フ「今日も頑張りましょ♪」


そのとき、山小屋のドアが開き、マオ、ルク、フレイシーが中に入ってきた。


ロ「…みんな、おかえりなさい。」


朝の散歩から帰ってきた3人に、ロードは声を掛ける。


マ「…我々は良い雰囲気の所で帰って来てしまったようですなぁ。笑」


デ「…っ!?」


顔を赤らめるディムアを見て、にやにやしながら、マオはわざとらしい口調で言う。


ル「…なるほど!朝から熱いな!笑」


フ「ふふっ!照れてるディムア、とっても可愛いわ♪」


ルクとフレイシーも、ロードとディムアを微笑ましく見つめている。


ロ「みんな何を言ってるんでしょうね…?」


ロードは少しだけ頬を赤くし、困ったような笑みを見せ、ディムアと視線を合わせる。


デ「…さ、さぁ…。わ、私もわからない…。着替えてくるっ…!」


火照る顔を隠すようにうつむきながら、ディムアは仲間たちから慌てて離れる。




そして、1人で着替えながら、ディムアはまだ早くなっている鼓動を落ち着かせようと、深呼吸をする。


とうとうロードに告白されるという夢を見てしまい、自分にとって、彼がどれ程愛しい存在の人なのかを、改めて思い知ったような気がした。


日を増すごとに、ロードのことがどんどん好きになっている。


この気持ちを抑えることは、もう出来そうになかった。


ただ、今は、ずっと彼の隣にいたかった。


デ「…ふぅ…。」


そのようなことを考えながら、小さく息をついたディムアは、仲間たちの元へ戻っていった。


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