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ラファメア・プロテクション  作者: あおいきりん
10*大波乱の女装コンテスト
60/92

コンテスト予選

そして翌日、女装コンテストの予選の日を迎えた。


会場には、審査をするたくさんの人が舞台に向かって座っていた。


マ「わぁ…!人がいっぱい!」


予想以上の人の多さに、マオは声を上げる。


フ「まずは予選突破出来ますように…!2人とも、頑張ってね!」


ル「き、緊張する…!けど、行くしかないな!」


フレイシーからのエールを受け、ルクは緊張でぎこちなく頷く。


デ「…きっと予選通過出来る。…頑張れ。」


ロ「…はい。ありがとうございます。」


ディムアとロードは小さく笑い合う。


マ「ロードもルクもファイトー!」


マオにも見送られ、2人はともに控え室へと向かった。




控え室には、たくさんの女装者がいた。


ル「…すごい光景だなぁ…。」


彼らを見て、ルクは思わず苦笑いして声を漏らす。


ロ「参加者が想像以上に多いですね…。この中で上位8位になるというのは、狭き門ですね。」


わずかに不安な表情を、ロードは見せる。


ル「…弱気になるなよ、ロード。大丈夫、俺たちはフレイシーたちにめちゃくちゃ可愛く美人にしてもらったんだ。負けるわけがない!」


ロ「…そうですね。絶対勝ちましょう。」


2人は頷き合った。




リ「ただいまより、第10回マーメイドパレス女装コンテストを開催します♡」


司会のリリアンのそのアナウンスにより、コンテストは始まった。


ロードとルクより先にステージに出ていく参加者たちを、2人はステージ裏から覗く。


1人ずつ舞台袖から出てきて、ステージの真ん中でポーズを取り、観客にアピールをする。


そして、出てきた方の逆方向の舞台袖へ戻るという流れを確認した。


観客はひとりひとりがスイッチを持っており、その参加者が合格だと思ったらスイッチを押しているようだ。


いよいよ、次はルクの出番となった。


リ「…続きまして、エントリーNo.126の方♡」


ルクは再びロードと視線を合わせて頷き合った後、舞台袖から出て、ステージを歩き出した。


マ「…お!まずはルクだ!」


デ「意外と落ち着いて歩けているな…。」


フ「きゃー!ルク可愛いー♡」


マオ、ディムア、フレイシーは、ルクを見守る。


ステージの真ん中で、ルクは銃を持って撃つ仕草をして、観客に向かってウインクをした。


ガンナーのルクらしい決めポーズだと、事前に仲間たちと一緒に決めたポーズだった。


そのポーズをしたとき、観客たちから軽い歓声が上がった。 そして、ルクは舞台袖へ入っていった。


デ「次はロードか…。」


マ「そうだね!次だよ!」


ディムアとマオは、ロードの登場をハラハラしながら待つ。


リ「…続きまして、エントリーNo.127の方♡」


そのアナウンスの後、ロードが舞台袖からゆっくり出てきた。


その瞬間から、観客はロードの美しさにザワついている。


フ「わぁぁ…歩き方綺麗…!」


マ「いや、もう全てがウツクシイね…♡」


デ「…綺麗…。」


フレイシー、マオ、ディムアは、思わず見惚れる。


そして、ステージの中央では、ウインクをして、少し恥ずかしそうに投げキッスをした。


観客からは、歓喜の声が上がった。


マ「なんだろう…最高。笑」


デ「…投げキッスか…。反則級に可愛いな…。」


フ「しかもアドリブね…!さすがロード♡」


3人は、ロードに夢中になっていた。


帰りも輝かしいオーラを発しながら、ロードは舞台袖へ戻っていった。


リ「…続きまして、エントリーNo.154の方♡」


そのアナウンスで出てきたのは、前コンテスト優勝者のシャルンだった。


彼のファンも多いようで、その美しさで、観客を沸かせていた。


マ「…この人か。確かに綺麗だけど、ロードの方が絶対可愛いし綺麗だと思う!」


デ「うん。私も同感だ。」


フ「そうよね!ルクも負けてないわ!」


そんな話をしながら、3人は彼も見届けた。




全ての出場者の審査が終わり、結果発表の時間になった。


ル「絶対通過出来る…。大丈夫…大丈夫…。」


ロ「はい。きっと大丈夫です…。」


参加者の群れに紛れ、2人は予選通過を祈っている。


観客席の後方でも、ディムア、マオ、フレイシーは、手を合わせ、2人の予選通過を願っていた。


リ「それでは、予選通過の方を発表します♡エントリーNo.25、66、104、126、127、154、211、230の方々です♡予選通過、おめでとうございます~♡」


そのアナウンスを聞き、観客たちは大きな拍手をした。


フ「…えっ!?ロードもルクも予選通過!?」


デ「す、すごい…!」 マ「やったぁー!!」


3人は、手を取り合って喜びを分かち合った。


ル「…126と127…!!俺たち呼ばれたよな…!?」


ロ「呼ばれました!やりましたね!」


ル「よっしゃー!!」


控え室のルクとロードも喜び、握手をして笑顔を見せ合った。


リ「それでは、今呼ばれた8名の方♡ステージ上へお越しください♡」


そのアナウンスで、ロードとルクはステージの上に立った。


観客席の後ろで喜んで手を振るディムア、フレイシー、マオに、2人は手を振り返した。


リ「改めて、8名の皆様、予選通過おめでとうございます♡明日の決勝戦も、更に可愛さと美しさをアピールして、優勝目指して頑張ってくださいね♡」


ロードとルクは、自分たちと同様明日の決勝のステージに立つ、予選通過した6人に視線を向ける。


予選通過しただけのことはあり、誰もが美しい女装者だった。


ル「…やっぱりいるな。」


ロ「シャルンさんですか?もちろん予選通過していますね。」


隣に立つシャルンを見て、2人は静かにそう話す。


シ「あら…2人揃って予選通過なんて、なかなかやるじゃない。でも、これは序の口。本番は明日からよ…!」


シャルンはロードとルクに不敵な笑みを見せた。


ル「絶対勝ってやる!」


ロ「はい、負けないですよ。」


彼に視線を合わせ、2人はそう返した。


?「…。」


そんな彼らのやり取りを、隣に立つ人物が見つめていた。


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