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ラファメア・プロテクション  作者: あおいきりん
9*闇に溶け込む悪魔
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マオとルクの大ピンチ

携帯電話が鳴り、ロードは携帯電話を取り出す。


ロ「…マオからです。」


デ「マオ…何かあったのか…?」


心配そうな表情のディムアと視線を合わせ、ロードは通話を繋いだ。


ロ「…もしもし、マオですか?」


マ『ロード…!!大変なことになっちゃった…!!ルクとフレイシーが…!!』


今にも泣きそうなマオの声が聞こえ、ロードとディムアの中で、一気に不安が膨らむ。


ロ「…マオ、落ち着いてください。ルクとフレイシーに、何があったんですか?」


マオを落ち着かせるように、ロードは冷静に尋ねる。


マ『う、うん…。さっき、モンスターとの戦闘が終わった直後に明かりが全部消えて、真っ暗になったんだ…。少しの時間で明るくなったんだけど、ルクは目の前で気を失ってて、フレイシーはいなくなっちゃってたんだよ…!』


デ「…えっ…!?」


あまりの酷な状況に、ディムアは衝撃を受け、声を上げた。


ロ「…わかりました。出来るだけ早くそっちに行くようにします。マオ、ルクが攻撃されないように、見ていてあげてください。」


マ『う、うん…。ごめん、ロード…。』


ロ「謝ることではないです。大丈夫ですよ。」


落ち込んでいる様子のマオを、ロードは優しく励ました。


通話は繋いだまま、ロードはマオの居場所を、携帯電話で確認する。


デ「マオは今ここにいるのか…。行けそうか…?」


ロ「ちゃんと行けるかわかりませんが、近くまで行きましょう。」


内心慌てながらも、ロードとディムアは、お互いを落ち着かせるように頷き合い、マオの居場所を目指して走り出した。




倒れているルクの隣で、マオは辺りを警戒していた。


モンスターが近くにいる気配は、今のところなさそうだが、今モンスターに見つかって襲われたら、無防備な自分もルクも、大怪我どころか命を落とすかもしれない。


そんな恐怖に、マオは押し潰されそうだった。


マ「…お願い…ロードとディムア…早く来て…!!」


2人が早く来てくれることを、マオは強く祈る。


マ「…あ、そうだ…!確かこの中に…!」


ふと、マオは思い出したことがあり、自分のバッグの中に手を入れる。


マ「…あった!〝エリクサー〟!」


そう言って、小瓶に入ったエリクサーを、マオは取り出した。


仲間が傷付いたときに飲ませようと、お守りで持っていたアイテムだった。


マ「…よいしょ…!!」


うつ伏せで倒れるルクの身体を、マオは頑張って動かし、横向きにした。


そして、ルクの口の中に、エリクサーを流し込んだ。


マ「…これで、目を覚ましてくれるといいんだけど…。」


不安な様子で呟き、マオはエリクサーを飲み込んだルクを見つめる。


ル「…っ。」 しばらくすると、ルクはゆっくり目を開けた。


マ「…ルク!大丈夫…!?」


マオは必死にルクに声を掛ける。


ル「…マオ…?…あれ…俺は一体…?」


まだ虚ろな瞳で、マオと視線を合わせたルクは、力無くそう呟く。


マ「気が付いてよかった…!さっき突然暗くなったとき、ルクは何かに攻撃されたんだよ!そのせいで、気を失ったみたいだね…。」


ル「…あぁ、思い出した…。…あれっ!?フレイシー…は…。」


フレイシーが行方不明になったことを思い出したルクは、身体を勢いよく起こすが、再び床に倒れ込んでしまった。


マ「大丈夫!?無理しないで…!フレイシーは、辺りが明るくなったときには、もう近くにいなかったんだよ…。誰かに連れ去られたのかな…?」


心配そうにルクに視線を向け、マオはフレイシーのことを説明した。


ル「…なんでこんなことに…!?くそぉ…!俺がもっとちゃんとフレイシーを守っていれば…!!」


拳を床に叩き付け、ルクは悔しそうな表情を浮かべる。


マ「突然視界が暗くなったあの状況で、守れっていう方が無理があるよ。だから、自分を責めないで。」


ル「…でもっ…!」


マオが慰めるが、ルクは納得出来ていないようだ。


マ「さっきロードとディムアと連絡取ったから、大丈夫。もうすぐで来てくれるよ。きっとフレイシーも助かるよ!」


ル「…うん…。」


マオが明るく言うと、ルクは不安な表情で静かに頷いた。




フ「…うっ…。」


フレイシーは目を覚ました。


?「クククッ…。目が覚めたか?」


フ「―っ!!」


目の前には、黒いマントをまとった、不気味な笑みを浮かべる男がいた。


フ「あなたは…誰!?」


?「我が名は〝ネイビス〟。この城に生息するモンスターだ…。」


フ「…モンスターっ…!?」


フレイシーは嫌な予感がして、抵抗しようとする。


しかし、椅子に手足が縛り付けられていて、身動きが全く取れない。


何より、周りに仲間たちが1人もいない状況に、とてつもない恐怖を感じた。


ネ「抵抗しようとしても無駄だ。我からは逃れることは出来ない…。」


ネイビスは、ニヤリと笑みを見せる。


フ「…どうして、こんなことをするの…!?」


恐怖で震える声で、フレイシーは尋ねる。


ネ「聞きたいか?教えてやろう。…お前がラファ族だからだ。」


フ「…えっ…!?」


ネイビスの答えに、フレイシーは耳を疑った。


ネ「我は、ラファ族の持つ光の魔力が死ぬ程嫌いなのだ。お前から光の魔力を感じるぞ…。憎きラファ族め…我の城に入って来おって…絶対に許さん…!!」


怒り狂っている様子のネイビスの握った拳から、今にも魔法が放出されそうなオーラが出ていた。


フ「…ごめんなさい…!!すぐ出ていくから…何もしないで…!!」


涙を流しながら、フレイシーは懇願する。


ネ「すぐ出ていくだと…?何を言う?逃がしてたまるものか。お前の仲間たちから殺していって、最後にお前を始末してやろう。」


そう言ったネイビスは、ペロリと口舐めをした。


フ「いや!!みんなに何もしないでっ!!」


フレイシーは叫んだ。


ネ「我の城に気安く足を踏み入れた罰だ!!クククッ…!!」


次の瞬間、ネイビスは、フレイシーに向けて黒いもやを放った。


フ「―っ!!!」


もやを全身に受けたフレイシーは、気絶をした。


ネ「そうだ…しばらく大人しくしていろ…。最後にじっくり楽しませてもらう…。」


そう呟き、ネイビスは不気味な笑みを浮かべた。




ロードとディムアは、マオの居場所を目指して、城の中を走っていた。


ロ「…困りましたね…。」


デ「…どうした?」


携帯電話に表示されているマオの居場所と、今自分たちがいる場所を交互に眺め、困った表情で呟くロードに、ディムアは問い掛ける。


ロ「壁が邪魔をしていて、どこへ行ってもマオがいる場所に近付けないんです…。」


デ「えっ!?」


ロードの言葉を聞き、ディムアは声を上げる。


ロ「先程から、僕たちは同じ場所をぐるぐる回っている気がします。」


デ「…確かに…ここもさっき通ったような…。」


今いる場所を見渡し、ディムアは嫌な予感をめぐらせて呟く。


ロ「…きっとこの袋小路から出られる道があるはずです。もっとよく探してみましょう。」


デ「…うん!」


ロードがそう声を掛けると、ディムアは頷いた。


自分たちが通ってきたこの道に、目に見えた出口らしきものがないことを、ロードは確認していた。


もし隠された出口もなければ、自分たちは閉じ込められてしまったということになる。


ディムアを不安にさせないように、ロードはその事実をはっきり口にしなかった。


隠された出口があることを、ロードは祈るしかなかった。


ロ「…。」


そのとき、ロードはあるものに視線を向けた。


ロ「そういえば、この絵画、やけに目を引きますね。」


デ「え?絵画…?」


部屋の壁に掛かっている、やけに大きな額縁の絵画に、ロードは歩み寄る。


そして、おもむろに額縁を掴み、持ち上げてみた。


デ「…あっ!!」


ロードのその行動を見守っていたディムアが、声を上げた。


その絵画に隠れるように、通路が存在していた。


ロ「…よかったです。勘が当たりました。」


デ「すごい!よくわかったな…!」


小さく笑みを見せるロードを、ディムアは凝視する。


ロ「何となくですよ。きっとこの通路が隠された出口ですね。これでマオたちとも合流出来るかもしれません。」


デ「…うん!行こう!」


2人は頷き合い、通路を渡って行く。




通路をずっと進んで行くと、何もない壁にぶつかった。


デ「…え!?行き止まり…!?」


ディムアは立ち止まり、唖然と呟く。


ロ「…違和感がありますね。」


ロードは壁を触り、考える仕草を見せる。


ロ「…ディムア、この壁を一緒に押してみましょう。」


デ「ん…?押せばいいのか?」


ロードにそう声を掛けられ、ディムアは彼の隣に立ち、壁に両手のひらを当てた。


ロ「はい。せーのでいきますよ。」


デ「わかった…。」


ロ・デ「せーのっ!」


ロードとディムアは声を合わせ、同時に壁を押した。


すると、その壁は前に倒れ、2人の目の前に部屋が現れた。


デ「っ!壁が倒れた…!」


その光景に、ディムアは驚いて目を見開く。


ロ「…いえ、壁に見せかけた本棚です。向こう側は絵画で、こちら側は本棚で通路の出入口は隠されていたんですね。」


ロードの言う通り、自分たちが押し倒したのは、よく見たら本棚だった。


デ「そうか…。私じゃ絶対見抜けなかったな…。」


感心したように、ディムアは呟いた。


そんな2人の前に、初めて遭遇するモンスターが現れた。


?「…!!シ、シンニュウシャハッケン!!」


執事のような格好をした、羽の生えたモンスターが声を上げ、2人に向かって突進して来た。


ロ「…メイドと番犬の次は執事ですか。」


デ「…本当に、城の使用人のようなモンスターたちだな。」


そう言ったロードはスナップウィンド、ディムアはマジックリングを放ち、執事のモンスターを消滅させた。


ロ「モンスターと戦っている時間はないですね。急ぎましょう。」


デ「そうだな…!」


マオとルクの元へ、2人は走る。




ルクとマオは、極力モンスターに見つからなそうな場所に身を潜め、ロードとディムアが来てくれるのを待っていた。


ル「…やっぱり、ここでじっとしてるなんて無理だ…!早くフレイシーを見つけないと…!」


唐突にルクは言い、ふらふらとゆっくり立ち上がる。


マ「…何言ってんの!?そんな身体で行けるわけないじゃん!」


歩き出そうとするルクを、マオは前に出て止める。


ル「だって…!こうしてる間に、フレイシーに何かあったら…絶対後悔すると思うから…!!」


マ「…大丈夫だよ!フレイシーは絶対助かる!今その状態で下手に動いて、モンスターに襲われたら死んじゃうよ!?」


ル「…っ。」


真剣な表情のマオの言葉に、ルクは何も返すことが出来ない。


マ「今最優先なのは、ロードとディムアと合流して、ルクの傷を治してもらうこと。フレイシーを助けに行くのはそれからだよ。」


ル「そう…だな。ありがとな、マオ…。」


マ「…え?なんで?」


ルクに不意に感謝され、マオはきょとんとする。


ル「俺1人だったら、正確な判断が出来なくて、多分死んでたと思う…。マオがいてくれてよかった…。」


マ「そ、そんな…別にオレは何も…。」


マオは戸惑い、小さく笑みを見せるルクから視線を逸らす。


ル「…絶対、5人で生還しような…!」


マ「…うん!もちろんだよ!」


ルクとマオは、しっかり頷き合った。


そのとき、2人はついにモンスターに気付かれてしまった。


「―っ!!!」


急接近してきた銀色の鎧のモンスターの攻撃を、ルクは横に転がり、辛うじて避ける。


その後すぐに、クイックショットを撃つが、鎧のモンスターへのダメージは小さいようだった。


マ「…〝アイアンナイト〟…!弱点は物理…耐性は…銃…!!」


ル「…銃効かないのかよ…!?くそぉっ…!!」


おそるおそる説明するマオの言葉に、ルクは悔しそうに声を上げる。


その直後、アイアンナイトは剣を振り下ろし、ルクの身体を容赦なく殴打した。


ル「あぁぁっ…!!」


ルクの悲鳴が、辺りに響いた。


マ「…おいっ!!オマエの相手はオレだ!!」


マオはアイアンナイトの顔の前に飛び出し、そう叫んだ。


アイアンナイトは、ターゲットをルクからマオに変え、マオに向かって剣を振り下ろした。


その攻撃を、マオは素早く避けた。


マ「どこ狙ってんだよ!?こっちだ!!」


マオは挑発し、アイアンナイトをルクから遠ざけた。


ル「…マオ…。」 痛みに耐えながら、マオのその姿を目の当たりにし、ルクは胸が熱くなるのを感じた。


しかし、次にアイアンナイトが振り下ろした剣は、マオに直撃してしまった。


マ「わぁっ!!」


その衝撃で、マオは床に叩き付けられ、倒れてしまった。


ル「っ!!」


ルクはよろよろと立ち上がり、アイアンナイトにパワーショットを放った。


やはり、銃耐性のアイアンナイトに、銃の攻撃はそれ程ダメージを与えられていないようだった。


マ「…そんな攻撃に…やられてたまるか!!」


声を上げ、立ち上がったマオは、再びアイアンナイトの攻撃をかわす。


そのとき、背後から放たれたマジックアローが、マオの身体に突き刺さった。


マ「うぅっ…!!」


身体に激痛が走り、マオはまた倒れてしまった。


ル「マオっ!!」


ルクは叫び、マオの身体に覆い被さるように飛び込み、マオを庇う体勢になった。


マ「…ルク…ダメだよ…。どいてよ…!」


ル「…どかねぇよ…!お前のこと守んないと、ロードに顔向け出来ないだろ…!!」


悲しそうな表情のマオの言葉に、ルクはそう返し、襲い掛かろうとしている銀色と金色の鎧のモンスターに、ランダムショットを放った。


銃弾を直撃するも、アイアンナイトともう1体の金色の鎧のモンスターは消滅せず、剣とマジックアローの攻撃を、ルクは同時に受けてしまった。


ル「…っ。」


その直撃、ルクはついに銃を離し、力無く倒れた。


マ「ルクっ…!!」


必死の思いで、マオはルクに声を掛けた。


ル「…ごめん、な…マオ…。」


悲しみを帯びた瞳でマオを見つめたルクは、消え入る声でそう呟いた。


マ「うあああっ!!」


ルクにしがみつき、マオは泣き叫ぶ。


そして、モンスターがまた襲い掛かって来る瞬間だった。


大きな風が、ルクとマオの目の前にいる2体のモンスターを、切り裂いた。


マ「―っ!?」 何が起きたかわからず、マオは唖然とする。


ロ「…マオ!ルク!大丈夫ですか!?」


その直後、ロードが2人に駆け寄って来た。


マ「…ロード!!ふぇえぇっ…!!」


ロードの顔を見た瞬間、マオの瞳から涙が溢れ出し、彼に抱きついた。


ダメージを負ったモンスターを、ディムアのフレイムトルネードで燃やし、消滅させた。


デ「…ルクは…生きてるのか…!?」


倒れているルクを見つめ、ディムアはおそるおそる尋ねる。


泣きじゃくるマオを優しく抱きしめながら、ロードはルクの身体にそっと触れる。


ロ「…大丈夫です。ルクは生きていますよ。」


デ「よかった…!間に合ったな!」


ロードの言葉を聞き、ディムアは安堵で微笑んだ。


ロードはルクにリカバリーを掛け始めた。


ロ「遅くなってしまいましたね…。酷い目にあわせてしまい、すみませんでした…。」


マ「…ううん…。ロードとディムア、オレたちを見つけてくれて、本当にありがとう…!!」


落ち込んで視線を落とすロードに、マオは首を横に振って見せ、2人に感謝を伝えた。


デ「こんな状況で、よく耐えたな…。」


マ「…オレがモンスターから攻撃を受けたとき、ルクが体を張って必死にオレのことを守ってくれてたんだ…。」


ロ「…そうだったんですね。」


3人は、穏やかな表情でルクを見つめた。


ル「…うぅ…?」


ロードのリカバリーにより、傷が回復したルクが目を覚ました。


マ「…ルク!大丈夫!?」


マオはルクに声を掛ける、


ル「マオ…。あれ?俺、生きてる…!?死んでないのか!?」


ルクは起き上がり、思わずそう声を上げる。


ロ「ちゃんと無事ですよ、ルク。」


デ「生きててよかったな。」


ロードとディムアは、ルクに微笑みながらそう声を掛けた。


ル「…!ロードとディムア…!来てくれたんだな!回復してくれてありがとう!」


2人の姿を見て、ルクは彼らに感謝を述べる。


ロ「いえ、こちらこそ、マオを守ってくれてありがとうございました。」


マ「ありがとう、ルク!」


ル「い、いや…別に大したことしてないけどな。」


ロードとマオに笑顔を向けられ、ルクは照れ笑いを浮かべる。


デ「ルクもマオも無事でよかった。あとは…フレイシーだな…。」


ル「…!!そ、そうだ、フレイシーが…!!」


ディムアの言葉に、ルクはハッとして、かなり慌てた様子を見せる。


ロ「そうですね。フレイシーを助けに行きましょう。」


マ「うん…!でも、どこにいるんだろう…。」


ロードが仲間たちにそう声を掛けると、マオは視線を落としてそう呟く。


ロ「…そんなに遠くにはいないようですよ。」


デ「…まさか、ロードにはフレイシーの居場所もわかるのか…?」


辺りを見渡しながら言ったロードに、ディムアは遠慮がちに尋ねる。


ロ「はい。わずかですが、フレイシーの持つ光の魔力を近くに感じます。」


マ「…えぇ!?ロード、いつからそんな能力身に付けたの!?」


ロードを凝視して、マオは問い掛ける。


ロ「特に意識した訳ではないのですが、フレイシーと一緒に旅をしていたら、光の魔力を感知出来るようになったようです。」


ル「す、すごい…。有能すぎる…!」


ロードの発言を聞き、ルクだけでなく、マオとディムアも驚きで唖然としていた。


デ「…じゃあ、闇の魔力も感じ取ることが出来るか ?」


ロ「…そうですね。闇の魔力も感知出来ると思います。」


ディムアの静かな問い掛けに、ロードは頷く。


デ「…闇の魔力も、近くに感じないか…?」


マ「…え…?」


おそるおそる発したディムアの言葉に、マオは目を見開いて声を漏らす。


ロ「…っ!!」


光の魔力のすぐ近くに、闇の魔力も存在しているということに気が付き、ロードは衝撃を受けた様子だった。


ル「…今フレイシーのすぐ近くに…メア族がいるってことか…!?」


ロ「…確証はないですが…。そうだとしたら、かなり危険な状況かもしれません…!」


青ざめているルクの問い掛けに、ロードは深刻な表情でそう返した。


デ「…急いで助けに行こう!」


マ「うん!!」


仲間たちは顔を見合わせ、ロードを先頭に、フレイシーの元へ向かって走り出した。


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