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ラファメア・プロテクション  作者: あおいきりん
5*森の中で迷子
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魔法の書の情報

ルクとベリッサが、スワンプの森で迷い込んでから1週間後。


ロード、ディムア、マオ、フレイシーの4人は、スワンプのカフェで休憩していた。


フ「んーっ!美味しいー♡」


店の人気商品のパフェを食べ、フレイシーは満面の笑顔を浮かべていた。


デ「…美味しい…!」


そんなフレイシーを見ながら、ディムアも同じパフェを1口食べ、幸せそうに微笑んでいる。


ロ「よかったです。美味しい食べ物、特にスイーツは、食べた人を幸せにしてくれますね。」


パフェを食べる2人を見つめ、ロードはそう言って微笑んでいる。


マ「じゃあロードも食べればいいのに。なんで頼まないの?」


紅茶しか注文しなかったロードに、マオは不思議そうに尋ねる。


ロ「僕は、ディムアとフレイシーが美味しそうにパフェを食べる顔を見ているだけで、おなかいっぱいなんですよ。」


フ「えー!そんな風に言われちゃうと、なんだか恥ずかしいわ!ねぇ、ディムア?」


デ「う、うん…。」


ロードの言葉を聞き、フレイシーが困ったような笑顔で声を掛けると、ディムアは頬を少し赤らめて頷いた。


マ「あはは、そうなんだ!笑」


そう言ったマオは、何故かニヤニヤしていた。


フ「それにしても、魔法の書の在り処の情報が何もないのは困っちゃうわね…。」


デ「そうだな…。けっこう聞き込みしているのに…。」


パフェを食べながら、フレイシーとディムアは、困った表情で顔を見合わせる。


ここ1週間程、ロードたちは、今まで行ったことのある街に戻り、各場所の資料館で、魔法の書についての文献はないかと調べたが、どこにもなかった。


物知りな情報屋にも会い、何人かに尋ねたが、魔法の書のことを知る者は、誰もいなかった。


まだ行ったことのない地に魔法の書の情報があることを信じて、まずはスワンプの街を訪れていたのだった。


ロ「行ったことのない場所は、この島にはまだたくさんあるので、これからじっくり探していきましょう。」


マ「そうそう!みんなで楽しく探していこー!」


ロードが仲間たちにそう声を掛けると、マオは笑顔で頷く。


デ「…そうだな。今みんなといられる時間を…楽しもう。」


フ「そうね!みんなとの旅、思い切り楽しんじゃいましょ!」


ディムアは控えめな笑みで、フレイシーは嬉しそうな笑顔でそう言い合った。


そんな4人のやり取りを聞いていた、あの少年が、後ろの席で笑みを浮かべた。




休憩を終えた4人は、カフェを出た。


?「ねぇねぇ!お兄さん、お姉さんたち!」


ロ「?なんでしょう?」


少年に声を掛けられ、ロードは視線を向ける。


?「さっき皆さんでお話してたのが聞こえたんだけど、魔法の書を探してるの?」


ロ「はい、探してます。」


ロードが頷くと、少年は真剣な表情になる。


?「あのね、スワンプの森の中に、魔法の書を守るモンスターがいるって聞いたことあるよ!」


マ「えっ!?本当に!?」


ロードの隣にいたマオが、少年の前に飛んでくる。


?「うん!よかったら行ってみて!」


ロ「わかりました。教えていただきありがとうございます。」


少年は笑顔で頷き、走り去っていった。


フ「すごい!いいこと聞いちゃったね!」


フレイシーも喜んでいる。


デ「…その魔法の書が、浄化魔法のことが載っているとは限らないが…。」


ロ「その可能性は大いにありますね。」


半信半疑な様子で呟くディムアに、ロードは冷静に答えて頷く。


マ「そうだよね。でも、もしかしたら当たりってことも有り得るし、行ってみようよ!」


ロ「もちろん行きますよ。」


フ「うん!行きましょ!」


準備を済ませ、4人はスワンプの森へ向かった。




ロードたち4人は、スワンプのフィールドを進み、森にたどり着いた。


ロ「ここが、先程の少年が言っていた森ですね。」


鬱蒼と草木がたくさん生えた森を前に、ロードは言う。


マ「そうみたい。いかにもモンスターが潜んでそうな雰囲気出てるね!」


フ「そうね…。暗いし、ちょっと怖いかも…。」


マオが少し楽しそうに言うと、フレイシーは怖々と呟いて答えた。


ロ「みんな離れずに歩いていれば大丈夫ですよ。」


デ「う、うん。」


ロードの言葉に、ディムアは頷き、さり気なく彼に1歩歩み寄る。


フ「わかったわ。置いて行かないでね?」


マ「大丈夫だよ!レッツゴー!」


フレイシーの不安を吹き飛ばすように、マオは元気に声を上げる。


そして、4人はスワンプの森に潜入した。 森に入ってすぐに、木の陰からモンスターが飛び出して来た。


「っ!」


4人は咄嗟に構えるが、その黄色い半透明な身体を持つモンスターは、つぶらな瞳で4人を見つめた後、彼らに背を向け、森の奥へジャンプしながら進んで行く。


フ「なんだか、プルプルして可愛いモンスターね!」


そのモンスターの見た目の可愛らしさに、フレイシーは微笑んでいる。


マ「えーっと、あのモンスターは〝ミンゴ〟。耐性は水と光、弱点は物理と銃だけど…。攻撃してこないね。」


マオはモンスターの説明をする。


ロ「攻撃してこないモンスターを無理に退治する必要はないですね。そっとしておきましょう。」


デ「そうだな。」


ロードの言葉に、ディムアは頷く。


ミンゴの後を追うように、4人は森の中を進んで行く。


しばらく進むと、今度は、下半身が蜘蛛のような見た目の女のモンスターが現れた。


フ「…っ!こ、怖い…!」


その見た目の不気味さに、フレイシーは思わず声を漏らす。


マ「このモンスターは〝アラクネ〟。耐性は雷と闇、弱点は銃だよ。」


マオがそう説明をしたとき、アラクネは4人を見つけ、笑みを浮かべながら急接近してきた。


デ「…っ!」


その不気味な表情に、ディムアは一瞬怯む。


ロードはすぐにスナップウィンドを唱え、大きな風でアラクネを切り裂き、消滅させた。


フ「あ、ありがとう!ロード!」


デ「…ありがと。」


ロ「いえいえ。」


フレイシーとディムアに、ロードは微笑み掛ける。


マ「アラクネは不気味だね…。この先も出現すると思うから、みんな気を付けてね!」


マオの言葉に、仲間たちは頷いた。


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