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ラファメア・プロテクション  作者: あおいきりん
4*ラファ族との出会い
20/92

メガロポリスダンジョンへ

メガロポリスのフィールドに出た。


ロ「マオ、ダンジョンの場所はわかりますか?」


マ「ダンジョンねー、ちょっと待って…。」


ロードに尋ねられ、マオは自分の頭の中のデータから地図を引き出し、確認する。


マ「うん!ダンジョンの場所わかったよ!みんなついて来て!」


ダンジョンの場所を把握したマオは、ダンジョンへ向かって進み出す。


フ「すごい!行ったことないダンジョンの場所もわかっちゃうの!?」


ロ「はい、わかりますよ。」


驚いて声を上げるフレイシーに、ロードは頷いて見せる。


デ「自称優秀な助手AIだからな。」


マ「自称?さり気なくディスってない?」


少し意地悪な笑顔を見せるディムアの言葉に、マオは苦笑いを浮かべる。


デ「冗談だ。マオは自他ともに認める、ロードの優秀な助手だぞ。」


マ「わーい!珍しくディムアに褒められちゃった!」


ディムアがそう言い直すと、マオは満面の笑みを見せた。


フ「うふふっ!みんなといると楽しいね!」


ロ「そうなんです。マオとディムアがいてくれるおかげで、僕は楽しく旅が出来ているんですよ。」


マオとディムアのやり取りを見て笑顔で言うフレイシーに、ロードも微笑んでそう返した。


そんな調子で、マオを先頭に進んで行くと、ダンジョンの入り口を見つけた。


マ「ダンジョン着いたよー!」


フ「すごーい!さすが優秀AIのマオくんね!」


マ「いやぁ、それほどでも♪」


フレイシーにも褒められ、マオはご満悦だった。


ロ「マオ、お疲れ様です。早速潜入しましょう。」


デ「…うん。」


ロードの掛け声で、4人はダンジョンに足を踏み入れた。




フ「わぁ…薄暗いわ…。」


怖々と呟いたフレイシーの言葉が、ダンジョン内だとこもって聞こえる。


マ「大丈夫!怖くないよ!」


そう言ったマオも、ロードの肩にしっかりと掴まっている。


ロ「足元気を付けてくださいね。」


デ「う、うん…。」


ロードの言葉に、ディムアは頷き、彼の後ろをついて歩く。


しばらく進むと、白い綿毛のようなモンスターが現れた。


フ「あれは…モンスターなのかな…?」


フワフワと飛び跳ねながら近付いてくるそれを凝視し、フレイシーは呟く。


マ「…うん!モンスターだよ!名前は〝ポンポン〟、耐性は土と水、弱点は物理!」


フ「ポンポン!?可愛い名前ね!」


マオの説明を聞いたフレイシーは、思わず笑みを零す。


しかし、その直後、ポンポンは突然移動速度を上げ、フレイシーに体当たりをしてきた。


フ「きゃっ!?」


そのはずみで、フレイシーは尻もちを付いた。


再びフレイシーに突っ込む前に、ロードはフレイムトルネードを唱え、炎でポンポンを一瞬で焼き消した。


フ「…す、すごい!!ありがとう、ロード!」


ロ「いえいえ。」


ロードの魔法に感激するフレイシーに、ロードは小さく笑い掛ける。


マ「あ、またポンポンが来るよ!今度は2体!」


そう声を上げたマオの視線の先で、2体のポンポンが急接近してきていた。


フ「わかったわ!」


フレイシーは杖を構え、ウィンドエッジを唱える。


まとわりつく風に切られたポンポンは、フレイシーの目の前で消滅した。


デ「っ!」


もう1体の、体当たりしてきたポンポンに、ディムアはライトニングを唱えた。


雷を直撃したポンポンは、1発で消滅した。


マ「いいねー!いい感じだよ!」


マオは嬉しそうに3人にそう声を掛ける。


ロ「そうですね。フレイシーのウィンドエッジ、いい感じでした。」


フ「ありがとう!ロードとディムアもね!」


デ「…うん。」


3人も、笑顔を見せ合っている。


フ「マオは、モンスターの説明をしてくれるの?」


ロ「はい。マオはモンスターの耐性と弱点を言ってくれるので、それを参考に戦えば効率よく倒すことが出来るんです。」


フレイシーの言葉に、ロードが頷いて返答する。


フ「そうなの!?本当にすごいわ!」


マ「そうでしょー!えっへん♪」


フレイシーにまた褒められたマオは、満面の笑みで胸を張った。


デ「…新たなモンスターが近付いて来てる。」


「っ!」


ディムアの言葉に、仲間たちはダンジョンの先を見つめる。


今度は、2種類のモンスターが数体、4人に接近してきていた。


マ「えーと、蛾みたいな方は〝モスモス〟!耐性は土と風、弱点は物理と銃!コウモリみたいな方は〝トビ〟!耐性は物理と銃、弱点は魔法だよ!」


ロ「了解です!」


マオの説明に、ロードは頷き、再び杖を構える。 そして、ロードはライトニング、ディムアはマジックタイフーンの範囲魔法で、モンスターたちの数を一気に減らした。


フ「それっ!」


2人の魔法を逃れた1体のトビに、フレイシーはウォーターシェルを唱えた。 水の弾を直撃したトビは、消滅した。


マ「…すごい!3人で戦うとあっという間だね!」


ロ「はい。フレイシーが仲間になってくれたおかげですね。」


興奮気味に声を上げるマオに、ロードが微笑んで頷いて答える。


フ「えへへ♪やったわ!」


フレイシーは可愛らしく手を挙げて喜んだ。


マ「…あれ?そういえば、ディムアのさっきの魔法、無属性の範囲魔法!?」


先程ディムアが唱えた魔法を思い出し、マオはハッとする。


デ「…今更か?さっきのマジックタイフーンなら、カバリア遺跡ダンジョンでも唱えていたが。」


マ「えっ!マジ!?」


横目で見てくるディムアの発言に、マオは目を丸くする。


ロ「そうですね。ディムアは無属性魔法の範囲魔法、マジックタイフーンを、最近習得しましたよ。」


驚くマオに、ロードはそう説明する。


デ「お前に言われたからな。ロードに優先的に教えてもらってたんだ。」


マ「あ、あはは…。オレの言葉ちゃんと覚えてたんだ…。」


ドヤ顔のディムアの発言に、マオは苦笑いを浮かべる。 コーラルビーチでマオに言われた言葉を、ディムアはしっかり根に持っていたようだ。


ロ「これで、メア族は無属性の範囲魔法、属性魔法も習得出来ることが判明しましたね。」


マ「そうだね!オレのデータに追加しておくよ!」


ロードが微笑んで言うと、マオは早速自らの内蔵データにその事項を追加した。


フ「もしかして、ディムアはロードから魔法を教わってるの?」


デ「うん。無属性魔法と、雷属性魔法も教えてもらった。」


ロ「今は火属性の魔法を教えています。もう少しで習得出来そうですね。」


デ「…うん。」


ロードが声を掛けると、ディムアは嬉しそうに小さく笑って頷いた。


マ「…なんか、オレの知らない間にディムアがどんどんレベルアップしてる…!」


驚きのあまり、マオは苦笑いを浮かべる。


フ「ロードは魔法の先生なのね!」


フレイシーは、ロードとディムアを見つめる。


ロ「先生という程、そんな大したことは教えてないです。軽く教えるだけで、ディムアは魔法をしっかり習得出来ますから。」


デ「…お、教え方が上手いおかげだな…。」


ロードに視線を向けられるが、ディムアはうつむき、恥ずかしそうに呟いた。


マ「あらあら、ディムアちゃんったら、照れちゃって可愛い♡」


デ「…べっ、別に照れてなんか…!」


ニヤニヤと笑うマオに顔を覗き込まれ、ディムアは赤くなった顔を両手で隠す。


フ「うふふ。2人とも可愛いわね!」


ロ「そうですね。マオもディムアも可愛いです。」


マ「本当に!?わーい!」


デ「…むぅ…。」


フレイシーとロードのやり取りを聞き、マオは喜び、ディムアは更に恥ずかしそうにしていた。


そんな調子で、4人はダンジョンを進んでいた。


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