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1 プロローグ

 俺は佐藤 はじめ普通の、いやブラック企業の会社員だった。あの日は週末、世間では華の金曜日と言われている日だ。


「これ、今日までにやっといて」

 そう言って差し出されたのは書類の山。


「少し量多く無いですか?」

 そんな言葉遠く虚しく、さっさと帰る上司。周りも結構残っているようだ。


「いつから家に帰ってないんだっけ……」

 ふと、カレンダーを見ると6日前に赤い印が付いている。その日も着替えを取りに帰っただけだが。


「今日も帰れそうにはないな。」


 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 「シ……ガ様……私……待っ……から……い……でも……」

 

 眩い光の中で消えゆく1人の美しい女性。

 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「……寝てた……仕事しないと……」

 目を擦りながら夢に出てきた女の事を考える。


「なんか、見たことあるんだよな……」

 仕事で日付け感覚が狂っており、1年前でも最近ではあるのだが。


「よし!  終わった。帰れる!」

 書類をしまおうと机の引き出しを開けた時、その中には自然の光景が広がっていた。


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