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日照りが続く初夏のはじまり
プールサイドを動く蛙とヤゴをよそに
ホースから散りばめられた冷水に何処か懐かしくせつなく抱く思い出描写
「あの頃は、毎日楽しかったな」
デッキブラシに顎をのせまるで悟りきったような少年は夢や希望は叶わないと言わぬばかりにと呟いた
「はいはい、いいから磨く!」
ハキハキした声でデッキブラシの少年を促す少年はバケツとスポンジを持ち柵などを洗っていた
「いつから俺達は途方もないこのプール掃除をすることになったんだろう?いや、やめておこう」
相変わらず、酔っているかのように
子から大人へ大人から老い記憶を辿る言動をしていた
「…それはお前が先生の靴に虫を入れ驚かしたのが発端でむしろ俺は居合わせただけ」
当人の怠けっぷりに呆れガチで毒をつくと
「これがかの有名な夏の思い出だな。よしやるかー」
と少年達の夏の記憶に刻み込まれた
読んで頂きありがとうございました。
投稿方法がわからずテストとして記載しました。
今後読まれる機会がありましたらよろしくお願い致します。