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なな


【十二支】



『元日の朝、神であるワシのところに最も早く挨拶に来た12匹を、1年ずつ動物たちの大将にしてやろう!』



『待て……その競争、我らチーター12兄弟も参加させてもらおう』



「…………あれ母さん、今年ってなに年だっけ?」



「なにバカなこと言ってんの、チーター年よ。来年も再来年もずっと」






【服屋】



「お客様、ダメージジーンズをお探しでしたら、こちらはいかがですか?」



「はぁぁ? この店員マジ意味わかんねえし! それどこも破れてないんですけど~? げひゃひゃひゃひゃ!!」



「着用すると精神がヨワヨワになる『メンタルダメージジーンズ』でございます」



「……あ、あの、これスソ上げとかって…………あっ、すみません何でもないです、げひゃひゃ……」






【サンタさん】



「もうすぐクリスマスか……」



「なあなあ、お前っていつまでサンタさんのこと信じてた?」 


「ずっと信じてたよ。アイツが俺から愛する彼女を奪ったあの日までは……な」



「えっ、サンタさんっているの?」






【おねえさん】



「ねえボウヤ……おねえさんとあっちでイ・イ・コ・ト・し・な・い?」



「イ、イイコトってどんなコトするの? ごくり……」



「川のゴミ拾いをしたり、お花に水をあげたりしましょう」



「チッ……なんだイイコトって良いことかよ。他あたってくれや」






【おねえさん②】



「ねえボウヤ……おねえさんとあっちでイ・ケ・ナ・イ・コ・ト・シ・ナ・イ?」



「イ、イケナイコトってどんなコトするの? ごくり……」



「オ・ネ・エ・サ・ン・ガ・ボ・ウ・ヤ・ノ・ハ・ジ・メ・テ・ヲ」



「ぎゃああああおねえさんがバグった!!」






【モグラ叩き】



「おっ、モグラ叩きじゃん! 久々にやってみるか……ゲームスタート!」



『我ら全員、一匹も欠けることなく、必ず……必ず生きてここから帰るぞ!! 故郷で待つ家族のためにも!!』



「そ、そんなこと言われたら叩けねえよ……!」



『じかんぎれ~! へへん、たいしたことないモグね~! じかんぎれ~! へへん、たいしたことないモグね~! じかんぎれ~! へへん、たいしたことないモ゛ッ゛ッ゛ッ゛ッ゛!゛!゛!゛』






【犬】



「お手!」



「ワンッ!!」



「名言!」



「『愛する人が死ぬなんてことは絶対にあり得ない。なぜなら愛は不滅だから』エミリー・ディキンソン(1830~1886)」






【犬②】



「おかわり!」



「アオンッ!!」



「おいおい乗せる足が逆だろ! 何やってんだよバカだなぁお前! アッハッハッハ!!」



「『人間も本当に下等になると、ついに他人の不幸や失敗を喜ぶこと以外の関心をなくしてしまう』ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(1749~1832)」






【卒園式②】



「いつもやさしくておもしろくて、みんなだいすきな~」



「「「「「「よしこせんせー!!」」」」」」



「ありがとうみんな、でも先生はみんなの事より園長先生の方が好きです」



「「「「「「         」」」」」」






【しりとり②】



「し、しりとりで勝負だと……?」



「貴様が先攻だ。我が勝ったら貴様の命をもらうぞ」



「じゃあ俺が飼ってる犬の『ポチヮ』で。はいお前『チヮ』な」



「じゃあ我が飼ってる犬の『チヮルポゥィェ』で。はい貴様『ポゥィェ』な」





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― 新着の感想 ―
[一言] チーター強すぎ:(´◦ω◦`):プルプル チーター年(´._.`)
[良い点] 拝読が遅れてしまいました。 【おねえさん】シリーズから【モグラ叩き】の単発を挟んで【犬】シリーズという畳みかけが面白かったです。飼い犬に前触れなく偉人の名言を喋らせるという発想は相変わらず…
[良い点] 突然の犬の名言に声上げて笑ってしまった なんか悔しい
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