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【天使と悪魔】



「あっ、サイフ拾った……どうしよう」



「交番に行きましょう……ウフフフフ……」



「中のカネ盗んじまえよ! ヒヒヒヒヒ!!」



「交番の中のカネ盗んじまいに行きましょうウヒフヒフヒフヒフヒ!!」






【ハンバーガー屋】



「今日の昼飯はここにしようかな」



「いらっしゃいませ! ご注文をどうぞ!」



「チーズバーガーとポテトとコーラ。スマイル抜きで」



「できたぞ、食え」






【面接】



「私は自分を動物に例えるとライオンだと思います」



「ほう、それは何故ですか?」



「これからお前を食ってやるからだ! ガオー!!」



「はい、本日は以上となりますのでお帰り下さい。明日からよろしくお願いしますね」






【病弱の少女】



「うう……窓から見えるあの木の葉っぱが全て落ちたとき、私は死ぬんだわ……」



「そんな……あと2枚しかねえよ! あっ、風が吹いてラスト1枚に……」



「はいウノって言ってないーーーー!!!」



「よかった、ペナルティで2枚足されて残りの葉っぱ3枚になったぞあの木。あとすげえ元気だなお前」






【赤ずきんちゃん】



「ねえねえ、おばあさんのお耳はどうしてそんなに大きいの?」



「それはね…………お前の声をよく聞くためだよおおおおおお!!!」



「きゃあああああああ…………え?」



「やべえタイミングミスった……もういいや食っちゃえ!!」






【赤ずきんちゃん②】



「大変だ! 赤ずきんちゃんがオオカミに食べられてしまった! こうなったら、猟師の僕がこのハサミを使って……」



「まあ、助けてくれてありがとう猟師さん! 先に食べられたおばあさんも、この通り無事だわ!」



「ふぃぃ……危うく死ぬところだったよォ……このクソオオカミが!! こうしてくれるわ!!」



「きゃあああ今度はおばあさんがオオカミを丸呑みに……あっ、違う違うおばあさんそれ猟師さんよ!! ちょっ、ハサミハサミ!!」






【学名】



「なあ母さん……ゴリラの正式名称って『ゴリラ・ゴリラ・ゴリラ』だからさ、ピアノ発表会の前に緊張したら手のひらに『ゴリラ・ゴリラ・ゴリラ』を3回書いて飲むのかな? ゴリラって9回も書くの大変じゃね?」



「手の力強いし大丈夫よ、ゴリラなんだから」



「……ピアノ発表会だろうと緊張しないわよ、ゴリラなんだから」



「…………ピアノ発表会とかないわよ、ゴリラなんだから」






【隣人】



「はーい……あら? お隣の……」



「すみません、ちょっとカレー作りすぎちゃって…………ライスがなくなったので、分けてもらえます?」



「分けるか帰れ!! 隣人チョップ!!」



「やったな貴様!! 隣人トルネード!!」






【花言葉博士】



「テレビの前のみんな、ごきげんよう! ワシは花言葉博士! 花言葉のことならワシにおまかせじゃ!」



「はいはーい、ボク知ってるよ! 博士がケータイの待ち受けにしてる植物は『ウツボカズラ』っていうんだよね! これの花言葉は何なの~?」



「『甘美な罠』じゃよ」



「うっわキッ…………へぇ~そうなんだぁ~!」






【花言葉博士②】



「テレビの前のみんな、ごきげんよう! ワシは花言葉博士! 花言葉のことならワシにおまかせじゃ!」



「博士、ボクはクラスメートのヒトミちゃんに告白の手紙を送る予定なんだ! 雰囲気を出すためにお花を添えたいんだけど、いい花言葉のお花ってある?」



「やれやれ、あんな小娘のどこが良いんじゃ? まったく……キミには『キンセンカ(失望)』じゃな」



「『タンジー(私はあなたとの戦いを宣言する)』」





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― 新着の感想 ―
[良い点] 毎回度肝を抜かすレベルの発想で素晴らしい(*’ω’ノノ゛☆パチパチ [一言] 面白かったです(๑•̀ㅂ•́)و✧
[良い点] 普段声を出して笑うことはないのですが、【花言葉博士】【花言葉博士②】の2つで大笑いしてしまいました。【ハンバーガー屋】も面白かったです。 なんだか回を重ねる毎に破壊力が増しているような・・…
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