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茶器

織田信長が確立したとされる楽市楽座


教科書にも載るほどだが実際に見てみるとその活気はすさまじかった


町がにぎやかだ。


町中を通ると多くの町人が笑顔でこちらを見てくれた



和気あいあいとした町並み、信長の斬新性と人徳がおりなおしたのだろう


うつけものといわれた彼も、晩年は立派な功績を残していたのだ



そう思うと同時に、自分の知っているからこそ複雑な感情が入り混じった



「信長様!」


一人の商人が声をかけてきた



「信長様!先日お話ししました茶器を入手できました!」


「茶器?」



どうしてだろう、様々な記憶があるのに



その茶器のことが思い出せない



「すまん、どの茶器のことだ」



「お忘れですか殿、今度の茶会にお持ちになるとかで急いでお持ちしましたぞ」


「藤四郎丸茶入のことでございます」



「そ、そうか、ご苦労であった」



そういうと商人は消えていった



まてよ、茶会とは………


記憶がないのも引っかかる



「長秀、今は何年だ」


「殿、そんなこともお忘れですか。今は天正10年でございます」



「天正10年か!!!」


「はい、天正十年の3月にございますぞ」


僕は焦った。本能寺の変まであと3か月しかない



「長秀、急いで城に帰ろう」


僕は確かめなければならないことがある





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