表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鬼姫  作者: 及川
9/15

出会い(9)

……あれ? これって十八禁じゃ……いや、ぎりぎりセーフだ。そこまで事細かに描写していない。ぎりぎり大丈夫なはずだ!! ……程の卑猥な表現が含まれます。苦手な方はプラウザバック。

「申し訳御座いません!!」

 目が覚めるとまず知らない天井が見えた。そして甘い匂いが鼻腔をくすぐり、起き上がると数多のメイド。それに俺を連れ去った黒服。

「……何処だ」

「御屋敷の一角、御嬢様の寝室となります」

 俺の問いにメイドの一人が答える。

「……屑が」

「え?」

「……いや、何でも」

 つい口が滑った。百メートル程。

 普通、何処かと聞かれてああいう対応をするやつは屑かカスだ。屋敷って言われても困る。御嬢様とやらが誰かも分からない。……使えないメイドだ。

「……各自、持ち場に着きなさい」

「了承しました」

 いきなり扉が開き、白いドレスを身に纏った女性が出て来た。その女性、多分御嬢様とやらは周りに命令を下す。

「すみません、刹那様。部下が手荒な真似をしたそうで」

 白いドレスに、腰までの黒髪。抱き締めたら折れそうな程細い腰。しかし出るとこは出ている。

「お前、シロ女か?」

 口調は違うが、俺が犯罪紛いの事をした女に酷似している。

「白? 貴方が私の中に出した体液ですか?」

 やはりそうだった。

「面倒だから口調は戻すわよ」

 心底面倒そうに言う白。

「取り敢えず聞くが、お前名前は?」

「巫条一海」

「職業は?」

「学せ」

「お前じゃない」

「退魔師」

 ……退魔師か。

「何故俺に近付く」

 俺が異形だからか? ……いや、俺が異形だと知っているのはこの世界で一人だけのはず。妹も両親も普通の人間だ。異形との接触も皆無なはず。……なのに何故退魔師が俺に近付く?



「レイプされたから」



 ……異形関係なかった。

「危険日。なのに無視して三回中出し。……勿論責任は取るよね?」

「…………」

 無言で頷く。

「分かった。責任は取る。だから………………孕め」

「キャアッ!!」

 押し倒し後ろにあるチャックを下げ、ドレスを脱がす。

「嫌っ、人を呼ぶわよっ!!」

 俺は下着を取り、胸を揉みながら言う。

「人呼んだら、見られるぞ?」

「……っ!!」

 左手で胸を揉みながら右手を下に持っていく。

「……濡れてるな」

「嫌っ、言わないでぇ!!」

 顔を両手で隠していやいやと振る。

「レイプされて、感じるんだ」

 耳元で囁きながら首筋から胸へと舌を這わす。

「……ぐすっ、……うっ…………うぅ」

 ……泣かせてしまった。しかし、罪悪感どころか逆に気持ち良い。

 綺麗な顔を歪ませるのって良いな……って思う俺は根っからのサドか。

「そろそろいくぞ」

「……ぐすっ」

 巫条は泣いて答えない。しかし無言は肯定を意味するので腰を進める。

「痛いっ……痛いよぉ…………ぐすっ」

 やっぱり三回じゃ慣れなかったか。まぁ、早夜も三ヵ月くらい慣れなかったし当たり前か。

「そろそろラストスパートだ」

「痛ああぁぁ!!」





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ