出会い(9)
……あれ? これって十八禁じゃ……いや、ぎりぎりセーフだ。そこまで事細かに描写していない。ぎりぎり大丈夫なはずだ!! ……程の卑猥な表現が含まれます。苦手な方はプラウザバック。
「申し訳御座いません!!」
目が覚めるとまず知らない天井が見えた。そして甘い匂いが鼻腔をくすぐり、起き上がると数多のメイド。それに俺を連れ去った黒服。
「……何処だ」
「御屋敷の一角、御嬢様の寝室となります」
俺の問いにメイドの一人が答える。
「……屑が」
「え?」
「……いや、何でも」
つい口が滑った。百メートル程。
普通、何処かと聞かれてああいう対応をするやつは屑かカスだ。屋敷って言われても困る。御嬢様とやらが誰かも分からない。……使えないメイドだ。
「……各自、持ち場に着きなさい」
「了承しました」
いきなり扉が開き、白いドレスを身に纏った女性が出て来た。その女性、多分御嬢様とやらは周りに命令を下す。
「すみません、刹那様。部下が手荒な真似をしたそうで」
白いドレスに、腰までの黒髪。抱き締めたら折れそうな程細い腰。しかし出るとこは出ている。
「お前、シロ女か?」
口調は違うが、俺が犯罪紛いの事をした女に酷似している。
「白? 貴方が私の中に出した体液ですか?」
やはりそうだった。
「面倒だから口調は戻すわよ」
心底面倒そうに言う白。
「取り敢えず聞くが、お前名前は?」
「巫条一海」
「職業は?」
「学せ」
「お前じゃない」
「退魔師」
……退魔師か。
「何故俺に近付く」
俺が異形だからか? ……いや、俺が異形だと知っているのはこの世界で一人だけのはず。妹も両親も普通の人間だ。異形との接触も皆無なはず。……なのに何故退魔師が俺に近付く?
「レイプされたから」
……異形関係なかった。
「危険日。なのに無視して三回中出し。……勿論責任は取るよね?」
「…………」
無言で頷く。
「分かった。責任は取る。だから………………孕め」
「キャアッ!!」
押し倒し後ろにあるチャックを下げ、ドレスを脱がす。
「嫌っ、人を呼ぶわよっ!!」
俺は下着を取り、胸を揉みながら言う。
「人呼んだら、見られるぞ?」
「……っ!!」
左手で胸を揉みながら右手を下に持っていく。
「……濡れてるな」
「嫌っ、言わないでぇ!!」
顔を両手で隠していやいやと振る。
「レイプされて、感じるんだ」
耳元で囁きながら首筋から胸へと舌を這わす。
「……ぐすっ、……うっ…………うぅ」
……泣かせてしまった。しかし、罪悪感どころか逆に気持ち良い。
綺麗な顔を歪ませるのって良いな……って思う俺は根っからのサドか。
「そろそろいくぞ」
「……ぐすっ」
巫条は泣いて答えない。しかし無言は肯定を意味するので腰を進める。
「痛いっ……痛いよぉ…………ぐすっ」
やっぱり三回じゃ慣れなかったか。まぁ、早夜も三ヵ月くらい慣れなかったし当たり前か。
「そろそろラストスパートだ」
「痛ああぁぁ!!」