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鬼姫  作者: 及川
7/15

出会い(7)

若干卑猥な表現が含まれます。しかし、続きません。

「……しらない天井だ」

 嘘、本当は知っている。詳しく言うと俺が絶賛一人暮らし中の一LDKという小さな家の部屋にあるベッドの上。なんかごちゃごちゃしてるから一言で表すとベッドの上。

「あっ、お兄さん起きた?」

 そう言って俺の額からタオルを取り、水を浸してからまた額に乗せる。……絞り方が甘い。

「…………」

 先程まで俺を殺そうとしたゴスロリ少女を見て……視て、変な言葉が頭を過ぎった。



 ゴスロリメイド。



「痛いところはありませんか? 御主人様ぁ〜」

「ぶはっ」

「ご、御主人様!!」

 やばい、鼻血が……!!

「大丈夫ですか!?」

「近付くな!!」

 俺を介抱しようと近付いて来た少女を遠ざける。じゃないと、俺は性犯罪者になる……って、今日のあれは駄目だな。取り敢えず気絶したのを置きっぱにして帰ったし……。服は整えたけど、どうなるやら。

「うーん」

「考え事ですか?」

「どわっ!?」

 気付いたら目の前に少女がいた。焦って跳び退く。

「私、我慢出来ません。御主人様ぁ、御仕置きして下さい」

 馬乗りになる少女……って、

「おい!」

「何してんだ、退け!!」

 ……く、動かない。化け者か!? ……いや、化け者か。

「御主人様、えっちぃ事、嫌い?」

 んなわけあるかああぁぁ!!



「じゃあ、じっとしててね?」



 長い夜が、始まった。                      

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