出会い(3)
ほぼ全ての部分に卑猥な表現が含まれます。十五歳以下の方は見てはいけません……なんて事は無いですが、苦手な方はプラウザバック。
「獣」
「うっ」
「獣獣獣!!」
いや、そこまで獣を連呼する必要は無いと思うんだが。
「機嫌直してよ、早夜」
「だって、危ない日に生で抜かずの三連発ですよ!? 孕ませたいとしか思えないです!!」
「責任は取るから」
「当たり前です!!」
もし子供ができるなら俺は女の子が良いな。ちゃんと言う事聞きそうだし。
「……はぁ、帰りましょう」
「おっ、さぼり? 良いねぇ」
「これで授業が受けられるわけがないでしょう!!」
そう言って自分の股間を指差す早夜。股間からは俺が出したやつが溢れ出てる。エロいな。
「……早く行こ、刹君」
返事をする前に引っ張られる。
「何でそんなに急いでんだ?」
「馬鹿、ばれたら終わりじゃない。今までの努力とか」
早夜と俺はお互いの関係を学校では秘密にしている。弁当を食べるのも早夜が先生から屋上の鍵を貰って、俺が後からこっそり行く形になっている。
早夜はただでさえ容姿と成績が良いんだから、彼氏とか居たらその彼氏、つまり俺が血祭りに遭う。
俺、なかなか危ない事してるな。もし早夜が孕んだらどうなるんだろ?
「……考え事ですか?」
「あぁ、悪い」
「いえ、私は刹君が無表情な方が好きです」
何それ、俺の笑顔が醜いってか?
顔に出ていたのか、早夜は首を振りながら
「違います」と言った。
「刹君が無表情、若しくは真剣な表情の時の瞳……全てを見透かしているみたいでゾクゾクします」
「そお?」
「はい。だから私はセックスが好きです。その瞳で見られたまま突かれる気持ち良さといったら……」
はふぅと息を吐く早夜。多分俺とヤってる時の事を思い出してるんだろう。眼が逝ってる。
「ほら、早く帰るんだろ?」
俺は早夜の手を取る。すると早夜は思い出したように俺を引っ張り、女子トイレの中に連れ込んだ。
早夜は俺を座らせると自ら俺に跨がり、腰を振り始めた。
「はぁん、あっ……あっ、刹君もぉ……あっ、……突いてぇ」
懇願する早夜に、俺も腰を突き上げる。そして、またしてもチャイムが鳴る。
チャイムが鳴って少し経つと、女子トイレに何人か入って来た。
俺は構わず突き上げる。早夜は声が洩れないよう必死に両手で口を塞ぐ。
「刹君、……ひゃあっ……うぁ……もう駄目、お願い、ちょっと待って……」
「無理、もう少しだから」
だから俺は深く突き上げる。しかし、それが悪かった。
「あああぁぁぁ!?」
「嘘ぉ!?」
急いで早夜の口を塞ぐ。時、既に遅し。しかし、周りに人の気配は無い。
「危ねぇ、次は気をつけよう」
俺は早夜を持ち上げトイレに座らせ、ハンカチで涎を拭いてやる。
さて、続きやるか。そう思った瞬間、
「誰か居る?」
女子トイレに人が入って来た。
俺は反射的に飛び出し、その入って来た人を隣りのトイレに押し込み早夜に
「先帰ってろ!!」と指示を出す。
早夜は返事をせずにぱたぱたと去る。
「何をしてたの?」
見ると今朝の白い人。
「何って、これ」
自分の股間を指差す。
「へ? ……キャ」
叫ぶ前に口を塞ぎ、今朝みた布切れを取り、混乱している女子生徒の股間に自分の物をあてがう。
「さ、さっきの事チクるわよ」
立場を弁えずに脅してくる。
腰を突き上げ、若干めり込ませる。
「い、痛い、抜いて」
「チクるなら挿すぞ」
「やだやだやだぁ、抜いて」
「おい!? 暴れるなっ!!」
彼女は俺の話しを聞かずに暴れる。だから、俺は足を滑らした。
人間、重力に逆らえない。だからそのまま全体重が彼女にかかり……。
「いやぁぁ!! 痛い!! 抜いて!!」
さっき途中で止めたせいか、腰が止まらない。
「痛い、許して下さい……あ、熱い? ……いやぁぁ、抜いて! 抜いてぇ!!」
これ、ただのレイプだよな。
何故か冷静な自分が居た。
「まっ、いっか」
俺は腰を止めなかった。