過去夢 (1)
現実と夢が混濁する。
浮遊しているような……眠っているような――しかし、意識は半分だがある。
深い思考は出来ないが、それでも何かしら考える事が出来る――――。
――――微垂み。その中で見た夢は酷く心地よくて――――それ以上に悍ましかった。
この世界に『if』はない。
だけど、しかし……もしも――――あの時の俺が……大人だったら――――――。
――――久し振りに見た過去の記憶は、俺のトラウマとも言えるモノだった。
それは過去の記憶で、俺は忘れたくて……、やっと忘れてきたというのに――――脳裏には鮮明と映る。
…………そうだった。……俺は、……あの人は…………早夜は――――俺の弱さのせいで壊れてしまった……。
なんとなく起き上がって外を見る――雨だ。
「……たしかあの日も――」
――こんな天気だった――――。
長い間更新をストップしていましたが、第二部が始まりました!
こんなに更新が止まってしまったのは勿論、不景気な日本の所為です。
アレです、日本の不景気は全力で僕を殺しに来ました。僕が死んだとしたら死因は過労死。
知ってましたSEって大変過ぎて自殺する人が多いんですよ?
まぁ、なんとか生き延びたので、不定期ではありますが更新を再開!
こんな遅筆な作者ですがどうぞよろしくお願いします。