出会い(12)
後書きに必ず目を通して下さい。
「はっはっはっ、若いって良いねぇ〜」
食事をしながら殺陣脇さんは俺に向かってそう言った。
「そうですね」
俺は開き直って返答してみる。早夜は顔を真っ赤にして俯いている。
……いいなぁ、可愛い過ぎる。いや本当、何であんなに可愛いいんだろうか、早夜は。……決めた。今度メイド服着せて御主人様とか言わせながらやろう。
「そろそろ本題に入りたいのだが……構わないかな?」
「あっ、どうぞ」
「まず結論から言うと、君を婿にもらおうと思う」
「ええ!?」
俺が言葉を発する前に早夜が突っ込む。
「大丈夫だ。私の屋敷なら一夫多妻が実現出来る」
「……なら良いや」
良いんだ!? まぁ、俺的には有り難いけど。
「ただ、問題が一つ。一海は半年後に結婚する事になっている」
……駄目じゃん。つか、自分の女を他人に譲るわけがない。絶対他人にはやらん。
「そこで、刹那君には半年後までに一海を孕ませてもらう」
「了解しました。……ほら、早く行くぜ」
「え、ちょっと待ちなさいよ!」
巫条を引っ張る。子作りのため。
「……やっぱり君は面白い人間だ。金だけの下種より、君みたいな人間の方が良い。
じゃあ、孫を楽しみにしてるよ」
それだけを伝えると、殺陣脇さんは去っていった。
「じゃあ、早夜も来てね」
俺はそのまま巫条の部屋に向かう。……そういえば、ユーリが来ない。夢の4Pはまだ先か。
ちょっと落ち込んでみる俺だった。
今回短いのは、この小説を18禁にしようと思うからです。つまり、『ノクターンノベルズ』に転載。全文を加執、修正した後に削除します。転載したら、描写も完全に18禁にします。楽しみにしてくれていた方は申し訳ありません。18禁版の本編が終了したら、全年齢版を執筆するので、それまで待って下さると有り難いです。では、感想をくれた方も、読んでくれた方も有り難う御座いました。