出会い(11)
「痛っ!」
いきなり背中に走った痛みに目を覚ます。
「何すんだよ! ……って、早夜か」
「……来た」
「いや、見たら分かるし」
俺がそう言うと、早夜は目を細めた。失言だったらしい。
「そう怒るなって。昼ヤれなかったのは仕方ないさ。今ヤればいい」
「……それで怒ってるんじゃない」
「違うのか?」
「違う……ってわけじゃないけど……違う」
いや、どっちだよ。
焦れったいのでそのままソファーに押し倒す。
「………ぁ」
しまったな。ソファーが柔らか過ぎてヤり難い。
「早夜、押し倒しておいてアレだけど、立ってヤるぜ」
「え? 立って……?」
「嫌か?」
「嫌……じゃないけど」
まぁ、嫌って言っても無理矢理するけど。
「まったく、好きなら好きって言えよ」
耳元で挑発するように囁くと、早夜は声を荒げて叫んだ。
「好きよ、好きです! 立ってヤるのが好きです! ぐちゃぐちゃに×されるのが好きです! 泣き叫んで許しを請うまで×××を×××で目茶苦茶に×されるのが好きなんですっ!!」
その声の大きさと内容に頭がクラクラする。確か、部屋の外にメイドさんが二人くらい居たはずだ。絶対聞こえてるだろうな……って、言ったそばから部屋を覗いてるし。
「早く×して下さい! ×××を×××にぶち込んで下さい!!」
「だまらっしゃい」
「痛」
何か、やたらヒートアップしてきたようなのでチョップで止める。
早夜はあまりいじめ過ぎるとこうなる。
俺は早夜が大人しいうちに行為を済ませようと思い、急いで服を脱ごうとし、未だにメイドさんが覗いているのに気付いた。……まぁいいや。
結局、何時もより激しく励んだわけだが、いきなり部屋に乱入して来た巫条に殴られた。どうやら屋敷中に響いていたらしい。
……真面に廊下を歩けなくなった早夜と俺であった。
すみません。本当、色々とすみません。こんな遅筆な作者をどうか罵って!! ……いや、それは流石に冗談です。…………今度は早く書き上がると良いんだけどなー。