魔力ってあるのかな?
衝撃的な光景見たその日。
ちょっと信じられないけど、ここは地球じゃないと結論付け自分も魔法が使えるんじゃないか?と思い早速チャレンジすることにした。
直ぐには使えないと思い一先ずやることは魔法の元となる魔力を感じることから始めることにした。
寝床で香合座りをし体内の感覚を探る。香合座りなのは単に落ち着くからである。体内との対話は頭での理解ではなく体の感じるがままに任せる。
暫くすると、じわ~りじわり。ヘソの下辺りに熱の様なものが感じられるようになった。そのまま暫くすると内側から外へと熱の様なものが広がり始める。
多分、これが魔力なのだろう。今日はここまで。幼いせいか熱が感じるようになるとポカポカとするような感じのせいで眠気が襲って来てそのまま寝てしまった。
次の日。魔力っぽいのを感じられるようになったのでそれを、身体中に巡らせるように意識してみることにした。なんとな~くイメージをしつつ意識をする。すると段々熱の塊が身体中に波のように広がる。広がりを意識して次は熱を血が血管を巡るようイメージする。心臓から動脈を通り体に巡り、末端は毛細血管を通し隅々まで。そして静脈を通り心臓へ。血液の循環を徐々に強くイメージする。
暫くすると内から外に向かっていった熱が身体中にに巡るように感じることが出来た。ぐるぐる巡らせてると突然の衝撃が!兄弟猫達が自分の襟首に噛みついてるのが一匹、背中に噛みついてるのが一匹、尻尾に噛みついてるのが一匹と。
子猫なので痛くはないがビックリした。魔力の循環を止め、兄弟達に全力で反撃するのであった。