表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
猫は異世界で魔獣でした。  作者: 猫にまたたび
10/20

訓練の合間に

 毎日の訓練を行い日々過ごしていたある日。


 閃いた!というよりあることを思い出した。


 ねこ鍋。食べるための鍋ではない。鍋に猫が敷き詰められているというか、猫が鍋にはまっている状態のことだ。詳しくはWebで調べてくれ。


 猫って狭いとことか収まりの良いとこに居たりするよね。小さい段ボールとか無理くり入ってはみ出てるのとか微笑ましいよね。これだけ猫が居るのだ。やらない手はない。


 森の中なので丁度良くはまるものが見当たらない。なので魔法で作り上げるのだ。土魔法で台所のシンク位の大きさ(成猫が3匹分位)で丸く土鍋のように作っていく。中も外もツルツルにして固く固めていく。これを木陰の涼しいところに設置!


 次は石材で用意する。石を風魔法で切り出し長方形にして中をくり貫いて石風呂みたいにする。こちらは成猫が4匹位入れる大きさだ。最後に面取りしてこれまた木陰の涼しいところに設置!


 後は、観察しよう。


 観察を始めて暫くするとちょっと警戒しながら石のねこ鍋に近づいていく猫が1匹。フンフンと臭いを嗅ぎながら外側から徐々に内側へ。そしてついに中で寝そべった。上から見ていたので良く見える。鍋の中で丸くなっている。成功だ!ムフフと眺めていると次の猫が来てそっちに詰めろと入っていく。上から見ると太極図のようだ。おっと追加来た。どうするのか。無理やり真ん中に入っていった!しかもひっくり返って仰向けで寝そべったぞ!嵌まり心地が良いみたいだ。


 土の鍋はどうなったかな?と見に行く。太極図になっているがその下に違う柄が見える。ど真ん中で丸くなっている所に左右から上に乗られたみたいだ。暑いだろうにと思っていたらそのど真ん中の上に更に乗っていった強者が!

 あっ。やっぱり一番下は重いし暑いで暴れながら出てきた。不機嫌そうに鍋から離れていった。


 今日は良いものが見れた。鍋を2 、3個増やして更なる癒しを増やそうと心に決めたのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ