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第1話「子供の頃に交わした約束」
二人で交わしたあの日の約束・・・
あなたは覚えていますか?
プロローグ
「子供の頃に交わした約束」
「おい、おまえ!」
「なに?」
「そこのブランコは俺たちの物だから勝手に使うなよ!」
「な、何で!?ブランコはみんなの物でしょ!?」
「うるさい!どけ!」
「痛い!やめてよ!」
「コイツ!生意気なんだよ!」
「雪お兄ちゃん助けてーーーー!!」
「桜!」
「や、やべ!雪村だ!にげろ!」
「桜・・・大丈夫?」
「うん、大丈夫・・・いたっ!」
「擦り剥いちゃってるな。手、出して」
「うん」
「ごめんね・・・いつも迷惑かけちゃって」
「気にしなくても大丈夫だよ。さ、手当て終わったから帰ろう?」
「うん、あのね・・・雪お兄ちゃん」
「ん?何?」
「大きくなったら・・・桜のこと、雪お兄ちゃんの・・・」
サァァァァ!春一番がその公園に吹いた。
「うん、いいよ!」
そして、時は流れた・・・
初めまして!小説には初挑戦なので文章が変かも知れませんが温かい目でみてやってください。