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01:名も無き少年ととある少女の出会い

最初は登場人物が主人公と、少女が後半にちょっとだけなのでほとんどセリフ部分がありません。

サァァァァァ・・・


気がついて辺りを見渡すと、一面に木や草が生えていた。


・・・どうして僕はこんなところにいるのだろう?

たしか僕はあのとき急に胸に苦しみがはしって倒れたあと、回収されて・・・


・・・あぁ、そうか。

つまり僕は捨てられたのか。

たしかによく思い出してみれば意識が闇に落ちる前に、

「くそ、使えない失敗作が!」

とか、

「所詮は欠陥品。やはりこの程度か。」

とか言われた気がする。

欠陥品には時間も金も情けもかける必要なんてない、捨ててしまえ、という事だろう。


・・・さて、状況の把握はできたけどこれから僕はどうすればいいのだろう?

家なんて言うまでもなく無いし、僕らにとっての家のような場所-と言うより僕らを管理する場所だけど-からはつい数時間前に捨てられたばかりだ。

自分から進んで死ぬ気はないが、かといって生きていたいか、と言われても特に生きていたい理由もない。


仕方がないから適当に歩き回ってみようと思い、辺りをまわってみると本当に此処には自然しかないな、と実感させられる。

・・・いや、よく見てみると他にも人がいるようだ。


綺麗な金髪にこの森という場所には不釣合いなドレス。

どうやら女性、それも自分と同じくらいの年齢のように見える。


特にすることも無いし、話しかけてみようと思い近づいていくと、その少女と目が合った。


そして、その少女の口が動き、予想通りの高く、綺麗な声で紡がれた言葉は、


「あなたは誰ですか?」


という、森の中で突然見知らぬ人に会ったにしては少々落ち着いたものだった。

誤字脱字、感想など、待ってます!

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