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ぼっちケーション  作者: トモットモ


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9/9

ぼっちは魔法と出会い、魅せられる

 翌日。放課後に俺は魔法部の部室へとやってきた。

「うおっ。すっげ」

 なんと昨日黒焦げになったはずの部室が綺麗さっぱり修復されてらあ。

「あ、大月く~~ん。やっほーー!」

 桜川先輩が軽い調子でヒラヒラと手を振って、俺をお出迎え。癒やされるわ~~。

「来ましたか。変態」

 真壁さんが毒と共に俺をお出迎え。あっれーー? なんかしたっけ? 俺。スク水鑑賞しかしてなくね?

「こんちゃっす。あの……これ」

 俺がクシャクシャになった入部届を差し出す。

「わーーありがとーー! 入部してくれるんだね~~!」 

 嬉しそうにクシャクシャ入部届を見て感激の表情を浮かべる桜川先輩。

「それは喜ばしいことですが……なぜクシャクシャなのですか?」

 疑問の声を上げる真壁さん。

「あ、やっぱ気になるっすか?」

「気にならない方がおかしいです」

「それはっすね……」

「なるほど。そういうことですか」

「え?」

 俺まだ何も言ってないけど。

「大月君が破廉恥な動画を見てる時、興奮してベッドでドッタンバッタンしていたら、入部届が急に浮き上がり、クシャッ! となってしまったと」

 ぎゃああああああああああ!!!!!!

 全部見透かされとるーー!!!!!!

 ぼかそうと思ったのにーー!!!!!!

 俺が膝から崩れ落ちていると、桜川先輩がふむと細い指を下顎にそっと当てて考え込んでいた。

「ん~~。それってサイーコ? ポルータ? どっちだろ?」

 真壁さんが冷静に意見を述べる。

「状況から鑑みるに、自発的というより突発的に発生したようなのでポルータに近いのではないでしょうか?」

 新たな単語出てきたって。

「サイーコ? ポルータ?」

「サイーコは、自発的に物とかを動かす魔法で、ポルータは、突発的に物とかが動く現象が発生する魔法だよ!」

 桜川先輩が優しく説明してくれる。ありがたや~~。

「なるほど。勉強になるっす! 魔法って凄いっすね! もっともっと知りたいっす!」

 俺がちょっぴりテンション上げて言うと、桜川先輩は呼応するように、

「でっしょ~~! 分かってるじゃ~~ん!」

 とケラケラ。だが……。

「まあ、それはそれとして、破廉恥な動画の件についてですが」

 真壁さんが氷ニヤリ? ちっくしょーーーーーー!!

有耶無耶にできるかと思ったのにーーーーーー!! 掘り下げんなやーーーーーー!!

 俺が心の中で絶叫していると、アハハと桜川お姉さんが小さく微笑む。

「まあ、男の子だもんね~~」

 おっ。そのワードチョイスいいですよ~~。

 真壁さんが俺をゴミを見るような目で見る。

「気色悪いですね」

 おっ。そのワードチョイスいやですよ~~。

「というか聚楽ちゃん……その魔法よく使うね~~」

 桜川先輩がふと思ったようにそう言うと、真壁さんはコクリと頷いた。

「ええ……。試運転しています」

 ほう? 聚楽たその魔法とな? それは一体――?

 まあ、大方予想はつくけどなあ……。

ぼっち、魔法部入部! 次回に続きます。

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