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ぼっちケーション  作者: トモットモ


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12/14

ぼっちには会得したい魔法がたくさんある

「さ、大月君も入ったことだし、早速今日の活動始めるよ!」

 肩をクルクル回しながら桜川先輩が言う。やべ可愛っ! 

 そっか。いよいよ始まんのか。魔法部の部活動が!

 テンション上がってきた! 腕が鳴るぜ~~!

「大月君は特にやることないと思います」

 え?

「まあ、最初だからね。私たちがやっているのを見てて!」

 ええ~~?

 桜川先輩と真壁さんが部室を出ていくので俺もいそいそとついていく。

「あの~~。ちなみに何するんすか?」

「校内パトロールだよ!」

 桜川先輩の答えに俺は、ん? ってなる。パトロール? 巡回ってやーつ?

「魔法部の基本的な活動内容です。校内を巡回して魔力の残滓、及びアイテムの欠片等がないかを確認します」

 クルリと真壁さんがターンをして俺に付け加えるように話す。なんかフツーに言ってっけど、ここ現代日本だよな? RPGの世界じゃないよな? 壺置かれてないよな?

 ……まあ、魔法がある時点で常識覆されちゃってんだけどよ。

 そんなこんなで特別棟の廊下をてっくらてっくら歩いているわけだが……。俺は2人の後ろ姿を見て思うわけよ。改めて……かわうぃーな、と。

「何だか破廉恥な視線を感じます」

 真壁さんが前を歩きながらポツリと零す。

 ぎょっ! 俺はピョンと飛び跳ねる。

「え? そーう?」

 桜川先輩が呑気にそう返事をする。

「部長は危機感をもっと持ちましょう」

 真壁さんがキリッと言い放つ。全く……冷や冷やもんでっせ。

 階段を下りて、俺たちは外に出る。だんだんと時間的に夕陽がやあ、コンニチハする頃か?

 つか、校内パトロールって具体的にどこ回るのん?

 俺が首を傾げていると、桜川先輩が、あっと何か気付いたように声を上げた。 

「あの噂ってもしかして魔法なんじゃない?」

「あれですか。確かにその可能性は高いかもしれません」

 真壁さんがコクリと頷く。俺、置いてけぼりんご。

「あの噂ってもしかしてあれっすか?」

「おっ? 知ってる? 大月君」

 桜川先輩が、俺の方に顔を向けてきた。

「うす。校長が実はヅラっていう噂っすよね?」

「そうなの!?」

「全然違います」

 俺の言うことに桜川先輩は驚き、真壁さんはすぐ否定。んだよ違うんか。

「校長先生がヅラかどうかはさておき、ある噂というのは、物が空を飛んでいる、というものです」

 そりゃまたザックリしてんな~~。俺はほむんと顎に指を添える。

「んで、その物空飛び噂が魔法によるものかもしれません、ってことすか?」

「そういうことですね」

 真壁さんが首肯する。

「もし、魔法によるものだったら私たちの出番ってわけだよ!」

 桜川先輩がむんっと気合いを入れた声を出す。かわうぃ~~な。

 俺達は、校内パトロールをとっくらとっくらと続けていく。え? てっくらとかとっくらの意味? 考えるな、感じるんだ! 魔法の言葉の1つだよん。


魔法部活動開始だ~! 次回に続きます~。

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