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1話

15歳にして戸籍上唯一の肉親と別れた。おいていかないでほしい、まだ高校受験が始まったばかりなので。

定由喜定由喜(さだゆき)家出します。

「ということで、行ってくるから。」

「待って」

困惑した顔でこっちを見ているのは僕さん(年齢不詳)この人は母親の教育係だった人。

母親は私を妊娠した時に家出して今の今まで実家に隠れて生きていた、その家での際僕さんが協力とライフラインを整えて実家の動向を母親に流して逃がしてってしたすごい有能な人だ。

「遺産読んだでしょ、家出しなくていいよ!!」

「読んだうえで覚悟してんねん」

「はぁ!?」

まぁ遺産はしっかりいい額残っているけどこの先何があるかわからんしそもそも条件いやすぎる。

玄関だから大声出さないでほしいな。森の中で近所の概念がないとしてもマナー的にどうだろう。

「マナーどころじゃないでしょ、とりあえず話し合いがしたいからリビングに戻っておいで。」

読まれた、僕さん時々心読んでくるんだよなー。多分むっつりだ。

「由喜」

「んー」

しょうがないなって顔で履いていた靴を脱いで僕さんの後を歩く。

正直止められるなんて思ってなかった、僕さんは情だとか持たない人だし面白そーで送り出してくれるもんだと、遺言の件ありきでも。

「本当にいいたい放題ですね」

情は持ちませんけど、と言いながらリビングの椅子に腰掛ける。

「遺言の内容は理解しているんですか。」

「一応。」

溜息一つ吐いて僕さんは魔法を使ってコップにお茶を入れて机に置かせる。

「貴方にとっての祖母に遺品を渡すことそして呪いの解呪、もう一つの遺言を貴方の血縁上の父親に渡すこと。」

「この二つが貴方に託された遺言であり使命なのですが、投げ出して出家?」

「使命ねぇ、父親関係の遺言は僕さんでいいじゃん、しょっちゅうあってるんでしょ。解呪に関してはそれこそ知らん。自力で、死ぬわけじゃないんでしょ」

「確かに遺言は僕でいいです。解呪に関してはあなたにも関係がしますよ」

「は、祖母と母との間の呪いは母親が死んだことによて解呪されてるやん。祖母自身の呪いに関しても祖母を束縛するだけのもの。私は関係するはずがない。」

僕さんはきれいな所作でお茶を飲んでカップを置いて意地の悪い顔で私を見てくる。

「え、な、なに」

「じ、つ、は~その束縛の呪いは由喜の存在がばれていない前提でいると思うのですが、この間の会議で実は存在をばらしておきました!まぁ名前は言っていないので個人情報まではまだだと思いますが呪いをかけた張本人の最悪さんは血眼になって今探していますよ!」

「なんで!!!!」

「あの子の血を引くに値する程の価値と強さがあるのか見ないといけない。」

「それ認められなかったらさ。」

「まぁ死ですね」

うなだれてしまう、家出作戦は正直最悪にばれていない前提だからやろうと思っていたのに。これじゃ鬼ごっこが始まってしまう。

「いやぁあの人は強いですよ!今の由喜なら瞬殺ですね!」

にっこりした顔であろう僕さんがキャラキャラとした声を出している。

「鬼ごっこするなら少しでも由喜が勝てる勝機がある方法を取りたいんですよねー。押し付けてしまうのですがそろそろあの人にはほかに目を向けてほしかったし。投げ出せなくて挙句娘に押し付ける縁さん。」

縁さんはやはりいい母親ですね。なんて自分の教育の腕に気持ち悪い顔で酔いしれている。

価値観が本当に化け物だな、人の心がないからしょうがない。

「ということで、由喜にはとある学園に通ってもらいます。そしてその学園のトップになってもらいます。」

「はぁ。」

母は私に母の知識すべてを授けて生きる最低限の力をつけさせた。いつかのこの時の為に、簡単に終わらないように。母が最期にいった

「不自由な思いをさせてごめんな、普通の家庭でなくてごめん、背負わせてしまう幸せにできなくてごめん。顔を隠させてごめん。」

謝るぐらいなら自由にしてほしかったな。生きててほしかったし、これからを見ていてほしかったなと思う。

「あの子の事が好きすぎるあまりにあの子以外の血縁者を許せないなんて厄介なのは理解できますが賛同は出来かねます、あの子の血は特別だから残すべきだ現に縁さんもよい方だった。由喜、僕は君の事も好いていたい、だからよい方でいてください。」

僕さんは私の事を見つめて少年のような笑い方をして頬を撫でご飯を作りに行った。

生まれた船はどうやら地獄行きだったみたいだ。わかっていたけど。





春、過ごしやすい気候の中僕さんの一緒に行きましょお写真撮りましょう、なんて身バレトラップかわしながら学園の入学式を終え一か月が経とうとしていた。

学園の建設に莫大な金がかかったのだろう窓の各所にステンドグラスがあって装飾も豪華だ、そもそもの敷地の広さもすごいから金持ち学園だよな。

この学園は昔祖母とその相棒が会社を作る際に即戦力を育てたいが為に立てた学園で、中学生からエスカレーター式で祖母達が作った会社に就職できる。

祖母の会社は簡単に言えば世界の警察で各国に支店を持っていて政治や警察や軍だけではどうしようもないことだったり、政治に、戦争に行き止めたりしてる危険と死が隣り合わせのブラック中のブラックな会社だが入社歴さえあれば将来安泰で社会的信用がすごい。だが入社があり得ないぐらい難しくまず学園で優等生の10人は確定では入れるがそれ以外では他を圧倒する力がなければ入れない、外部なんて100%で入社できない。

私は遺言達成と鬼ごっこ回避の為にこの会社に入らなけばいけない。

最悪に価値を見せつけないといけな、顔を隠していると父はおろか絶対祖母に会えない、かといって娘で孫であることはばれたくないから会社に入社してどうにか信用勝ち取り権力を行使で会えるまでにならないと。

ぼんやりしながら窓の外を眺め考えていると朝の会のチャイムが鳴る。

「今日で皆さんが入学して一か月が経ちました。学園での生活に慣れてきたと思います。そこで今日から本格的に訓練と実戦が始まります。座学での評価ももちろんありますが8割はこの訓練と実戦による評価で成績をつけていきます。前期でいい評価を取った人は後期では優等生コースに移動してもらいます。」

ここで私はいい成績をとって優等生コースに行って価値をつけて入社できるように道を作っておく。

あと単純に戦える術を持たないと鬼ごっこにもならない可能性がある。

「以上で今日の朝の会を終わります。では皆さん訓練服に着替えて校庭に集まってください。」

半分聞いていなかったが指示どうり着替え校庭に向かう。

うちの組はほかの組より敵対意識が強い。教室内の空気は寒く、孤高で群れを許さない故に聞き逃した話は聞けない。聞いても笑われるだけ。はぁー気まずい。

集まればもう一回説明がされるだろう。



こんなにのんびりしていたこの時の私を恨む。

今日は1日訓練の日らしいのだが、やりにくい。

会社には5個の部隊がありその壱番隊と弐番隊の隊長が訓練をつけてくれるということなんだが

(すっごい見てくるな…)

問題児を監視するぐらい見てくる。

二人一組で組み手をしているのだが見られているせいで緊張した相手が焦っているのか指示された型を一切せず、力加減もできていないからやりづらいし。

なにーーーーーーーーーー!?!?!?!?何かあるならちゃんと言ってーーーーーーーー!?!?!?!?

「やめ。」

心の中で暴れていると止められる。私のペアだけ。

「君は途中編入だね、それにしては筋がよすぎる。なにか武道をしていたのか?」

壱番隊長がこっちに向き聞いてくる。

「はい。親がその道の人で幼少期から教えてもらっていました。」

「そうか。」

(筋がよすぎではあるがどことなく癖があるただこの組み手の癖どこでみた)

壱番隊長は何かを考えてから「止めてすまない。」と言って離れていった。

そのまま数分組み手を続け、5分の休憩をもらう。

五分のアラームが鳴る少し前に壱番隊長から集合と呼ばれ小走りで整列する。弐番隊長が横から赤い四角い箱を持って現れる。

「今から私と仁香仁香(にか)隊員でこの箱から紙を五回ずつ引く紙には君たちの名前が書かれている、名を呼ばれたものは私たちと実戦を想定した模擬戦をしてもらう。魔法の使用は許可する。」

いいなといい回りを見渡して紙を引き始める。

ここで当たって実力を見せれば一歩リードか。ラッキーおきろ。









なんて思ってましたけどね。思ってはいましたさ、けどラッキーは複数回あると不幸になるんだYO!!

「君って運が悪いのかいいのかわからないね」

「運はいいほうだろう隊長二人と手合わせなんてそうそうない。」

ほんとにね!!!くじの結果隊長二人とも私の名前を引いて隊長二人の相談の結果に二対一をすることに落ち着いた。なぜ?

「今から定君には人数不利の場合の実践を、逆に見ているものは協力をする事を見て学んでもらう。」

「だいじょーぶ定ちゃんは魔法を使っていいし、こっちも手加減するよ!」

それはありがたいっすね、そういう話ではないんですけど。

大きな半径でバリアシールドが張られる。バリアシールドの中がフィールドとなっている。

「お願いします。」

「ああ、私の名はヴァルハラの壱番隊長李達優李達優(いたち ゆう)よろしく頼む。」

「私の名はヴァルハラの弐番隊長李達仁香君に勝つ者の名前だよ。」

とたん上がる歓声。うるさすぎる。

そういうと壱番隊長は石を投げるこれが落ちたら始めるということか。

かん、と落ちる石。それと同時に壱番隊長が一直線に肉弾戦を仕掛けてくる、これをいい感じに受け流す。警戒すべきなのは弐番隊長離れすぎず近すぎずの位置で私の攻撃範囲を図っている。ここで変に魔法を使うと対策される。私は二人の魔法を知らない。ここで変に仕掛けて自爆するようなことをしたくない。

というか私までの計九人は二人に魔法を使わせることなく終わってるから予想もできない。

「本当に君に武道教えた方に会ってみたい。」

「そう言ってもらえて師匠も喜びますね。」

右からの拳を流して後ろに下がる、とこれを狙っていたであろう弐番隊長手を伸ばしが背後に回り込んでくるから後ろに下がりながら相手の手より下にしゃがみ伸ばされた手をつかんでその勢いで一本背負いを決める。決めたら素早く距離を置く。

「ほぉ」

「いいの決めたね、でも君は本当に運が悪い」

なんだ

「そこには私の槍が落ちてくるぞ。」

やり?

瞬間右肩を何かが貫通する。熱い、痛い

「ぐ、」

これが壱番隊長の魔法?

「その槍は抜かないほうがいい。ああ、そうだ見ていたかこれは私の魔法。槍を生成し操る魔法。」

「壱番隊長様結構楽しんでない?すかすだけって話だったのに、そして私の魔法は運を操る魔法、触れた生物の運を操れるよ。」

なるほど、始まる前に壱番隊長の運を上げさっき私が触れたときに運を下げておく。

壱番隊長は予め適当な所に生成した槍を上にあげておき私が離れた瞬間に槍を落とす。

運が悪すぎる私は気付かなかったら避けれず当たる、弐番隊長の魔法制限があるけど触れたらその時点で最強のサポートとして成り立つ。

「つい楽しくてね、実践想定だ多少の痛みは覚悟してもらわないと。」

大丈夫だろうという目で見てくる。

「せっかく筋がいいのに君のその前髪の長さでは不便だろう整えてあげるよ。」




あまりに綺麗な組み手をする子がいた、しかも中等部からの子ではなく途中編入組名前を調べてもどの大会にも名前がなかった。そして見た目が個性的で目を惹かれた、長く伸びた前髪は鼻の下まで延ばされていて表情が読めない、結構動いているのに一切の隙間が空かないのはなぜだろうな。

武道はしていたと答えたがこの年でこのレベルなんてありえない。

模擬戦ラッキーだった正直仁香も引くとは思っていなかったがちょうどいいこのまま模擬戦をしたら楽しみすぎて取り返しがつかないことになりそうだったし、私のストッパーになってもらおう。

と思っていたが

「止めてもらうのは私じゃなかったみたいだ。」

刺さった槍を引き抜き傷から大量の血が流れ出て水たまりを作っている。

相変わらず顔が半分見えず何を考えているか今一番読めないが体から鋭い殺意が漏れている。

「優、これは」

「ああ、もしもの為にシールドの強度を上げておこう。あと定君の運をもっと下げてくれ」

「うん」

定君はしゃがみ血だまりに手を置くすると血でできた柱が定君は囲んだ。

柱は一斉に浮かび上がった瞬間定君の体を突き刺すように交差する。

「定ちゃん傷が治ってる」

「治癒の魔法が定君の魔法か?」

「いや、定ちゃんの魔法書類にはリンクと書かれていたよ。」

「虚偽申告、ならばだいぶお灸をすえなければいけない。だが違う可能性がある。私が前線を張る仁香は魔法を解析しながらできる限りでいいから私の運を上げておいてくれ。」

「りょーかい」

仁香の返事を聞き終わる前に頭の横を鋭いものが飛んでくる。それをぎりぎりで避ける。

血の塊か、魔法はやはり治癒ではないな。だがリンクか?

槍を生成して体をかする位のところに打ち込む、それに対して血で作ったような壁を立てる。だが私の運は最高だから壁の弱い所をついて体を刺す。

刺さった槍を引き抜きまたも回復する、なんだか既視感がある。

「二戦前の子の魔法だ…」

同じだ、自身の血液のみを操る魔法。だがあの子は回復できなかった、そして定君の魔法はリンク。

やはり虚偽申告。

「そうですね、この魔法は二戦前の子の魔法です。」

「君の魔法はリンクと書類には書いてあったはずだが、虚偽申告はうちでは校則でも禁止。仲間内で不信感を抱かないためにね。」

「虚偽申告ではありませんよ。リンクしただけですよ。リンクして魔法を勝手に共有して使っただけ。」

まぁ本人よりちょっと使い方がうまいですけどね。聞いたことがないなリンクの魔法使うもの中で他人の魔法を共有。

「人間は生まれ持って1つ魔法を持っています。それが嫌だったんでどこまでやれるか試してみたら結構便利なこともできちゃっただけですよ。」

「なるほど」

「だから」

お借りしますね。その言葉と共に上から槍が降ってきた。

「やっぱ運が悪いな。」

降った槍は私の体をかすめただけだった。いつリンクされたかわからない。そして何人とリンクできるのかもわからない。聞いていたであろう仁香が生成していた槍を使って近接を仕掛ける。

それに合わせて槍を生成しながらわたしも参加する。






申し訳ないなとちょっと思った。別に何かされたわけじゃないのに殺意を向けて。

けど魔法をのからくりを教えてあげたのだからいいかとも思う。

二対一の近接が始まる。こっちのが楽だし得意だつなげやすい、遠距離は苦手だ。

本気かどうかわからないが本気だったらやだな。レベルが低くて。

実力を見てもらうのはこれくらいでいいよね。弐番隊長と波長を合わせてリンクして下がった運を返してもらってお返しに下げておく。これだけで簡単に脇腹を槍が貫く。

壱番隊長には生成したやりで攻撃することをブラフに血で作った釘で足元を固定する。

「…止め。」

シールドが割れ治療隊が入ってくる。割れたのと同時に魔法を解く。

「手加減をしていたといえこんな原石だったなんて。」

「ありがとうございます。」

ちょっと煽りに耐性がなさすぎるかもしれないな、ここは要反省だ。

「仁香のことが心配だから評価は後でいいかな、後日改めてゆっくり話したいんだ。」

「あ、いえ、お願いします。」

こういう時何っていったらいいかわからない。やりすぎたしここから入る保険ないですかね。

「では今日の授業はここまで疲れただろうからこのまま帰宅してよし。」

号令と共に一斉に人が散らばる。疲れた、さっさと帰ろう。

溜息一つ吐くと目の間にお上品そうな女学生が立っていた。

「ごめんなさい、定さんこの後お時間ありますか。」

誰、あ、魔法お借りした人だこれ怒られるかな。

「あー大丈夫です、魔法お借りしてすみません。」

秘儀先に謝る、これにより相手はこれ以上怒れないって聞きました。

「いえそれは別に大丈夫です!むしろこちらが聞きたいのです、あの回復や使い方を。生まれながらあの魔法と付き合ってきましたが今日貴方の魔法の使い方を見てまた違う使い方があるのではないのかと思って教えてほしいのです。」

「あ。申し遅れました、私の名前は血留千香血留千香(ちりゅう ちか)と申します。」

「あ、ご丁寧に、ありがとうございます。定由喜です。教えるのはいいのですが特に特別なことは…」

困った、教えるも何も。本当に特別なことはしていない。

あとなんでか周囲がざわついてる。解散だよ、帰ってくれよ。

「うーん、血留さんは自分の魔法についてどう解釈していますか?」

「そうですね、自身の血を操作して武器を生成すると。」

「魔法って解釈次第なんですよ。私は血留さんの魔法を自身の血の操作と解釈しました、違う点は武器を生成というところだと思います。回復なんてわかりやすいですね、自身の血を操作して体内に戻す。」

「戻すだけで治るものなんですか」

肩あたりが見えるように服をずらす。

「実際には治ってないんですよ。あれは言葉どおり体内に戻して血を対外になるべく出さないように戻した血でふさいで蓋をしただけなんですよね。」

あっちは回復したと勘違いしていただけなんですけどね。アドレナリンが切れんたなー痛み始めた。

昔手に入れておいた創造で血を使って負傷した部分を作って直しておく。

「魔法は確かに解釈も必要ですが、体質や体の限度を知っておくことも大切なんですよね。」

「限度は知っていますが体質ですか」

「限度は成長と共にハードルが上がっていきますが、体質はよっぽどでないと変わることがありません。」

「貧血になりやすい体質の人が血留さんの魔法との相性は悪いそういった簡単な話から生理の血の量によっては魔法に転用できるなとか。まぁ例えばの話なんで参考にするほどでもないですが。体質を知って魔法を知り限度を上げる、幼少期に徹底的に学び勉学と読書で想像力を培う教育されてきました。」

「なるほど…」

「少し汚い話をしてしまいごめんなさい。」

「いえ、いいんです聞いたのはこちらですから。」

もう、いいか。これだけ言えばあとは自分でできるだろう。

にしてもちょっと話過ぎたかな、これじゃ急にイきり出したチー牛陰キャ君だよ。

血留さんは考え込み始め、こちらを見てはぶつぶつとひとりごとを言っている。

怖い、そもそも何故か周りに何人か聞き耳立てるように立ってこっちを見ているのも怖い。

目にとめてもらう予定だっただけで目立つ予定ではなかったんだけど。

早く帰りたい、今日は何肉料理にしようか。

「あ、すみません自分の世界に入ってしまいました。定さんこの後ご用事がないのであればうちにいらっしゃらないですか?」

清楚に笑いながら手を差し出してくる。


























「ごめんなさい。」



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