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異世界奇想曲  作者: 入栖
第零章 序曲 - プロローグ -
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ぷろろーぐ

 初めに感じたのは、ストレスだった。

 例えて言うなら眠っていたところを叩き起こされたような。そう、『誰だ起こした奴は? もう少し寝させろ』みたいなそんな感じの。


 だけどそんなストレスは俺が目を開けた瞬間に吹き飛んだ。


 俺の目の前にあった屋台には木で出来た長テーブルがあり、そこには色とりどりの果物のようなものが置かれている。またその隣の店には塩漬けされた肉が並べられており、おばさんが目を細めて物色している。


 もしも俺が状態異常にかかってしまっていると言うなら、多分混乱状態だろう。


 だって見てくれよ。露店を見ている人々は、どこの国か解らないが民族衣装を着ているんだぜ?

 なんというかRPGでありそうな服を。しかもだ。通り過ぎる人は現実では危ない人にしか見えない、カラフルな髪の色をしている。水色だったり緑だったりピンクだったり。

 それにアイツ、ありえないことに猫耳がついてるし、つか尻尾も?


 俺は歩いていく男性をぼおっと見つめていたが、頭を振って意識を再覚醒させる。


(とりあえずおちつけ)

 現状把握だ。辺りを見渡す。視界に入るのは俺の家でもなく、研究室でもなく、見慣れた街並みでもなく、どこか西洋の世界。それも時代錯誤な。


 うん。

 とりあえず、誰か説明を頼む。

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