第6話!!
「あ~暇ね~」
今日記念すねき第一声はそんな下らない一言から始まった。
「そんなに暇ならなにか仕事でもすればいいのに」
私のボヤキに反応しセナが言葉を返す。
「あのね、その仕事がまったく入んないから困ってんでしょうが!」
そう、指示通りこの家を改築し仕事場にて何でも屋のよな自営業を始めたのはいいがこれがまったくと言っていいほど客が来ないのだ。
まったく、こんなにかわいい子が働いてるのに世の男性は見る目がない。
「仕事が入んないのは単にお前の対応が悪いからだろ?それとも客がお前を見て逃げ出しているかだ」
「なっ!!失礼な!それはセナも当てはまることじゃないの」
「私は客と会わないようにしているから原因はお前だよ」
ふふっと笑いながら言うセナ。
く~!なんて憎々しいんだ.
[う~、この卑怯者!」
「なんとでも、とにかくこれは真理が任されたことなんだからちゃんとやれよ」
そうして玄関へと歩いていくセナ。
おそらく郵便でも見に行ったんだろう。
「ん~、任されてもね~。こうもあてがないと完全にお手上げなのよね」
ハァ~っと深々とため息をついていると玄関からセナが戻ってきた。
そしてそのまま無言で私に白い封筒を差し出してくる。
「なっ、なに?」
その不可解な行動につい臆してしまう。
「いいから読め。真理宛だよ」
「私ィ?」
自分宛となれば受け取らないわけにもいかず、恐る恐る手に取ってみる。
うん、どうやら開けた瞬間に爆発なんてことはないようだ。
ホッと一息。
しかしまだ油断は禁物。
今度は恐る恐る中身を確認しようとしたところで、
ガッ。
っとセナの蹴りをくらってしまった。
「早く読めよバカ」
「うっさいわね!いま読むわよ!!こっちも心の準備が必要なのよ!」
こうなったらヤケだ。
手を封筒に突っ込み一気に中身を引っ張り出す。
出てきたのは一枚の手紙。
「うわ、汚い字」
「なんて書いてるんだ?」
セナも興味があるのか身を乗り出してくる。
「まって、今読むから」
手紙を開くとそこには短くこう書かれていた、
『ヘブン・ゲートを探して』と。




