第1話!!
あつい。
暑い。
あ~つ~い~!!
空は快晴、風はなく、気温は38度。
間違いなく今年一番の猛暑だ。
そんな中スーパーのレジ袋を両手に持ち道路を全速力で爆走している私は人からどのように思われているのだろか。
・・・考えたくもない。
クソ、これもこれもみんなあいつのせいだ!
後ろをちらりと振り返えって見ると私の後方1メートルを走ってる子犬が一匹。
「も~!いつまでついてくるのよ~!!」
かれこれ追いかけられてすでに30分経つが、理由はいまだに謎・・・でもないか。
心当たりはある。
それはいまだこのレジ袋に眠る高級和牛だ。
あの犬がひつように追いかけてくる理由はおそらくコレだろ。
「ジョーダン、あんな野良犬にくれてやるもんか!これは私の肉だ~!!」
もはや他人の目など気にせずさらにスピードを上げる。
汗は滝のように流れ服は肌につき気持ちが悪いがそれもあと少しの辛抱だ。
「見えた!」
前方に見えるあの赤い屋根は間違いなく私たちの家。
「うぉ~!!」
さらにスピードを上げる、ここまで来たらあとは一秒でも早く家に帰るだけ。
疾風のごとき速さは速度を上げたことによりもはや暴風のいきだ。
まっ、そんなわけで急に止まれるわけもなく勢いよく玄関のドアへと衝突した。
どっごーん!!!
まるで爆撃でも受けたような破壊音。
いったい誰がこれがただの衝突と思うだろか・・・。
「いった~!も~受け身とるの忘れちゃったじゃない!」
辺りを見渡すとものの見事に玄関からリビングまでが半壊していた。
越してきて半日でこのありさまとは本当、物の命とは儚いものだ。
「まっ、壊したものはしょうがないとして・・・」
腰を押さえ立ち上がろうとしたところでスリッパが飛んでくる。
「!?」
「これまた随分と盛大なご帰宅だな、真理?」
「・・・セナ」
見るとちょうど隣の部屋からセナが出てきたところだった。
「真理ちょっと話があるんだけど」
無表情のまま話すセナ・・・これはまたいつものパターンかなぁ。
「真理のセレナちゃん観察記録!!」の続編です。
相変わらずグダグダですがよろしくお願いします。




