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捏造の王国

捏造の王国 その79 トンデモ政務三役の悪行にリモートエアコンそのほかで国民支配?カルト集団と一体化してニホン国を滅亡へと導く気ですかキジダダ総理

作者: 天城冴

カルト集団との癒着議員も切り捨てできず、支持率低下、円安続行に頭を抱えるキジダダ総理だったが…

 狂乱のハロウィン騒ぎもなんとか無事に終わったが、異次元の円安そのほかで問題山積のニホン国。隣国の悲劇にあれやこれやいういわゆるネトキョクウ他、超ナルシストの外面学者やらを総動員しているが、鳴りやまない批判に頭のいたいニホン国トップ(のはずの)キジダダ総理である。

「はあ、それにしても、なぜ支持率が下がり続けるんだ。や、やはり差別主義者と裁判で大負けして大恥さらしたミズタ・ミャクミャクを放置したせいなのか。しかし、あれはアベノノ元総理のお気に入りだからなあ」

とため息をつく。ニホン国与党ジコウ党の最大派閥といわれるアベノノ派で、まあ中堅?のミズタ議員だが、言動がすでに正常な成人の域を軽く、それも悪い方に超えている。差別満載で非論理的、さらに人を小ばかにしたような薄笑いという、どうみても敵方の憎まれ役、しかも終盤にド派手に悲惨な最期を遂げること間違いなしと太鼓判を押されそうな悪の女幹部そのもの。当然のことながら、種々の問題を起こしていたが

「まあ、アベノノ総理存命ころは、あれやこれやで不祥事をいろいろ隠蔽してたが、今はさすがにできんし…というかやりたくないしな、ガース前総理のようなしりぬぐいはごめんだ」

ならば、すっぱり切って、アベノノ派を分断して自分の派閥に取り込むということもしそうにない、優柔不断なキジダダ総理。

「それにヤマンキワが大臣をやめるのが遅すぎ、しかも要職に早くつけすぎたか。あいつの言い訳はもう滅茶苦茶、世襲とはいえ、なんてハリボテのおバカなんだ。次もありますよ、なんてトン一協会との関係が掘れば掘るほど出るんですなんて、白状してどうするつもりだったんだ」

トン一協会トップのところに何回も行きましたっけ、そんなこと全部覚えてませんという、ひょっとして記憶障害?と疑われる発言を繰り返し、国民をケムに巻こうとして見事失敗、ついに不承不承大臣をやめたヤマンキワ氏。だが、早々に新型肺炎ウイルス対策の本部長就任、さらに国民の怒りを買いまくっている。

「いっそ、議員も辞めてほしい。ミズタも、その上のテラダンとかも、なんとかならないのか。あいつの政治資金を死人が管理してたとか。総務省のトップがそれでは、に、ニホン国は、国民に示しがつかない」

政治資金の適切な運営~を所管するところのトップが杜撰管理では、ホントに仕事やってるの?金返せ!というレベルである。もっとも総務省は前任者ダカイチ大臣も報道の自由そのほかに圧力かけまくる憲法無視というハンシャカイテキ行動多数のため、実はニホンをダメにする省庁ではないかという説がまことしやかに流れている。

「そ、それにヤマダダ外務副大臣、トン一からの推薦確認書だかに迂闊にサインするとか、外交は大丈夫かーと揶揄される始末、ああ、こいつらを何とか」

といいつつ、自ら大ナタを振るう気はまったくないキジダダ総理。

「いっそ、あの地獄の書記官とやらに連れて行ってもらう…。い、いやあのような幻聴は信じないぞ」

といいつつ

リ、リーン

執務室の黒電話の鳴る音にひそかに期待してしまう、キジダダ総理。

『あ、お父さん、大変です!』

「な、なんだ、チュンタロウか、どうしたんだ。また、何かあったのか」

電話の主は秘書官に起用した息子のキジダダ・チョンタロウである。ネット対策という名目で、秘書官につけたものの30代の若さと能力不足で、1か月たっても右往左往しているらしい。

『い、今ネットで“ジコウ党がエアコンや家電製品を遠隔操作して国民を操る気だ”という発言が、一斉に。その、リモートコントロールできるエアコン開発をメーカーに求めたってホントなんですか』

「そういえば、節電対策で国民に強制協力させようかと誰かいっていたような」

『ええ!本当にやったんですか。し、しかもその話、エアコンから無味無臭の麻薬成分を噴出し、国民を洗脳しやすくするんだ、とか、冷蔵庫や炊飯器も監視し国民の食生活も把握して薬や無駄医療付けにする気だろうとか、果ては真夏や真冬にエアコンを操作して邪魔なリベラルや貧困層を始末する気だろうとかって言われてます』

「いや、そこまでは。使いすぎたら止めようかってぐらいで」

『それはやる気なんですか。それって一歩間違えたら、死人が出るんじゃないか、国民を管理して操る気かって言われてます。やはりニホン国民を奴隷にして有り金全部奪うカルト集団、トン一の手先だ!ジコウ党に入れる奴も含めお前らが。サタンだとか言われてます』

「そ、そんな!ちゅ、チュンタロウ、どうにかできないのか!そのためにお前を秘書官に」

『お父さんが、そんな無茶な要請は一切取り下げ、増税とか防衛費拡大とかも辞めて、消費税廃止して、トン一協会とつながりのある議員を全員ジコウ党から追放、解任すればいいって、アドバイスうけたんですけど。エイリアンとかいうインフルエンサーさんからですが』

「わああ、あんなリベラルの奴らの言うことなんて聞くな」

『で、でも、ある意味、その通りでは。政策はともかくトン一協会と、深いつながりが明らかになっている議員だけでも切り捨て、関係を断つという決断力と指導力をお父さんがみせてくれれば』

「あー。それは」

息子に父の威厳を、凄さを見せてといわれても、各派閥ほかの大声を聞きすぎ慮って身動きとれないキジダダ総理であった。


どこぞの国では、どこが民主主義というカルトと独裁、増税につっぱしりまくる政策を続けているようですが、これで持つんですかねえ。記憶障害を抱えている人をウイルス対策の要職に据えるわし。いや、病気で滅ぶか失策で滅ぶか、トンデモ与党を放置する国民の能天気さで滅ぶのか、歴史的にもなかなか見られない終わり方になりそうですわ。

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