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1宇界(ジャック)の日常

初投稿です!温かい目で見てもらえるとウキウキぴょんです!w

ストーリ矛盾しないように頑張って描いてみます!


よろしくお願いします。



ーーーーーーーーーー

「おい!!!」と呼ばれふと振り向くと物凄いスピードで黒龍が飛んできた。

 全身逆鱗に3本のねじれた角、蒼色の眼光をみた瞬間、恐怖でその場に崩れ落ちた。

 黒龍はこの世の者とは思えないような禍々しいオーラを纏いながら低空飛行で迫ってきた。

 だが、この黒龍がどうなるのか・・・俺は知っている。

 ここには俺には”絶対”に越えられない人たちが99人いる。


 逃げることも出来ず黒龍をみる。”死”を感じた。それは確かだ。だが何が起きたのかはわからない。

 次元が違う、認識することすら、できることはなかった。ただわかるのは”首”と”胴体”が離れ離れになって

 黒龍が絶命していることだけだ。



「怪我はねぇーか?」と細身のイケメン中年オッさんが美しい刃を鞘に収めながら歩いてくる。

 そう、日本刀だ、身につけているものは袴でそこには汚れなどは一切ない。ただ少し着崩しているのでシワになってるだけだ。


「ありがと、もう少し早くたおしてよ、ベルドなら出来ただろ?」と少年は細身のイケメン中年オッさんこと、

 ベルドに感謝しつつも思った事に不満を口にする。


「はっははは、そんな風に言える間は大丈夫だ、安心したぜ。まぁあの程度の”龍”に殺されるなんてありえねぇーけどな!はっはははは」とベルド爽快に笑いながらは少年の安否を確認しあの禍々しい黒龍を”あの程度”と言い放った。



 そうは言っているが少年からするとさっきまでの出来事は間違いなく”死”の手前だった。

 黒龍が飛べは草木は倒れ、周りは暗くなり、あらゆる生命はその黒龍にとって弱者そのものだ。

 平然と”首”を落とせる相手では決してない、ベルド”達”が異常なだけなのだ。


「ベルド”達”は大丈夫でもおれは死ぬんだよ!何回も言ってるだろ!!助けてもらったのに怒るのも変だけど!!!!!!!」


 心では感謝している、無茶苦茶感謝している、だが言わないといけない、おれは死ぬのだ、ベルド”達”ほど強くない、そうおれは落ちこぼれなのだ。

 この世界で唯一の落ちこぼれ・・・それがおれ”ジャック”だ。

 努力はした、たくさんたくさんした。でも追いつけない、周りに守ってもらうことしかできない。

 おれの力ではここのモンスターに勝てることは出来ない。

 ジャックはそのことで日々悩んでいた。おれだけが守られる存在で、勝てないから、命が惜しいから、おれが”おちこぼれ”だから・・・

 世界は残酷だ、なぜ、なんでおれにだけ力が・・・自分を守る、みんなと戦う力がないんだ。

 そんな気持ちも周りからはわかるはずもなく


「はっははは、死んでねぇーだろ?ちゃんと”守ってやる”から安心しときな、なにが訪れようとな・・・」


 誰悪いわけではない、ベルドも心配して声をかけてくれている。

 だがジャックには、堪え難い言葉だった。

 ”守ってやる”その言葉に胸が締めつけられる。苦しい。もういやだ。守られるだけそ存在はもう嫌なんだ・・・

 心はおだやかではない。このまま会話をしていると、八つ当たりをしてしまいそうになる自分は情けなく、嫌いだった。


「とありあえず、ありがと、こぼした水を汲み直して帰る」

 ジャックは森を少し抜けたところで水汲みをして帰る最中だったのだ。

 水を汲み直し村の方に歩いていく。

 家族はいない、物心ついたときには一人だった。親の顔も、兄弟がいるのかもわからない。みんなは家族については何も知らないらしい、森の中に捨てられてたらしいのだ。14歳になって疑問に思ったのが、99人という数少ない人数全員が顔見知りの中、森の中に”赤子を捨てる行為”が本当にできるのだろうか?という疑問だった。

 だが99人の中に両親らしき人は存在しない。DNA鑑定などがあるわけではない、本能がそういっている。ここには”血の繋がった人”はいない。この世界には100人しかいないのに両親はいないという矛盾を無理矢理考えないように頭の片隅にかたづけた。

 一人でどうやって生活しているのかというと、狩ってきた黒龍などの肉をみんなから()よく恵んでくれるので困ることはない。自力で調達できるだけの力がないので恵んでもらうしか生きていく方法がない。


 ベルドはというと黒龍を解体している最中だ。すごい手際で黒龍が肉と骨に分かれていく、今日の晩御飯は黒龍だな、ははは・・・と小さく笑うのであった。





コメントいただけると嬉しいです。


冒頭でも言った通り人生初なので至らない点が多く見えるかもですが

がんばっていきます!


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