始まり
初めまして、翠夢塩というものです。初めての投稿ですがこれから連載よろしくお願いします
1話
俺こと如月誠は今起床するところである。今日は平日の月曜日
昨日夜更かししてアニメを見ていた誠はぐっすり寝ていた
と、誠が、握っていたスマートフォンからアラームが鳴り響く
「ふわぁ」
眠たいため重くなっているまぶたを無理やりあける
昨日家に帰ってからの記憶がない。なんて二日酔いのおじさんが考えてそうなことを考えながら、ベッドから立ち上がり乱暴に制服をとりだしを着ている
首もとが若干黄ばみ、よれよれになっているシャツに腕を通す
独特な洗剤の匂いがする。シャツは二枚着まわしなためアイコンなどかける暇は無い。特に外見など気にかけない誠にとって清潔に制服を着れたらいいのだ。
制服を着たかと思えば部屋を飛び出し一階へとかけ降りる
やはり遅刻ギリギリなようだ。廊下にある鏡の中の自分と一瞬目を合わせた後リビングの扉を開くのだった
ガグシャガララ
俺がリビングの扉を勢い良く開ける。立て付けの悪い扉はガグシャと変な音を立てた。
と、目の前には俺よりも慎重の低い妹がいた
「っわ」
妹は小さな悲鳴を上げた後俺の首襟を掴む
「ちょっとお兄!起きるの遅いよっっ」
ぐわんぐわんと首襟を前後に降るため俺の頭も揺れる。
妹は現在中2なのに今だにツインテールで髪をまとめてある。
「ちょっとっ!聞いてるの?折角起こしに行こうと思っていたけどその必要は無いみたいだったね。じゃあ学校に行くから、お兄遅刻しないでよっ」
妹の璃里は早口でいい放った後、首襟から手を離し玄関へと向かう。
「ちょ…璃里…お兄様に向かってその口の聞き方は無いだろ…」
俺は無論、引き留めて璃里にしっかり、゛教養゛を身に付け直させようとする。
だが
「お兄ウザ」
と冷たくいいはなった後玄関の扉をピシャリと閉めた。
妹の璃里はどうやら反抗期なようだ
はぁ…璃里に嫌われたかな…と心の中でため息したあと、そろそろご飯をゆっくり食べる暇が無くなってしまう。
っと思い立ち、急ぎ足でご飯をよそう。今日の朝飯はサッパリ手早く食べれる卵かけご飯だ、ズボラなもはや料理ではないかもしれないがこのツヤツヤなご飯に甘口醤油がこれまた最高である。
醤油を数種類食卓に並べ、手をあわせて合唱。そして箸を持つ前にテレビの電源をつけ、ニュース番組に切り替える。
どんなに時間が無くてもゆっくり、しっかり朝ごはんを食べなければ今日は始まらない。そうおもっている。
《速報です、「先天性転移症候群」発見か》
ニュースキャスターが緊迫とした表情で言う、先ほどのニュースを切ってテロップにも速報の文字が浮かぶ。
「…」
俺はたべていた手を遅くしテレビにちらりと目線を落とす。
《先程、十年前になくなっているとされる先天性転移症候群の人の遺体がみつかりました》