4月15日 都会の本屋
私はやり遂げた。三度目の正直で本屋に行ったのである。
今日もまた昼頃起きてしまった残念な私であったが、今月一番の力を振り絞り、外に繰り出したのである。まあ外に出てさえしまえば、自分は何をグダグダしていたのだろうと思うほど日差しもちょうどよく、風も心地よかった。
目指す本屋は、我が家から徒歩20分のところにある、自分の住む周辺では一番大きい店だ。都会の大きな本屋ということは、さぞかし広く、ない本がないような物凄いスケールのものなんだろうと田舎者は考えて、もう本当にドキドキワクワクしながら向かったわけである。
しかし到着してびっくりである。これなら実家の近くの本屋の方が大きいではないか。この大きさは地元であったらそこそこの大きさの本屋だ。もう拍子抜けだ。もちろん本屋は本屋であるから、目当ての本は買えたし店内を歩くのも楽しかったのだが、もっとまわりきれないような店を想像ので正直「これだけ?」というのが感想だ。やはり田舎は土地だけはあるというのは本当なのかと初めて思った瞬間であった。
帰りは本屋のすぐ近くのスーパーによって帰った。普通に帰ればもちろん20分で帰れたはずなのだが、がっつり道に迷って1時間もかかってしまった。太い道は全部同じに見えるし、細い道もたくさんあるしもう大変だった。
充実した1日ではあったが、都会の洗礼を受けたような気がした。