4月12日 ありがたみ
日記4日目にしてはやくも書くことがなくなった。
起きたら昼だったし、天気もあまりよくないしで、うだうだと過ごすうちに日が暮れていた。
本当に書くことがない。
しかしここで1日休めば、性格的にこの日記を書くことは恐らく二度とない。それは避けたいので今日は晩御飯の感想を書くことにする。
今日は昼に起きたために食事は晩御飯のみだ。食リポするには良いコンディションといえる。
さあ晩御飯の内容は、五目釜めし。そしてお茶だ。さらに詳しく言えば五目釜めしは地元の母が送ってくれたセブンプレミアムのチンすれば出来上がるやつだ。では、いざ実食!
いや本当においしい。醤油の香りに食欲をそそられるし、具もしっかりしていて食べ応えがある。そして何よりこちらに来てから私にとって初めての米だ。もうたまらなく幸せな気持ちであった。もうぺろりと完食してしまった。
しかし、本当に幸せだったのだが、ふとこれを送ってきた母のことを思い出した。
引っ越しの日は私は朝一の新幹線できたのだが、母は前の日から「明日はこれ持ってきなさい」と祖母直伝の炊き込みご飯を炊いて、朝と昼の分をおにぎりにして持たせてくれた。せっかく新幹線で行くので駅弁でも食べようと思っていた私としては、1食分でいいのにとその時は思った。
味は普通においしい。祖母直伝といってもいたって普通の炊き込みご飯で、特徴といえば少しもち米が多めなくらい。セブンのものと味に大差はないと思う。
それでもなんだか母の作った炊き込みご飯の方がおいしかったような気がするのだ。温めたばかりのセブンのよりも、新幹線の中で食べた、冷えて少し硬くなっていたあのおにぎりの方がおいしかった気がするのだ。晩御飯の分も握ってもらえばよかったなと今頃になって思った。
今はコロナで帰れないが、実家に帰った時は母の料理をちゃんと味わって食べようと思った。