5月14日 都会王に俺はなる!
今日の夜?にも多くの地域で緊急事態宣言が解除されるらしい。残りの8都道府県の解除もきっと時間の問題なのだろう。
しかし解除になってもすぐに実家に帰れるできるわけじゃない。都会から帰ってきたというだけで白い目で見られるのは容易に想像がつくし、まして本当にウイルスを持っていたりしたら、たくさんの人に迷惑がかかる。だからもし解除になっても世の中が前のようになるまでたぶん私は帰らない。
まあそもそも都会にあこがれて田舎から出てきたわけなので帰れないのはそんなに苦ではない。むしろ楽しみのほうが大きいかも。やりたいことがたくさん、あり過ぎるくらいある。
まず図書館に行きたい。受験の時に外観だけ見たものすごく大きい図書館だ。今は閉館中だが緊急事態宣言が解除されれば開くだろうし今からすごく楽しみ。
次のは少し時間がかかりそうだが都会人を装えるようになりたい。きっと都会で生まれ育った人にはわからない感覚だろうが、田舎者から見ると都会の建物は高いしキツキツに見える。気を付けてはいるが、まだ少し大きい通りに出ると「はぇー、都会はすげえなぁ」と建物を見上げてキョロキョロしながら歩いてしまう。細い道でも庭のある家が少なくて駐車場も狭いところが多く、地元とは全然違うので結局キョロキョロしてしまう。たぶん田舎者だとバレバレだ。下手したら挙動不審な変質者かなんかに思われているかも。
これを改善して尚且つ「私、都会生まれの都会育ち。生粋の都会っ子ですけど、なにか?」みたいな余裕をぶちかまして大通りを闊歩したい。そんな奴いないと思うかもしれないが、私は田舎から出てきてこっちの駅前の大通りを歩いた時この余裕をそれはそれは強く感じたのだ。どういうわけか知らないがみんなキラキラして見える。若い人も美男美女が多かったし、お年寄りも爺ちゃん婆ちゃんという言い方が似合わない品格溢れる人ばかりだったように思う。真面目に、この通りは田舎者厳禁の通りなのかと思ってビクビクしながら歩いた。
あの都会の雰囲気をまとった人々は一体どこであれを手に入れたのか。これからの生活の中で探っていくことにする。その雰囲気を身につけたら親や地元の友達に見せつけてやろう。あれ、この考え自体かなり田舎者ではないか。道のりは長そうだ。