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4月28日 魚肉ソーセージ

 魚肉ソーセージをよく食べている。だんだん日記に何を書いたか忘れ始めているのでもし同じような話になっていたら申し訳ない。カップ麺やら菓子パンが主な食事の私ではあるが、健康も気にはしているので定期的に野菜と肉類は食べるようにしている。野菜はきゅうりとかミニトマトとかもやしといったほとんど調理のいらないものを食べている。そして肉類はこの魚肉ソーセージだ。本当にこれは常温で長持ちするし、1本で満足感もあるし、しかもおいしい。よくわからんが魚肉だし体に肉より体によさそうな感じもする。


 普段はこのように良いことづくめの万能食品である魚肉ソーセージだが、ごく稀に地獄の食品となる。今日はそのごく稀な日であり、私は地獄を見た。


 みなさん想像つくと思うが魚肉ソーセージを赤いパッケージから取り出すとオレンジ色のビニールに包まれて出てくる。このビニールこそ地獄をみせる要因だ。剥くのに失敗すると大惨事が起きるのだ。まずビニールの上の方についている小さい赤いテープをはがす。ここでテープをはがしたにも関わらず全くビニールが破けなかったというのは論外である。そういう人は普通のウインナーを食べよう。


 さてまぁ普通に気を付ければテープを取ると少しビニールが破ける。いわば突破口ができるわけだ。さあここからが勝負である。ここからどう剥いていくかが大切だ。いつも私はビニールの接合部分の方向に突破口を広げていく。接合部分まで行ったら、一旦ビニールをちぎり、開いた部分から上のビニールをまず剥きとる。そうして後は接合部分を開いていくとうまい具合にビニールが剥がれていく。ここまでくれば後は食べるだけだ。


 で、今日何を失敗したかというと突破口を広げる部分だ。広げる前にビニールがちぎれてしまい、上の部分も取れないわ接合部分も開けないわでもう最悪だ。こうなってしまったら包丁でうまいこと開けばよいと思うのだが、恥ずかしながら我が家に包丁はない。かといって普通のはさみを食べ物に使うのは気が引けるのでどうにか道具を使わず食べる必要がある。


 さてここで考えるのが魚肉ソーセージを押し出して食べる作戦だ。これが本当にうまくいかない。もちろん柔らかいから出てくるし食べるには食べられる。ただそうするとビニールに魚肉が張り付いてかなりの量残る。それをそのままにして次を押し出すと張り付いていた魚肉がバラバラと崩れて出てくるのだ。落ちるし手につくし食べ終わる頃にはひどい有様、まさに地獄のようであった。


 食べるのに時間がかかった分お腹はいっぱいになったが、食べるだけなのに随分心が疲れた。もし誰か失敗しない魚肉ソーセージの開け方を知っている人がいれば是非ご教授願いたい。


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