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ちょっと殲滅しちゃいますね

虎人族との戦いが始まります、

ルシファーさんの最後と遺言を伝えるとニーナ親子は大粒の涙を流し、その姿に俺達は部屋を出て行った。すると、外まで響く泣き声が聞こえた。「しばらく2人にさせてあげましょ。」優菜がささやくと頷く俺だった。


村の中央付近までくるとサクラとスズがいたので声をかけた。

「お~い!サクラ、スズ」二人が振り向くと、その表情は青ざめて問題が起こっている事を物語っている。「どうしたんだ?!なにかあったのか?」っと問い詰めると、獣人の虎人族が攻めて来るっという事だった。元々、虎人族は戦闘好きで力強き者に従えと言う考え方で度々ハーフエルフ達と戦いになっていたが男衆が守っていた。だが今は男衆が居ない、居ても何かしらの負傷をしていて戦う事はできない。「今までニーナとお母さんが守って戦ってくれていたんだけど・・・・」そう言ってニーナの家の方を向くとドアが開き目を張らした2人が出てきた。「あいつら、またきたんだね」そう言うと戦う準備を始めた。

「ねえ。虎人族ってどれくらいの数で攻めてきたの?」サクラとスズに聞くと、男衆がいない事を聞きつけたらしく200人ぐらいの大軍らしい。こちら側は50人ぐらいだしニーナ親子でもちょっと無理があるんじゃないかなあ。{・・・なあ、優菜・・・俺達だったら撃退できそうな気がするんだけど・・・・・無理かなあ}{できるんじゃない・・・ルシファーさんの力があるし光剣もあるしね}優菜の同意を得て{じゃ・・・やりますか!・・・ルシファーさんの代わりに・・・ね}

「いいよ、ニーナ。俺たちが撃退してくるから、村のみんなと待ってて」

「ええっ、いいの?大丈夫?」

「大丈夫だよ。俺達強いしね。お父さんの力見せてあげるよ」そう言って笑顔で村の出口に向かう。

{・・ほんとうに・・だい・・・じょうぶ・・だよね・・・すっごくこわいんですけど・・}

{大丈夫よ~だったら最初に一発大きいのぶっ放して真っ直ぐに進めばいいわ。残りは私が倒してア・ゲ・ル・からね。ウフフフ}優菜の方が怖い気がする・・・・。

門に着くと表に剣や小手などで武装した200人が睨む中単身出迎える僕。

「虎人族のみなさ~ン申し訳ないが痛い目に合う前に帰ってくれないかなあ。今なら何もなく帰れるよ~」

っと出来るだけ丁寧のお断りを告げたつもりだったが「なんだとう~この弱虫野郎。おれたちゃここを拠点にしてこの森を支配するってきめてんだ帰ってほしけりゃ力で見せてみろよ。俺達を倒せたら言う事きいてやるよワハハハハ。」

男衆がいない時に大人数できて力もへったくれもないんだが。

「しかたがないね。」「炎龍!」

僕は神霊魔法を放ち光剣を出して大軍に突っ込んだ。

弱虫の癖に戦いを始めました。大丈夫かなぁ優菜がいるから大丈夫だよね、きっと。

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