感涙!衝撃の最終回!
彼に連れられて歩くとそこには大きな大きな城がみえました。久しぶりの人工物、テンションも上がりますよ。
「なんという城主の納める御城なのです?」
「それこそが、その城主こそがUBBなのでありますよ」
「なるほど」
なるほど、と言った後になって少し不安になりました。彼はどんな人を私に会わせるきなのだ?この大きな御城。おもうに一国の主、もしかするとこの世界の当主なのかもしれない。不安になって不安になってたまらなくなり、城に着くまで五度も小便をしてしまいました。これには彼も
「きみは、おしっこしまくりじゃないか。おしっこ、がまんしたほうがいいよ」
と苦言。
そんなこんなでやっと御城についた頃にはわたしは軽い脱水症状になっていました。そして彼に手をとられるがままにUBBの部屋の前まで行ったのでした。
「いいかい。ぼくはここまでさ。あとは君の問題だよ」
「いっしょにきてくれないの?」
「行きたいけどね。ここからは、きみだ。どうせ後で会えるしね。さようなら」
手汗、手汗。脇汗、脇汗。いざゆかん。
扉を開くと私の眼中にはただ光が。まぶしくて、ついつい目を閉じてしまったのでした!
ーーーーーー右手には赤いナイフ。前方には赤い男。そして金切り声をあげる女達。目を開けた私はとあるオフィスにいたのでした。まわりをみると普通の方々。「なんだ私は帰ってこれたのだ。いや…帰ってきたのか?え?」普通のなかに混じる私はもはや普通になれなかったのです。
すぐに普通達は私を取り押さえ、暗くてじめじめした部屋に閉じ込めました。「なるほど。この世界、いきづらいな。」そして、ワンダフルワッチュンランドを思い出しました。「あそこでは私は普通であった…」
トントントン
ノックの音です。
「お入りなさい」
入ってきたのは…あの彼でした。もちろんエルフではなかったですが。
「きみはワッチュンランドの…いやーこんなところでまた会えるとは」
「…いやーこの度は…誠に申し訳ござませんでした…」
「なんだいなんだいなにをあやまっているんだい。」
「私の監督ミスでございます。なんと言ったらよろしいのか…」
「いいえ。私どもの教育の不届きが行いました事でございます。」
泣きながらこの台詞を彼の隣で言うのは…母である!わたしの!母である!
「私が優しくしすぎたのですかね…本格的な治療をすべきでした」
「いいえ…親のわたしの責任ですわ…」
なるほどり。だいたい思い出してきたぞ。ふむふむ。じゃぁ。この辺でおさらばいたしましょう。わたし、帰ります。
「わっちゃん、やややややややややわっちゃん。」
うんち