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Ingen historia av namne<<名前のない物語>>vol.1  作者: リナ
6章 再会
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Beastmaster<<魔獣使い>>

―Beastmaster(ビーストモステル)


「きみがキライかぁ。おとーさんとおかーさんはどんな人か知ってる?あ、おかーさんは僕も知らないんだけどね?」

「父はデプロさんです。あなたには関係ないでしょ?子供だからって手加減はしません。申し訳ありませんが殺させてもらいます。」

「いうね!悪くない、悪くない、でもだめ。君は四肢をもいで、無理矢理でも連れて行かなきゃ……ね!」

 指をくわえて笛を鳴らす。森からは大量の鳥が飛び、それがキライを襲う。

「……ふん、まさに烏合の衆だな」

 フェンリルが咆哮すると蜘蛛の子を散らすように四散する。

「どうやらそのガキの力に強制力はないみたいだな?」

「基本的にはお願いだからね〜命令もできるよ?こうやってさ?」

 にこりと笑ってフェンリルに指をさす。すると森に隠れていたのだろうか、ハウンドドッグがフェンリルに噛み付く。


「……最低な子供ですね。」

 キライが指をさした少年を襲う。双刃刀を振り下ろし、回転して前後の刃で責める。指差しをやめるとハウンドドッグはその場にひれ伏す。

「ククク、指を指してないとだめなのか?」

「そうみたいですね。じゃあその隙を与えません。指差しをすれば強制できるみたいですが……。」

 腕の紋章が輝くとキライの攻撃した後に光が残り、キライから一瞬遅れて同じ動作をする。キライはそれを使い、前後から責めたり、上段下段の回避し難い攻撃を繰り返す。

「いつもなら、命までは取らないって言っていますが、君は許せ方にありません。」

 光とキライの猛攻で少年は押されていく。

「なんなんだよ。調べた時は魔法なんか!……僕が負けるわけ……っ!!」

 回避に失敗し、片腕が宙を舞う。

「許さない、なんなんだよ!凡人のくせに!臆病者のくせに!!じゃま!じゃまじゃま!!」

「子供が何を言っても!」

 キライが追い込んで双刃刀を振り下ろす。

「あーあー……僕の腕どうしてくれるんだよ。」

 攻撃が触れる直前にキライが吹き飛ばされる。


「追い込んでも油断するな!!」

「フェンリル……?」

「じゃましないでよ……犬のくせに……生意気だよ。」

 キライを吹き飛ばしたのはフェンリルが放った風だった。キライのいた位置には火柱が立っている。

「なん……だ?あれ。」

「僕の魔力で使う一番だよ。もういいや。おーさまには怒られるかもだけどおにーちゃんには死んでもらうよ。」

「……火の鳥?」

「そう、フェニックスだよ。あーあー。これ使ったら僕の魔力全部持って行かれるんだから……。どうしてくれるんだよ。もー空っぽだよ。ハウンドドッグすらあやつれないじゃん。どーするのさ!」

「全部か、もう空っぽか。じゃ君の負けだよ。僕も死ぬかもしれないけどね?少なくとも君は死ぬよ。」

「はは!なに?預言者気取り?わっけわかんない。」

「魔力が空っぽ……俺の眷属すらあやつれ無いなら……俺が下がってる意味はないな?糞ガキ。」

 距離をとっていたフェンリルがキライの真横に立つ。

「ふふふふ。嘘ついてるかもよ?」

「そこまで脳があると思えんが?」

「そうですね。残念ですが終わりです。」


「あ!フェニックスだ!最近見無いと思ったら!」

 火の鳥に抱きつく一人の子供。

「だ、誰ですか!?」

「僕?ああ。ダナエ様の友達だよね!タルウィっていうんだ!よろしく♪」

「よ、よろしく。」

「でも、ダナエさんは……首を。」

「問題です。問一!ダナエ様の正体はなんでしょう。」

 ニコニコとしている。キライが答える前に次を出す。

「問二!斬られた場所は?」

 タルウィがフェニックスの首元から離れて言う。

「問三!じゃー後ろを見ると?」

 キライもクスリと笑う。

「そゆこと。んー、問四!君は僕が怖くないの?」

「いや?怖くないよ。僕はキライ。よろしくね。様をつけてるってことはダナエさんの従者か何か?」

「うん♪そんなところ!」

「僕を無視するな!」

「ああ、まだ生きていたの?」

「し、死ぬわけないだろ?」

 タルウィとキライが話をしている間、フェンリルが襲いかかっていた。少年はギリギリで回避していると思っているようだが……。実際にはフェンリルが甚振っていた。

「なんでフェニックスが言うことを聞か無い!!」

「いやーそんなこと言ってもさ?人間ごときが僕に勝てると?」

「何を言ってんだよ!僕の魔力で!!」

「うん。で?僕の魔力に勝てるの?たかが、たかが(・・・)人間が?すごいね!そんなこと思えるんだ!」

 タルウィの頭上にフェニックスが舞う。

「火の悪魔、熱を司る悪魔。それが僕。魔力を注ぐのと熱を注いだんだよ。言わば餌付けだよ♪」

「そんな……!」

 少年は項垂れ、膝から崩れ落ちる。

「バイバイ♪」

 フェンリルの口が大きく開き……、一飲み。

「俺の胃袋で少しずつ溶かしてやる。せいぜい苦しめ。」

「うわ……見たくなかったなぁ……。」

「おい小僧。なに安心してんだ?」

「え?」

「まだ向こうには『王』と称される男がいるんだ。油断するな。」

「そうだ。ヴィットは?」

 恐る恐るダナエとヴィットをみる。戦闘はしておらず、何か話している。少年としては回避できる戦闘は回避したいが……。

「あ?あー……あいつ喰われたか。まぁいい。さて、そろそろ俺は帰るわ。」

「この状況でよくそんなこと言えるね?」

「え?ああ。あいつは預けておくよ。とりあえず向こうが大変な事になってるみたいだしな。」

「…向こう…?…」

 ヴィットは逃しはし無いとナイフを構える。

「ああ。俺の奪った国でいろいろな。」

「なにを言っているんですか?こんなことしておいて!」

「キライ。お前は選択しろ。自身の運命に従うか、抗うか。従う事をすすめるがね。じゃなー。」

 目の前の男は姿を残したまま、存在感が薄れていく。目の前にいると分かっているが希薄になり、無くなる。そして目の前で男はフッと消える。

よんでくれてありがとう♪


よいゆめを


あしたもあげれるとおもいます♪

ノシ

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