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Ingen historia av namne<<名前のない物語>>vol.1  作者: リナ
6章 再会
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Det Crocell<<それは天使>>

Det(デト) Crocell(クロケル)


 なぁ、魔族。天使って見たことあるか?綺麗だぜ?

「……天使ね。あんたら、何者だいー?……ひさしぶりね。元気……なわけないよね。いつ天使になっていつの間に堕ちたのかな?ねぇクロケル。」

「……★■◆●!!◆●★■!!!」

「そっかそっか。なるほど?あんたね……無理矢理召喚して、無理矢理堕としたのね。」

「おや、わかるのか?魔族って博識なんだな。」

「私を誰だと思っている。……だがな、さすがにやっていいことと悪いことがあるぞ人間。」

「なんだ?急に怖くなったな?」

「知りあいだったのかい?まぁいい。俺はアイツにあってくるわ。」

「ああ!?化物退治を始めようとか息巻いていなかったか!?お前!!」

「だってお前天使呼んだじゃん。俺、暴れるとさ、きっと壊しちゃうぜ?」

「たく……。皆はお前を王としているが俺は違うんだが?そこだけ覚えておけよ?」

「ああ。わーってるよ。わかってるからあの怖いのと戦えよ。いいな?」

「ふーん?あの子の知り合いね。」

「ああ。俺はかかわったことないがね?アイツはご執心だぜ?」

「てこよは孤児院の子たちであってるかな?」

「教えると思うのかい?」

「馬鹿な子だね。それがもう答えになってるんだよ!」

 山の上に黒い空間が生み出される。

「二人とも行かせるつもりなんてないからねー。あと援護で隠れてた奴らにも手は出させない。さすがに分が悪すぎるからね。まー?三対一なんだ。人間は殺さないと決めてたんだがね。お前らは例外として扱ってやるよ!」

「あーあー…やる気満々。あんしんしな。あいつは手を出さないつもりらしいからな。」

「全くな。俺を巻き込むなよ。俺はあいつに用があったんだよ。手は出さないからさっさと片付けろ。じゃないとお前も片付けるよ?いいな。」

「クスクス。あー悪い悪い。三対一じゃないわ。」

 左足を少し上げて強く地面を弾く。すると地面が赤で覆われる。

「おい人間ども。私の知ってる相手を堕としたのは間違いだったな。とりあえず……這い蹲れ。」

 地面から死霊系の魔物達が生まれる。中には暗い鎧を着たスケルトンナイトやワイトもいる。

「まてまて。そら卑怯じゃね?それでもあいつは手を出さないだろうし天使一体じゃどうにもできねーじゃないか」

 そう言って男は召喚した天使を蹴り飛ばす。

「さっさとやれ。お前は死ぬ気でな。生き残れると思うなよ。」

「だからさ。その子は私の知り合いなんだよ。だから、そんな扱いをするな。」

 男の頭を掴み地面に叩きつけ、頭を踏み台にして一度距離をとる。通常の人間であればそれだけで致命傷だろう。もちろん相手は通常ではない。深追いはせずに大事をとったようだ。

「ててて……。知り合いだ?この俺の奴隷になった天使が?」

 首を鳴らして男は立ち上がる。それも挑発する事を言いながらへらへらとしている。ダナエとしては別にそんな挑発には乗らないが……。

「天使なぁ。まぁ、ぶっちゃけもういらないんだわ。色々と楽しんだしな」

 卑下た笑みを浮かべ、ことある事に鎖を引き天使を蹴ったりしている。

「人間のクズだね。お前。名前くらい聞いておこうかと思ったけど、やめた。クズはクズらしくゴミはゴミらしく。だね。魔族は魔族らしくね。」

 ニコニコと表情は笑っているが……。何か邪悪な笑みだ。黒い空間は地面側からどんどん赤みを帯びていく。


「…キライ…!…あれ…!…」

「う、うん。ひ、光が落ちてったあと黒くなって……。」

「…こいつら…片付けたら…向こう行っていい…?…」

「だ、大丈夫。」

「…わかった…」

「シ、シュー!き、君はヴィットについて行って!れ、冷静じゃない。」

(君は?)

「き、気にしない。き、君の一番は彼女!ぼ、僕の一番も彼女!そ、それでいいだろ!」

 ヴィットはキメラを睨みつける。今までと比べ物にならない殺気を放つ。周囲がピリピリする。その瞬間多数の烏は飛んで逃げる。すー……すー……とゆっくりした呼吸をしている。そこへ、リームシュークが彼女の肩を登っていく。彼女が動き始めた瞬間。一体のキメラは逃げ出した。最初に彼女へ飛びかかった個体だ。

「…いいよ…逃げたいやつは…さっさと逃げろ!!」

 彼女は声をはりあげる。

「…死にたいやつだけ…のこれ!!」

 恐怖に当てられたのかキライ側のハウンドドッグが散り始める。キメラは直接殺気をあれられたせいか恐慌状態で身動きを取れなくなっている。私は警告はした。逃げないやつが悪い。そう切り捨てる。彼女が息を止めたあと……。その場はから彼女の姿は消えていた。

 残っていたキメラの背中には氷でできたナイフが突き刺さっていた。

「さ、さすがです。ぼくもなんとか切り抜けなきゃ。」

 とは言えヴィットの出したさっきのおかげで両手で数えられるくらいのハウンドドッグしか残っていない。確かに上空には烏が舞っているが。これなら大丈夫。そう思ったのもつかの間、ハウンドドッグが一斉に散り始めた。

「なんですか!?」

 何処からともなく唸り声がする。

 キ、キメラ…!?でもヴィットが全部片付けて……。

 倒したハウンドドッグやカラスの血だまりの中にそれはいた。血だまりの中に二つの赤い点。

「な、なにが……」

 何かが……。キライは双刃刀を構えて相手の動きを見極める。

 一つの影が飛び出てくる。

読んでいただきありがとう♪



それでは、良い夢を。


ノシ

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