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Ingen historia av namne<<名前のない物語>>vol.1  作者: リナ
6章 再会
88/116

Analys<<解析>>

Analys(アナリーズ)

 ダナエはとりあえずアナがしゃべっているのを無視してヴィットと話をする。

「ちょっと気になってね。あの子は私の使い魔……まあ、使い魔ではないんだけどそんな感じ。読んだ理由としては彼女はいろんな解析、調査が得意なの。まぁ、はたから見たら信じられないけどね。普段騒がしいのが玉に瑕なんだけど。まぁ、いい。」

「…解析…?…さっきの…ヘルハウンド…?…」

「うん。あとキメラだね。」

 キライはアナに絡まれ困惑している。反応はしている……ようだが。

「…さっきは…あんなに真面目に…しゃべってたのに…」

「彼女なりの照れ隠しさ。慣れればもう少し静かになるよ。ヴィットに可愛いって言われて変なスイッチ入ったんだろうね。」

「…へえ…」

「反応が薄いねー。ま、いい。」

「…キメラ…変だったの…?…」

「まぁね。キメラって何か知ってる?」

「…一応…いろんな…怪物が…くっついてるやつ…」

「キメラっていうのはね。自然発生しない。」

「…誰かに作られた…?…」

「そういうこと。一応私は魔族間では有名人でねー?私と同行しているあなたたちを襲うのは違和感があるのよ」

 まさか吸血姫?

「いや、それはないよ。あの子は乱暴者だし、気の向くままだから、何かない限りは手を出してこない。」

「…じゃ…」

「いやいや、あの男の子はないかな。あの子じゃキメラを作れないよ。だって吸血鬼になりたてだよ?無理無理。」

 アナがダナエに飛びつく。すると再度夢馬が空高く飛び跳ねる。

「さて、真面目な話しよう。」

「真面目?私が不真面目だっていうのかい?いやいやいや。ダナエ、落ち着きなさいよ。私がただ何もせず少年の戯れてたと思うのかい?」

「…?…どういうこと…」

「敵の狙いはキライ。そうじゃないかとおもってるんだよ。」

「…ますますわからない…」

「まぁ、わからないとは思うけど、面倒くさくなって考えるのをやめないでね?イロードに言われたでしょ?」

 頭をかきながらうなづく。

「…黒い骸骨…」

「黒い骸骨?なんだいそれ?」

「…この前…キライを…誘拐した…」

「んー……。でも人間の仕業ではないように見えるんだよねー。」

「いやいやいや。ダナエ、それは微妙なところだよ?魔族間で変な噂が立っててね。一部の魔族と一部の人間が結託しつつあるって話さ!あんた、最近こっちの話に顔出さないからわからないことがあるのさ!」

「それが、黒い骸骨っていうのと関係あるの?」

「…でも…私…全滅させた…」

「おやおやおや、そこに魔族は居たのかい?」

 ヴィットは首を横に振り、しょうもない人間しかいなかったのを伝える。

「その、黒い骸骨っていうのが、全滅じゃなくてまだいたとしたら?……それで魔族に助けを求めた。まぁ、無理矢理感はあるけど辻褄は一応合うか。」

 キライの載っていた夢馬が再度降ってくる。今回は静かだとヴィットがキライを確認する。

「…ダナエ、アナ…大変…」

「あらあらあら?どうしたの?」

「…キライ…泡吹いてる…」

 ダナエとアナの笑い声が闇夜に響き渡る。ダナエの笑い声は……まぁ、普通ではあるが、アナの笑い声が不気味だった。その不気味な笑い声にダナエの笑い声が合わさったせいか何か不安なものになっていた。



 ……近くの村落で、魔女の噂や不気味な噂が立った事を彼女たちは知らない。



「ん……あれ?ここは……。わぁっ!?」

 真っ白なテントの中だった。彼が驚いた声を上げた理由は……。

「おやおやおや!おめざめかい!!もうあさになってるんだよ!?何してるんだい!ダナエもヴィットもとっくに起きてるんだよ!あんたもさっさと起きなさい!……せっかくヴィットがあんたの横で寝てたのに朝まで起きないなんて残念な子だよ!あんた、きになってるんでし……んー!!んー!!!」

 キライは首を起こしたところにいた人形の口を押さえる。なんて、目覚めだ。一瞬で覚醒した……。

「……アナ!ちょっと、そ、それ以上はその大音量で言わないで!!」

「…よばれた…?…アナ…?…キライ…おはよ…」

「あ、お、お、おはようございます。」

 少女は何があったかわからず首を傾げてテントから出る。

「あらあらあら、キライ。かわいいね。あんた。ヴィットはかわいいもんね。惚れちゃった?惚れてるの?どうなの?私に言ってみなさいよ!相談に乗るからさ!ほら!しゃべっちゃいなさい!まぁ、聞かなくてもあんたの反応を見ればわかるんだけどさ?」

「お、お願いします。その話は勘弁してください。」


「…起き抜けから…元気…」

「そうだねー。まぁ、目覚めて一番にアナってのは強烈だよね。さて、ヴィット。準備運動がてらかかってきなさい。いま、君のナイフに魔法をかけた。解くまでは何があっても生き物が切れる事はない。便利でしょ?」

 首を傾げてナイフで指先をなぞり、なるほどと理解する。

「さ・て・と……やるなら君と同じ短刀でやってみようか?単純な技術はヴィットのが上でしょ?魔力使えない分ハンデだね。」

「…いらない…」

「あはははは。そんなこと言わないでよー。えーと、短刀…短刀っと。」

 昨晩両刀薙刀の節棍(ホネバミ)を出した時と同様に黒い空間に腕を突っ込む。

読んでいただきありがとうございます♪


明日もあげたい♪


ノシ

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