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Ingen historia av namne<<名前のない物語>>vol.1  作者: リナ
6章 再会
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Crazy Marionett<<狂人形>>

Crazy(クレイジー) Marionett(マリオネット)


「ところで、魔法。学びたいかい?」

「はいっ!」

「よろしい。じゃ魔法使いと魔導師であれば?」

「ま、魔法使いで……。お願いします。」

「そうか。却下だ。まぁ、聞いたわけだがそんなの資質次第だからそんなのわからないんだ」

「き、却下!?質問した意味は……?」

「ん?これから教える相手がどんな相手が理解するための手段だよ。読んだ感じどう思った?」

「ま、魔導師は少し傲慢なイメージをしました。」

「傲慢?」

「そ、そうです。自分の力で相手を従えるなんて、ぼ、僕は嫌です。」

「ふむ。消極的な理由じゃなくてよかったよ。もし、それで何かマイナスな事を言ってたら教えないところだった。普通の人はより強大な力を欲する。まぁ、私は人に何かを教えるなんて初めてだから聞いた話だけどね。」

「ま、魔導師を選ぶ人の方が多いんですか?」

「何かを学ぼうとする人はね。いや、君の答えを聞いたからいいんだ。ヴィットはどちらだと思う?」

「か、彼女も魔法使いだと思います。」

「それは、どうかな?」

「……ど、どういう、意……わっ!ああああぁぁぁぁ!!!」

 キライはダナエの視界から消えていた。いや、まぁ、消えていたというよりは夢馬が元気よく飛び跳ねたのだ。

「夢馬と契約できるかもしれない人間……か。もしかしたら狙われてるのは彼?キライは何者か……。それは確認しなきゃいけないな。」

 誰も見ていないところで空中で指を動かす。四角を描き中には三角形。その中には逆三角形。その中には五芒星。描き終えたところで周囲に赤い円が描かれる。中からは手のひらサイズの人形が出てくる。

「や、元気かい?」

「なんだい?ダナエ。私を呼ぶなんてさ?」

「少し話し相手になっておくれよ。」

「いいけど?少し老けたかい?」

「ようやくって言ってくれる?」

「ふふ。そうだね。ようやく老けたんだ。……世間話だけじゃ無いんでしょ?」

「そ。手を出してきた奴がいるの。」

「あら!あらあら!自慢話かしら?」

「いやいやーそんなぁ〜……。わかってていってるね?それだったらこんな魔法陣で呼ばないよ。これに関して調べて欲しいんだ。」

 ダナエは両刀薙刀の節棍ホネバミに付着した血液とキメラの羽の一部を人形に渡す。

「ふーん?なにこれ?」

「なんだと思う?」

「珍しいね。ここってどこ?魔女の城でも行ったの?」

 キメラの羽を人形は触り解析する。

「ちがう。ある森の主にあいにきたんだ。その羽はその時私と一緒に旅してる人間たちが襲われたの。」

「へえ。まぁ……それはありえるね?コッチは血液に呪いがかけられてるね。ハウンド系の魔物かい?」

「呪い……ねぇ。そう。私に襲いかかってきたのはヘルハウンドかな?一応。……群れで。」

「あんたを襲うヘルハウンドがいるの?」

「……まぁ久しぶりだね。」

「…かわいい…人形…」

「!?」

「あらヴィット。起きたの?」

「…うん…」

「あら!あらあら!!可愛い子!なにこの子!あなた!"夜を統べる者ル・シャノワール"じゃない!真っ白ね。突然変異!?そうなの?ちがう?じゃーその体を包んでる儀式痕が原因?そか、耳も無いもんね。いやいや、その人間のもしたのじゃなくて。あとは魔力のリバウンドがきてるのね。そんなことしてたら長生きできないよ?長生きしたくないの?」

「一回黙ってね。」

「…?…儀式痕って…」

「あなた!名前は?」

「…ヴィット…それが…私の名前…」

「ヴィット……?そかっ!ヴィットよろしく。私のことはアナリス・アナリズ・アナス。長ったらしいからアナって呼んでおくれ。」

「…そか…アナ…よろしく…」

「お話ししよう。もうすぐしたら空から一人と一頭降ってくるし。みんなでね。もう一人って私大丈夫?え?大丈夫じゃないの?大丈夫大丈夫。私礼儀正しく静かにするから!そうでしょ?今日はいつもより静かだと思わない?ダナエ。」

「そうね。いつもと比べるとね。」

 絶叫と共に一頭と少年が一人登場する。

 アナは……驚くほど静かになっている。傍目からはただの人形だ。

「はぁ、はぁ、し、死ぬかと……ぼ、僕はまだ……」

「…キライ…おかえり…」

「あ、ヴ、ヴィット。た、ただいま。」

 ダナエが人形をキライに投げ渡す。

「な、なんですか?ダナエさん。に、人形……ですか?」

「それを見てどう思う?あとそれがしゃべったらどうする?」

「……え、えっと、か、可愛らしい人形ですね。ダナエさんの?しゃべる?まぁ、ぼ、僕は男なのでそう言ったのはないですが、話はしてみたいですかね。」

「そう。私と話はしてみたいか。よろしくな。キライだっけ?そんな風に呼ばれてたよね。ああ。その反応、いいね。無反応じゃなく理解が追いつかなくて固まっている表情って私大好きなのさ。なんだいなんだい。世界には化物がそこらじゅう歩いてるじゃない?人形が喋るのは理解の範疇外なのかな?それともいままであったことない者は信じられないタイプ?先入観で動くと簡単に死んじゃうよ?これは私からのアドバイス。いい?」

「……。」

「…………。」

「し、しゃべった!!に、人形がしゃべった!!シューの悪戯!?」

「おお。本当にいい反応してくれるじゃない。悪戯とは失礼しちゃうね。私は私。アナって呼びなさい。ああ、あなたの名前はなんとなく会話中に聞いた気がするからいいよ。え?自己紹介したい?いいって。私はそんなに長居しないから名前だけわかれば十分。あえば大抵のどんなのかわかるからね。君は普通にしてくれれば問題ない。」

 一反応すると、百で返ってくる。そんな感じの人形だな。

「おや、失礼なこと思ってるね?そうだね?絶対そうだ。そんな事を目で語ってるよ?目だけじゃないね。心音も語ってる。それに何より表情でわかるね。絶対そうだ。そうに決まってる。どうせ、私の事、一反応すると百で返ってくるとかそんな風に思ったでしょ?本当に失礼だ!実に不愉快だね。馬鹿だね。私はね、無反応でも百の反応をするよ!わかったかい?」

「ご、ごめん。」

「あら、謝罪を要求したわけじゃないわ。そんなことより認識を改めなさい。いい?私をそんな、チンケな者と思わないことね!」

いつもありがとうございます!!



もしかしたら夜にもう一ついけるかも!!


期待させて…なかったらごめんね。


ノシ

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