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Ingen historia av namne<<名前のない物語>>vol.1  作者: リナ
6章 再会
84/116

Vad är det magiska<<魔法とは>>

Vad(ヴォ) är() det(デト) magiska(マジスカ)


 魔法使いとは、自身の魔力と世界に溢れる魔力と協調させて奇跡を起こす。


  水を

   木を

    火を


 それを使役する。

 世界を調和させ、自然を調和させる。



 魔導師とは、自身の魔力で世界に溢れる魔力を支配して破壊を起こす。


  光を

   闇を


 それを統べる。

 世界を従え、我が道を行く。


「え、えっと魔導師は悪い人……ってことでしょうか?支配して、破壊って。」

「…どうだろ…この文献…古い…なんか…読めない字…おおい…」

 キライは隣すぐに女の子がいることに遅れながら気が付く。すると赤面し、胸の鼓動が早くなるのに気が付く。ヴィットは気にせず本に手を伸ばす。少年は驚き飛び退く。

「…?…どうしたの…?…キライ…?…」

「な、なんでもないです。」

「…キライ…これ…」


 人間からの魔導師は既に人ではあらず


 魔族の魔導師は魔王とよばれるだろう


 その種を救い、あるいは滅びへ導く


「ひ、人にあらず?よ、よくわかりませんが……。べ、別の種族になるっていうこと……でしょうか?」

「…いや…ちがうと思う…」

「と、とりあえず、とてつもない力をもっている……のはわかりました。」


 ヴィットはじっとキライをみる。そして問う。

「…なんで…ついてきたの…?…」

「ぼ、僕は君に何度も命を救われてる。……そ、その恩を返さないと。そ、それ以前に!僕自身強くなりたいんだ。」

「…そ…」

 恩なんて気にしなくていいのに。そう思いながら彼女は立ち上がり、夢馬のところへ行く。そして、頭を撫で、身体を撫でる。 キライもそれを見て自分の乗っていた夢馬の頭を撫でる。

「そ、そう言えば彼らは何を食べるんだろ。」

 何を与えればいいかわからないが、形状は馬だ。地面に生えている草を食べているようには見えるが…が、匂いを嗅いで食べてはいなかった。頭を撫でているとキライは夢馬にじゃれつかれている。

(夢馬は何も食べないよ。こいつらは乗る相手の夢を栄養にするんだ。って言っても食べられるわけじゃない。だから無害だよ。)

「ね、猫が、しゃべった……。」

「…キライは初めてだったね…」

(ボクはリームシューク。よろしく。喋ってるわけじゃないんだけどね。)

「……た、たしかに頭に直接。」

(ヴィットはボクが守るから、君はまず自分の安全は自分で守ってね。余裕があったら助けてあげる。)

「わ、わかった。よ、よろしく、リームシューク。」

(シューでいいよ。その方が呼びやすいでしょ?)

 挨拶がてらキライはリームシュークの頭を撫でる。少しじゃれついた後で夢馬は闇に溶けていく。

 直後ヴィットはナイフを取り出す。それから遅れてキライも長刀を構える。

「…嫌な感じ…」

「な、なんですか!?殺気……みたいですが。か、隠す気なんてないみたいです!」


 目の前に一体の獣が現れる。見た目はライオンに見えるが……、尾は双頭の蛇、背中には蝙蝠のような羽が生えている。

「…キメラ…」

「キ、キメラなんて、な、なんでこんなところに。」

「…知らないけど…今…あんなの勝ち目ないよ…?…どうする…?…」

「た、戦うしかありませんよ。に、逃げれるとは思えないですし。」

「…キミは…逃げろ…」

「そ、そんなこといわないでください。ヴ、ヴィットさんの役に立ちたいんだ。」

「…はぁ…しなないでね…」

「わ、わかってるよ。」

(追い払えればいいね。ダナエが返ってくるまで頑張ろう。)

「あ、あの人ならなんとかできるの?」

「…いいから…今は…集中して…」

 咆哮と共にキメラが宙に浮く。

「あ、あんなのホントに空飛ぶの!?」

 キライは驚きの声をあげながら体勢を低くしてキメラの突撃を避ける。

「…とりあえず…攻撃に注意して…」

(キライ!そっち行った!!)

 舌打ちしつつヴィットはナイフを投擲する。狙いは羽の薄くなっている端っこ。薄くなっているとはいえ巨体を浮かせるほどの物だ。簡単に弾かれてしまう。

(ヴィット!ナイフだすよ!あれには普通のナイフじゃ!)

「…お願い…!…」

 リームシュークは魔法陣を展開しする。ヴィットは魔法陣からナイフを手に取り、逆手に構え、キライも長刀を逆手に構える。ヴィットはキライに攻撃を避ける時に受け流しながら刃を当てるように指示を出す。リームシュークはヴィットのナイフに魔力を通す。普段は彼女が無意識下にやっている事だが今回は出来ない。魔力と共にナイフが凍気を放つ。敵対している相手が武器を構えたのに反応したのかキメラは飛ぶのをやめる。そして、再度の咆哮。キメラは地面を削りながら接近してくる。あの爪にやられれば致命傷は避けられない。キライは若干の戦い辛さが有ったが攻撃を受け流すことに関して彼は天才のようだ。敵を凝視し、体勢を自然体にし長刀を構える。キメラの攻撃は彼の長刀に誘導され彼のすれすれを通過していく。少年は息を切らしながら攻撃を受け流す。必死に、丁寧に。一つ一つ。

 ヴィットはナイフを構えキライを襲うキメラの背後から襲い掛かる。人間相手であれば隙だらけで攻撃が簡単に当たるところだがキメラにの尾には双頭の蛇がいる。蛇が攻撃に反応してキメラが大きく飛び上がる。

「…厄介…目は…六個…まったく…何なんの…」

朝からありがとうございます♪


次は水曜日!

もしかしたら夕方になります。


ノシ

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