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Ingen historia av namne<<名前のない物語>>vol.1  作者: リナ
6章 再会
80/116

det är showtime!!<<it's showtime>>

Det(デト) är(ァー) showtime(ショウタイム)!!―


 ダナエに一度頭を下げると、彼女は自室へ走って向かい準備を進める。といっても投擲用のナイフをそろえて愛用のナイフを研磨する。最近はユキトの力が籠ったナイフを使用していたがソレ(・・)は切れ味が落ちることもなく不思議と自分の手になじむた別段手入れをする必要はとしない。今は自分で魔法陣を展開することができず、好きに出し入れができないため、自身で手入れしていたナイフを使うしかない。……もちろんリームシュークの力を借りることで容易だろうが。それではもしも何かが起こったときに困ってしまう。手入れが終わるとそれを装備して酒場に出る。準備が完了したことをダナエに伝えると、一緒に加えて一人旅に連れて行く事を話す。本人の意見は聞いていないため本当に来るかはわからないが……。

 ゴブリンの里での一件を納めてきたデプロとキライが酒場による。どうやらキライはデプロからエフトレットへ行くことを聞かされた様だ。彼としても命の恩人に何か報いたいと言うことらしい。黒い骸骨に捕まったときのことも彼から聞いたようだ。彼の同行をダナエは許可する。言うことを聞かないと放置していくという条件で。そしてダナエはキライの周りをぐるりと回ると。

「キミがキライ君かー。ふむふむ、なかなか面白いかもね。安心して、デプロ。この子はこの旅で重傷を負ったりしない。そして、ちゃんと成長してあなたの元に帰ってくる。そんな強がったりしなくていいんだよー?でも、今の少年ではなくなる。それでもいいかい?君はこのままでいいと思っているのではないのかな?」

「な、なにをいっているんですか?……ダ、ダナエさんですね。や、役に立って見せます!」

「ふーん。大丈夫。役に立たなくてもいいんだよ。君は君なりに無理をしてくれればいい。」

 ダナエはニヤニヤしながらデプロの方を見る。デプロとしては相手がよくわかっていない。ヴィットとイロードと何やら親しげにしていたが……。

「ああ、私はヴィットのお世話になった旅の不吉な占い師だよー。まぁ、イロード達にもお世話になったけどね。正体がわからないと信用はできないと思うけどね。私の占いはよく当たるんだ。……とくに相手の死期とかね。」

「死期……だと?おい、お前何者だ?占い師だ?本当か?応え次第じゃ、かなわないにしても……。」

「んーと、私は占い師。じゃ呪い師かな?どちらにしろ胡散臭いものだよ。待て待て、私はそんなに強くないよ?あと一メートル距離があれば別だけど、この距離じゃかなわないよ。ほらほらつかに伸びる手を止めてよ。」

 デプロはそれを聞きダナエを警戒する。敵意はないが、信用していい相手か、それもよくわからない。イロードから聞いた話だと腕はかなりたつというとこだが……。任せてもいいが信用はしてはいけないと言う。

「大丈夫だよー。そんな警戒しないでおくれよ。万全のヴィットと同じくらいの腕はあるよ?ああ、不吉なことを言ったからか……。まぁ、信用してくれって言うしかないんだけどさ?」

 仕方なく頷き、そして頭を深々と下げてダナエによろしくと伝える。ダナエもそれに答えると誓いを取る。

「じゃあキライ君。キミは今すぐ家に帰って旅の準備をしてきなさい。私たちはもうほとんど準備できてるからね。」

 キライは頭を下げて酒場を出ていく。

「俺は、あいつがやるきになっているのを止めることは無い。あいつがここまで自分で動こうとしているんだ。」

 キライは全速力で兵舎へ向かう。急ぎ彼は旅の準備をする。……といっても彼に旅の知識があるわけでもなく。自分の装備を整え、最低限の準備を行う。丁度準備を終えたところでデプロが彼の所に着く。

「準備は終わったか?お前にいくつか言っておくことがある。……とりあえずな、怪我はしてもいい。無理もしろ。沢山な……。お前にはここの兵士としてじゃなくてお前として成長してきてほしい。自信を持て。それだけでお前はもっと強くなる。化け物相手だけじゃなく、人間相手でもな。じゃ、死なないで帰ってこい。それだけが俺の願いだ。まぁ…ダナエって奴の言うことが本当なら死にはしないらしいしな。一人前になってこい。それができたら俺は満足だ。」

 デプロはそう言うとある本をキライに渡す。

「まぁ、半分近くはもうすでにお前に教えてある。あとはお前で手に入れろ。お前ならできる。」

 彼に渡されたのはデプロが手書きで残している戦闘に関する本だった。彼の技術がこれに全て記載されている。キライには直接伝えてきたのでこれに書かれている内容だ。彼が言った通り既に半分程度叩き込まれているが、伝授されていないデプロの技やキライに教えるつもりだった技が書いてある。彼は決意する。自分は一人前になる。

「ああ、あとこれ餞別だ。持って行け。俺のお古だがな。」

 黒に天秤の紋章が刻まれた外套を渡す。

 少年は受け取って涙を流しながら深々と頭を下げる。


 涙をぬぐい。彼は酒場に到着する。

「お、お待たせしました。」

「いやいやー、待ってなんかいないよ。これから最後の準備が終わるところさ。面白い物が見れるよ」

読んでいただき、ありがとうございます。


んー… 同じ言い回しが目立ちますね。


では 次は水曜日!!


ノシ

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