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Häxan <<魔法使いとは>>

―Häxan(ヘクサン)


 ヴィットとゲルンは日の落ちているうちに目的地に向かう。

 本日の目的地は日が昇る前にマスア村に到着すること。

 道中気になっていた事をゲルンに尋ねる。


「…いつから…魔法を…つかえるの?…」

「ん?ボク?んー?マスターにあってからだから、十年くらい前かな?多分♪ あの孤児院に連れてかれてすぐだね」

「…ルンは…契約した魔法つかい?…」

「うん♪ボクは契約してるよー でも驚いたなヴィットは契約とかそういうの知ってたんだ?」

「…何と?…」

「ドライアドっていう木とか花の精霊かな♪」

(…なるほど…だから戦闘中…花で攻撃するんだ…)

「…ット?おーいヴィット?それがどうかしたの?」

「…?…あ…ごめん…考え事してた…」

「どしたの♪このゲルン姉さんに相談してごらん?」

(…まだ…相談できない…単純に夢だったのかもしれない…今日ねて…彼と話せたら明日…相談してみよう…)

「…なんでもない…いつも…綺麗に戦うから…気になった…」


 そうかそうかとヴィットに褒められ機嫌を良くして気分を良くして目的地に到着するとゲルンはヴィットと組手がしたいと言い始める。

 ヴィットは嫌々と付き合うことになる。今日のベッドの支配権を賭けて…ヴィットが勝つと別々のベッドでゲルンが勝つと一つを借りて二人で使うと…


 ヴィットは訓練用のナイフを装備し、ゲルンは構えを取る。

「ヴィット、かかっておいで♪ボクに勝てたら甘いものでも買ってあげる♪」

 少しからかうようにヴィットを挑発し構えを取る。


 ヴィットは挑発された瞬間にゲルンとの距離を詰め、短期戦の勝負に出る。

 残りの体力を考えた結果、長期戦は不利と考えたためだ。


 力では到底及ばないヴィットだが速度だけを言えばゲルンより相当早い。

 普段のルールでは急所に一撃与えれば勝ちという簡単なルールである。


 喉元を捉えたナイフはゲルンの右手で簡単に受け流され…そのまま勢いをつけられ地面に叩きつけられる。


 ダウンした直後ゲルンは指輪に力を込める。

<<Trädockorna(木の人形)>>

 ヴィットの後ろにゲルンと同じ大きさの木が生えゲルンと同じ姿を成していく。


 ヴィット気をつけてね?最近編み出した技だから…ね?

 木の人形はヴィットと同じ構えを取り攻撃を仕掛けてくる。


 木人形はゲルンと全く同じ動作を行う。

 ヴィットは必死にゲルンと攻撃を避け続け人形の首を跳ね飛ばし、ナイフを構え直す。


 ヴィットはその後一気に距離を詰める。

 が、ヴィットの体は宙に浮き動きがとれなくなる。

(…っ…木の人形…なるほど…生物じゃないから…か…)

「…私の負け…」

「うん♪ボクの勝ちだね」


 組手の後にゲルンに指摘される。

 魔法で作成されたものの首を取っても死ぬとは限らない。むしろそのまま襲いかかってくるものが主であると。


 宿に着き部屋を取る。

 ヴィットは負けたため一人部屋を二人で使うことになり、諦めて不貞寝を始める。



 ヴィットが眠りにつくと雪吐豹の言う通り彼の元で目をさます。

 前回呼び出された空間と異なり、幻想的な湖がそしてヴィットと白銀の雪吐豹はその中心の孤島にいる。


(…夢じゃなかったんだ…いや?夢なのか?…)

 ヴィットは少し困惑しつつも彼に挨拶をする

「…おはよう…ユキト…ここは?…」

(契約を疑っていたか?…まぁいい、最初はそうであろう…我の精神世界だ。昨日と違うのは契約を行ったため、ヴィットという人間に空間を解放したのだ。…してユキトとは?)

「…キミの名前…ところで…何をすればいいの?…」

(ふむ…名前か…悪くは無い…契約者の主ならば真の名を呼んでも構わないのだぞ?)

「…真の名前…なるべく口にしない…ほうがいいって…誰かが言ってた。…」

(そうだが、我の力はその程度で変化は無い。それに主の知識は中途半端だ。真の名前によって何等かの影響があるのは使い魔とかその類だ。)

「…そうなんだ…じゃぁ…」

(よい。その名前気に入った。それでよい。)


「…んで…何を最初に…するの?…」

(我と契約したことにより、我の魔力を媒介を通して使えるようになる。我の魔力は『氷』である。)

「…氷…?…」

(そうだ。氷だ。まず目の前にある水これを凍らせてもらう。)



 ヴィットの前に容器が現れ、それに水が満たされている。

 ユキトが目の前で手本を見せる。

 手本とは言ったが桁が違う。ユキトが実行したものは周囲の湖を氷結させる。


(まず、その容器だが最低限でもこれと同じことをできるようになってもらう。)

「…最低限で…これ?…」

(これぐらいできないと我の本気を見ることはできないぞ?)

「…本気…この前よりも先が?…」

(以前の我の言葉が届いていなかったのか?我の力の解放途中だ。)

「…む…なんか…そんなこと…言ってたかも…」

(では、やり方を教えよう。)


 氷の魔法の原理は自身の魔力をしようして物質の動きを変化させることとユキトは言う。

 そしてヴィットは夢の中で魔法の修練を積む。


 そして目覚めの直前、本日の成果を見せる。

 容器に入れた水を氷結させる。


 触媒である爪に力を籠め、魔力を込める。

 すると、みるみる内に容器内の水が凍結していく。


(…まだ…全然駄目…もう少しだと思う…だけど…)

 爪には魔力が充満し、容器の八割が氷結する。


((気が付いておらんが、ヴィットの奴、あいつの魔力の扱い方を覚えれば相当なものになる…))

 ヴィットの目の前の容器の九割が氷結する。

 彼女自身は気がつていないようだが、魔力が漏れ彼女の周囲に雪が降り始める。


 彼女は気が付いていないが、周囲に雪が積り始める。


 そして、目が覚める。

よっし。。調子よく更新です!


脳内に作成したものはあるのですが、記載する時間がほしいです。


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