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Ingen historia av namne<<名前のない物語>>vol.1  作者: リナ
6章 再会
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Eller klan, eller Uva<<一族か、ウヴァか>>

Eller(エッレ) klan(クラン), eller(エッレ) Uva(ウヴァ)


 家に着くと既にダナエが目を覚ましていた。……考えてみればとても不思議で、まっとうではない。元々敵だった彼女ではあるが不思議とヴィットもイロードも心を許していた。元吸血姫、今はデュラハン。彼女の元へヴィットは向かう。彼女は大切な話があると切り出してきた。

「キミは自分の一族に会うつもりはないかい?」

 ヴィットは首を傾げた。自分に記憶はないし、それに加えて自分の育った場所は孤児院だ。たとえそれが自分がいた場所から連れ去られたところだとしてもだ。よくない思い出が多い。だが、よくない場所だったが自分にとってとてもかけがえのないものを手に入れられた。今更戻れるものなのか?……確かに自分の家族、一族には会ってみたい。その気持ちはある。自分の両親は?兄弟はいるのか?……気になることはたくさんある。そして故郷に帰ったらその後は?自分自身はどうする?そこに留まるのか?加えて自分は今、素の姿ではない。これは?一族と自分の姿はかなり違うだろう。

「すこし、昨日の話を聞いて心当たりがあるんだー。でも、行くなら早くした方がいいかなー……思っている通りであればキミの一族は根絶させられる可能性がある。」

「…根絶…?…」

「君の一族はいろいろ呼ばれはあるけど……。そうだなねー……。よく幸福の民、祝福の民、加護の民とか、ね。いろいろ呼ぶけど夜の眷属からは闇を統べる者って呼ばれてる。私たち、アンデットや魔族からも覚えられているんだ。かなり有名だといってもいい。人間たちには隠されてて多くの人は知らない。まぁ、古い文献とかを読み漁る人は聞いたことはあるかもね。えーと……どこまで話したかなぁ。あ、そうそう。ちゃんとした名前は黒猫(ル・シャノワール)っていう彼女らは不思議な一族でね。子供は女の子しか生まれず、それなのに別の種と交わっても自身の血が薄まることはない。どんなのと交わっても黒猫の血は絶対に薄まることがないんだ。人と交われば君の様な人と黒猫のハーフとなるし、魔族と交われば、そうなる。そして共通していることは……。ありえない魔力を内に秘める。そして例外を除いて聖霊、精霊、神霊、神獣から祝福……まぁ契約をすることだ出来るんだ。そんな一族に最近、人間が目をつけてね。味方に引き込む。それがもし無理なら。」

「滅ぼすしかない……か。俺らが他の奴らのことは言えないか……。」

 ダナエは静かに頷き話を続ける。

「迷信や伝説の類と人間は思っていたはずなんだけどね。どこかのカス達が見つけ出してそれを軍事利用しようとしてる。」

「なんか、心当たりのある話だな。そもそもシロを連れ去ってきた奴らは知っていた話だ。この国が絡んでるのか?……いや、今の国王はそれをやらないはずだな。人は数でしか認識しない奴のはずだ。軍事利用……。どこの国だ?」

「北にあるコメダっていう国をしってるかい?」

「コメダ?ああ。魔法大国だっけか?おれも何度か行ったことがあるな。だが奴らの言う魔法は未熟そのものだったぜ?」

「いつの話だい?ここ一年以内の話かい?」

「いや、最後に行ったのはギリギリ一年以上前くらいか?」

「ここ最近、革命が起きたのさー。現在の国王は別の国からやってきた異国人らしい。一人で国軍をひれ伏してそのまま席に着いたらしい。」

「…一人で…?…部下とかは…?…」

「いる。部下、そいつらはいただけらしい。手を出すなと言われて跪いていたらしいよー。」

「ふむ……?新しい国王ってさおれらと同じ年くらいか?」

「ん?なんだ、心当たりあるのかい?」

「……一人だけな。確認してみるよ。おい、シロ、ウヴァと会いたいかもしれないが、そっちを先にしてもいいんだぞ?意外と急ぎの話らしい。コメダの国王はおれらの知ってるやつかもしれん。あいつならやりかねない。」

「…誰?…」

「いや、少しお前も考えろよ。確認が取れたら教えてやるよ。」

 ヴィットは椅子に腰掛け俯いて考える。彼女の答えは決まっているが、それでも迷ってしまう。両方とも彼女にはとても大切なことだ。一呼吸おいて彼女は答えを出す。

「…ウヴァに…会いに行く!…」


 いいのかい?これでもし、滅ぼされたら君は一族に会うことはできないんだよ?……とダナエは確認を取る。正直な話ウヴァという少女に興味はない……というわけではないが、逃げるわけではない。今すぐ会いに行かなくても会うことはできるだろう。

「…ルンの…回復が…私には…」

「そっか。大切な家族だもんね。まぁ、意識回復してくれると私の仕事はなくなるからそれはそれでいいんだけどね。」

「仕事……か。デュラハンの本業か?」

「うん。こればっかりは習性だから仕方ない。意識が戻れば私の仕事もなくなる。意識が戻れば生の力が強まるからね。」

「…?…」

「お前は本当に勉強からやり直しな。帰ってきたらいろんな知識を叩き込み直してやる。」

 ヴィットはびくっと反応をしたが聞こえないふりをする。

「よし、わかった。とりあえず出発の準備しよう。ヴィットには手伝いしてもらうけどいいね?」


 彼女は元気よく頷いた。

今の書き方と、前の書き方どっちがいいんだろう…。


あ、 読んでいただきありがとう。


次は…あした?

いければ!!


ノシ

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