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Ingen historia av namne<<名前のない物語>>vol.1  作者: リナ
6章 再会
76/116

Lnvasion av Ogre<<オーガの襲来>>

Lnvasion(リンヴァオ) av(ァブ) Ogre(オーガ)


「うす……おかえり。あー…頭がガンガンするな。ダナエの奴、俺より速いペースで飲んでたくせに……。俺のほうが先に落ちちまうなんて……。あいつは化け物かなんかなのか?……いや、人間ではないのか……。」


 イロードが目を覚ましていた。そしてダナエを部屋に連れて行ってくれと言われる。彼女は気持ちよさそうに眠っている。彼女を背負い、彼女の部屋に向かう。階段の前で一度止まり力も相当に落ちていることに気がつく。そのままゆっくりと階段を上る。彼女の部屋は今キライに貸している部屋の隣だ。そのまま彼女を寝床に連れて行くと……。

「あ、シロちゃん。おはよ〜エフトレットにはいつ行く?私はいつでも行けるけど?」

 起きていたのであれば自分で歩いて欲しいと思ったが、口には出さずにダナエが、起きてからと思っていたことを伝える。すると彼女は二度寝するからその後でと言ってきた。思わずクスリと笑いながら彼女の部屋から出る。どうやらデプロも報酬とキライの見舞いに来たようだ。部屋の前ですれ違う。その際にデプロはキライをエフトレットへ同行させたいと言ってきた。どうやらイロードが話したようだ。キライ自身の答え次第になるが、彼の経験値稼ぎの為だという事だ。彼は病み上がりとはいえ寝込んでいた期間は短い。少しだけ体を動かせば元どおりとの見解をデプロがいう。彼女としても朝デプロが言っていた実力が本当か、彼の動いている姿を確認したかった。彼女は実力を見てからと条件を出してイロードの元へ向かう。

「シロか、デプロのおっさんがキライを同行させたいってよ?どうするよ?」

 彼の実力を見てから判断すると、デプロにも伝えた事をそのままイロードにも伝える。彼からもそれがいいと同意を得る。酒場の手伝いに関してもシロフォン……いやカザリスがいる為問題ないとお互いの意見が一致する。エフトレット領への道を確認しているとデプロとキライが降りてくる。

「も、申し訳ありません。お、お世話になりました。ぼ、僕はこれからデプロさんにシゴかれるみたいです……。や、病み上がりも何も無いらしいです。」

 デプロはキライの後ろでヴィットをみて目で合図する。若干の面倒くささが出てきていたが隠れてついていく事にした。彼らは森に入っていく。彼らが領の外れにある森に向かう理由を盗み聞きすると、どうやらここにオーガが出るとの事だった。キライの実力をしっかりと発揮させる為、相手に知性の何も無い怪物を選んだようだ。人間相手だと手加減、または実力を出さないで負けを選ぶ可能性があるらしい……。それを聞いた時点で足手まといは確定なのだが。

 森を散策するとゴブリンの群れに発見した。デプロは剣を構えるが、それを抑えてキライは前に出る。彼の事を考えると人前ではまず見せない態度だ。そしてゴブリンのリーダーを見極め話しかける。

「お、お尋ねしたいんですが……、こ、ここら辺にオーガがいますよね。か、可能であれば……。」

 話しかけられたゴブリンは武器を構える。中には傷を負ったゴブリン、明らかに子供もいる。

「ニンゲン!!」

「ま、待ってください。こ、こちらは武器を構えていません。こ、こんなに領の近くに来ては危険です。あ、あなたたちはオーガから逃げてきたのでは?」

 キライは両手を上げて敵意がないことを伝える。するとオーガのリーダーは仲間に武器を下ろすように伝えると、キライが敵対していないのに安堵する。どうやら彼らの集落をオーガが襲ったようだ。数で圧倒するゴブリンだったが強大な暴力には敵わなかったとの事だ。

「あ、案内してもらえないですか?ぼ、僕はそのオーガの討伐に来ました。」

 ゴブリンの戦士たちは警戒しつつそれを拒否する。オーガも脅威だが、人間に自分達の集落の位置をバレるのも危険だ。しかしリーダーは頭を下げお願いする。そもそもゴブリン相手にお願いをしてくる人間なんて珍しいのだ。通常であればデプロのように武器を構えて敵意を剥き出しに討伐に掛かってくる。それで信頼に足ると判断したようだ。

「まったく、たいした奴だよ。お前はな。安心しろゴブリン!俺らはゴブリンの里を襲わない。領民に危険が降りかかる方が問題だからな。領主に誓おう。」

 戦士たちも警戒を解き、オーガの特徴をデプロとキライに教える。オーガにも色々な種類がいる。もし、集落にいる種類がロードのような異様な力を持つものであれば対処しきれない。聞いた数では二体で知性の欠片も持たない通常のオーガだ。普通の領民では一方的に襲われるだろうしゴブリンが束になって仕掛けても返り討ちにあうだけだったようだ。

「キライ、一人で片方行けるか?」

「あ、相性にもよるけどやってみます。」

「相手は脳も無い、しかも人間の外敵だ。容赦する必要は無い。わかったか!」

 彼は自身の装備を確認して頷く。相手次第だがよっぽど自分が不利でなければ負けることは無いだろう。オーガの討伐であれば何度か経験しており心配なことと家は依然古い文献にみたオーガの王といった存在。知恵の無い相手が敵であれば王ではないだろう。少し安堵の表情を浮かべると気を引き締めて集落へ向かう。ヴィットも何かあった時に手を出せるようにナイフの確認をする。手持ちのナイフは愛用のナイフが二本に投擲用が二十本。装備を確認するところをリームシュークは見ていたが、どれだけ隠し持っているのだろうと感心しつつ呆れてしまった。ナイフの合計の重さは十キロにもなろうか……。彼女の体重を考えると不思議で仕方ない。

(ボクも手伝うかい?)

「…いざとなれば…私…やるから…」

(キミが危険になったらボクが守るからね。)

予定通り更新できました。


いかがでしたか?



次話は水曜日♪


お楽しみに!


ノシ

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