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Ingen historia av namne<<名前のない物語>>vol.1  作者: リナ
5章 過去
68/116

Vid Cape<<岬にて>>

Vid(ヴィッド) Cape(カープ)


 ……相手が化け物だと聞いていたが、ライカンロープじゃないじゃないか。あの女が厄介すぎる。新設された鉄砲隊がほぼ壊滅じゃない!かえって大臣になんて報告すればいいのさ。いやそれ以前に私は帰ることができるの?いやいや帰れるわけないじゃない!あんなのから逃げ切れるわけない!ああ、弓よりも遠距離から敵を攻撃ができるから戦場に出ても安全だって言ってたじゃない!あの嘘つき大臣と嘘つき王子!何なんだよ銃弾を殴り返すってありえないから!まっすぐ帰ってくるとか普通じゃない。銃身は反動でずれたおかげで無事だけどこの腕じゃあれを打ち抜くことなんてできないじゃない!

 右肩から出血させた少女が怨めしく地面を睨みため息をつく。

「さっさと殺しなさい。私はここまで。」

「え、いやだよ?殺されると思った?」

「……どういうことかな?ああ、そうか。情報がほしいんだね。それなら教えないよ。残念だけどね。」

 それすらも少女は否定する。"死んだことになってもらう"と付け加えたが彼女は狙撃手に条件を与えることにする。"寝返らないか?"と言われら彼女は悩むが考えさせろと言ってきた。関帰る時間を与えるつもりはなかったが考える間も無くそういったため許容する。

「ま、替わりについてきてもらうからね♪」

 手早く肩の手当てを済ませて二人を呼び寄せる。そして漸くNo.22(チュブトーヴァ)No.7(スー)に報告を行う。

 ……聞く間もなく無事に彼女たちが後を追ってきたのを見るとウヴァ達は無事港にたどり着いたことであろう。自分が囮を行ったことで思った通り港までの追撃を自分にすべて乗せることができた。それがわかっただけで彼女的には満足だった。それに加えてもう一つ土産ができた。狙撃手と最新のライフル。海上での警護にも手を回すことができる。

 No.22(チュブトーヴァ)とアビンザの話によれば北にの岬で合流することになっている。それを聞いて四人は急いで岬に向かう。彼女等は船よりも先に到着する。


「…ね…その人…どうするの…?…」

「なんだ?このちっこいの?お前みたいなちんちくりんが相手だったら余裕だったんだけどな。」

「…この人…要らないよね…止め…刺しても…いいよね…」

「はいはい♪まってね~ボクの手柄だからさ、殺しちゃだめだよ」

「…手柄…?…」

「敵の捕虜なんか何に使うんだ?」

「ったく、この犬っころもこんなんじゃなかったら楽勝だっていうのに。」

「あ?何なんだよこいつ。本当に喰い殺してやろうか!」

「大丈夫♪この子君じゃ勝てないよ?あんな雑魚にやられてたらね。あ、でも今は武器持ってないか……でも誇り高いライカンロープの次期頭首が、武器も持たない女の子に手を出せるなら勝てるね♪」

 No.7(スー)はプライドを刺激してニヤニヤする。

「ま、私は銃を持っていないとしてもこんなワンちゃんに殺されるなんてことはないけどね……。」

 強気に彼女は続ける。落ち着いた態度をとっているためそうは見えないが必死に強がっていた。虚勢を這ってでもいないと正気を保っていられないのだ。この後自分が何に使われるかを一切伝えられない。それに加えて最新のライフルを取り上げられてしまっている。普通に考えて機密事項だ。これがばれることがあれば死罪を逃れることはできないだろう。もし無事に帰ることができたとしても任務失敗を問われればあっさりと殺されてしまうだろう。それならば重要な情報を漏らしてしまう前に自害でもしようと思うが、さっきからNo.7(スー)という少女に邪魔をされる。自分の行動は全て先読みされている。

「……なんで死なせてくれないんだ?」

「ああ、キミは今日から今までのターゲットに奉公するんだよ♪」

「は?意味わかんないんだが?」

「キミお金次第で国に雇われたんでしょ?じゃ、お金次第で寝返ってもいいよね♪ちなみに、うちのボスは特殊だから嘘とかついても意味ないからね?」

「嘘ついても意味がない?よくわかんないけど……。まぁお金次第っていうのは……。うん、悪くないは無かもね。私は別に捕虜ってわけじゃないんでしょ?どっちにしろ船に乗られてるんなら私の仕事は失敗だしね。どれくらい給金もらえるのさ?」

「ま、交渉次第だけどさ~。任務失敗で命をとられたりしなくて済むでしょ♪」

 時間をつぶした後に船が岬に近づき甲板で大きな火柱が立つ。彼女等に対する合図だ。

「さて、来たみたいだね♪じゃ海に飛び込んで。」

「は?俺、およげないんだが……。」

「ぷっ……そんな厳つい顔してるくせ泳げないとか……。」

「…大丈夫…泳ぐ必要ない…海に落ちれば…それで終わり…」

 そう言うとNo.7(スー)はアビンザと女の背中を突き飛ばす。アビンザはもちろん女も絶叫をあげながら着水する。着水した瞬間No.2(トヴァ)の魔法で甲板に打ち上げられる。


「ただいま♪またせてごめんね。」

水曜日は大変申し訳ありません…


遅れましたが更新します!!


遅れた分は土日に行ければ♪



ノシ

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