No.7 Allvaring<<No.7の本気>>
―No.7 Allvaring―
背後から破裂音……。
だが、破裂音というよりは思いっきり手を叩いた音だった。それを聞いて彼女はがっかりとした表情を浮かべる。相手はもちろんNo.7だった彼女も少し困った顔をしている。それもそうだ……。彼女としては今来られると困るわけだ。右手には狙撃をしようとしていたであろう仕留めた敵を抱えていた。
「…ごめん…」
「ん♪仕方ない。アビンザだっけ?君。なんでさこの子の言う事聞かなかったの?」
「言っている意味が解らないんだが……。」
彼女が姿を消していた意味を伝える。それを聞いてアビンザは耳を垂れる。だが、すでに自分を見つけてしまっている状況を考え、想定していた作戦を切り替える。元々は若干危険だが自分を囮にして一人ずつ片つけるつもりだったが、そうではなく自分を囮にして一気に片つけるように機動力に長けている二人だ。自分さえ囮に集中すれば安全にかつ短時間で済ませることができる。
「さて、はじめよっか♪こいつ以上の腕の敵がまだいるんだ。そいつをやるのはきっとボクだ。君達にはまだ荷が重いからね」
「そんなことは……っ!!」
反論しようとした彼はNo.7に睨まれて黙し、そして彼女等は頷き行動に移る。敵の人数は3人。そのうち、一人は女二人は男だということがわかっている。男と戦うのはNo.22とライカンロープ、女とやりあうのはNo.7だ。二人の男に関しては彼女が倒した相手と同じくらいの相手だ。そう困難ではない……と思う。
「なにをすればいい?」
「隠れてればいいよ♪ボクが囮になる。その間に君たちは隠れいて破裂音がしたらその方向に走って行って。同時に破裂音がなるはずだよ。ボクは当たったふりして倒れるからそのなったほうに走って行って。そこにいるいつ奴の息の根を止めてきてくれ。」
彼女は一人で大きな草原に出る。周りは岩場、隠れる場所はたくさんある。もちろん敵味方含めてだ。挑発混じりに悠々と草原を歩く。自分はここだと、誇張する。殺気を放ち敵を挑発する。草原から岩場を睨む。いるかいないかはわからないが、いると感じる方を睨む。感じるのは二箇所……。そして遠くにも入る気がする。あそこには指揮官の女がいる。……そんな気がする。殺気もないし、そこまで視線を感じるわけではない。ただそこにだけ何もないって言う違和感がある。何も無いなんて、そんなことあるはずが無い。
「さて、あとどれだけ正気でいられるかな♪あまり本気を出したくなかったんだけどね。」
指輪に魔力を込める。すると身体に蔦が巻きつく。くすくすと笑いながら両手を開いて私はここだと主張する。
そして……。破裂音と共に彼女は後ろに吹き飛ぶ。両肩の蔦が宙に舞う。そして二つの影が弾の飛んできた方向に向かっていく。No.7は思惑通りになったとニコニコして立ち上がる。身体の左側を二足下げ構え、右手を前に出してくいくいっと違和感の感じた方にする。先ほどまでは拳まで蔦が巻き付いていたが岩に包まれていた。
すると、銃弾が飛んでくる。それをそのまま拳で打ち返す。
「っと……流石に響くね♪でも、居場所はつかめた。ボクもやることやらなきゃ!」
ニコニコ笑っていた顔が少し真面目な顔になると彼女も走り出す。逃げられる前に打ちとらなければ、これ以上の鬼ごっこは懲り懲りという表情を浮かべる。
それを見ていた少女と狼男は驚きを隠せない。あんなに高速で飛来してくるものを的確に打ち返した。しかもそれと同じ角度で打ち返した。うまく言っていれば敵をそのまま倒しているだろう。……まず自分でやることを。
「…悪いけど…死んでくれる…」
彼女の仕事は一瞬だった。彼女が標的の脇をすり抜けるとそのままNo.7を見る。彼女が本気を出して闘うのを見ることはあまりない。手合せをした際も手加減はしてこないが、殺る気で相手と戦うところなんてまず見せない。No.22と一緒に行動するときは指揮をとっているため前線に出ることはめったにない。物珍しく彼女は食い入るように動向を窺う。
彼の仕事は簡単には終わらなかった。若干苦労していた。彼女の相手は呆気にとられたまま倒れた。彼の相手は呆気にとられることなく。自身に向かってくる敵に備えていた。彼が敵の前に立った瞬間特殊な銃を発砲した。銃弾は広域に広がり彼は被弾した。
「化物狩りか……。あまり狼男と戦うなんて経験なかったが、残念だったな。向こうにいる奴と違って敵からは目を離さないからな。さて、どれにしろ俺はこの後殺されるだろうな。でも、まぁ一人だけでも片つけておかなきゃな。」
「化物な。残念だったな。亜人ではあるが……。」
膝を打ち抜かれ狼男は膝をつく。
「残念だが、亜人も何も関係ないんだよ。俺は一人でもた……」
彼の顔面は拳大の石がめり込み言葉を発しなくなった。
「まったく、人の戦いをみるならちゃんとやることをやってほしいものだね♪」
書いてたらキーボード破損…
明日買いに行けるかなぁ…
次は水曜日…よていです!
予定を守れない最近申し訳有りません!!
ノシ




