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Ingen historia av namne<<名前のない物語>>vol.1  作者: リナ
5章 過去
64/116

Kirurgi<<手術>>

Kirurgi(チルギィ)


族長の家に全員が集まっていた。最初に訪れた時と異なり豪快な声が聞こえない。

「…アビンザ…どういうこと…?…」

「負傷者を守って…親父は…。」

全身から血を流し、そこに大量の包帯が巻かれている。

「流石ですね。私は彼を尊敬します。彼をどうにか救ってください!よろしくお願いします。」

ウヴァは遅れて現れ、涙ながらに訴える。

「大丈夫♪ボクがいるからね。けがの手当ては?」

「俺が。ただ、一部薬草が足りてません。」

「大丈夫。それもボクに任せて♪No.18(アートン)手伝って。No.2(トヴァ)も手伝って。No.22(チュブトーヴァ)も。他の人は出ていいって。治療の邪魔だよ。」


部屋から四人とラマテガ以外は追い出される。

「さて、No.2(トヴァ)は新鮮な水の生成。No.18(アートン)No.22(チュブトーヴァ)は一番小さいナイフの消毒。とりあえず傷自体はボクの魔法で何とかなるけど、銃弾は取り出さないと腐っちゃうからね♪」

No.7(スー)の指示に従い、弾丸の摘出を行う。肉体の浅い部分にあった弾丸の処理は手早く行われたが、肉体の奥まで入っていった弾丸の摘出は困難を極めた。

……最終的には荒療治となってしまった。


行った方法とは、No.2(トヴァ)の水を傷口の一点に圧縮し高圧力の水を当てる。そしてその力を利用して貫通させて弾丸を摘出する。……といったものだ。

貫通させた直後、No.7(スー)は傷口に治癒魔法をかける……。

おそらく通常の人間にこの方法は用いられないだろう。人間の体と比較して屈強な身体を持つライカンロープだからこそできるものだ。人間であれば、貫通どころが四肢がもげてしまう可能性だってある。


陽が高いところまで上ったところですべての弾丸の摘出が終わる。

「ふーっ……さすがになれないことはしないものだね♪ボクに任せてなんて大見栄を張ったからには失敗できないし。まったく、もうやらないんだから。次はNo.2(トヴァ)No.22(チュブトーヴァ)がやってよ?今みたから今度からはできるでしょ?」

「冗談じゃありませんよ。僕はこんなことできませんからね。」

「…私も…無理…無意識に…急所切っちゃそう…」

「まぁ、いいや。ボクはもうやらないからね。…うし、最後に傷口ふさいだら終わりだね♪」


<<Behandling(ベハーンリィグ) Incantation(カンターフォン)(治療呪文)>>

彼女は仕上げにラマテガに治癒魔法をかけ、とりあえずで包帯を巻く。

「ま、形だけでもしておかなきゃ何言われるかわからないしね。」

そういって彼女は扉を開き、心配して待機していたライカンロープに無事完了した旨を伝える。

そう伝えると複数体が吼える。そして村全体に族長が無事だと伝わる。

「はぁ…もうボクは今日動かないからね♪ウヴァ様に頼んで馬車に乗せてもらうよ」

「お疲れ様でした。どうぞ。テオとドールは歩いてちょうだい。代わりにNo.7(スー)No.18(アートン)の二人が馬車に乗ってください。テオ、ドールいいわね?」

二人は敬礼をし、青年たちは手を振る。


「ウヴァ様。確認させていただきたいのですが、いつまで国に帰らなければいけないのですか?」

「特にいつまでとかは決まっていませんよ。仕事がないわけではありませんが、中身のない話を聞かされるだけでしょうし。」

「そうですか。じゃラマテガさんが起きるのを待ちましょうか。」

「…その必要はない。俺はもう起きた。」

「…大丈夫…?…」

「うむ。体中穴だらけになった感覚があるが、それは些細なことだろう。」

「ははは、ラマテガ!穴だらけになったのはホントだぜ?」

「む?どういうことだ?」

「まぁ、気にしないほうがいいよ?きっと♪」

彼は何をされたのか想像したのか少し顔色が悪くなる。

「まぁ、いい。さて戦士たちよ!」

「……ここに。」

「俺ら、ライカンロープの一族はエフトレット王国、ウヴァ第三皇女の私設部隊に従事することになった。文句のある奴はいるか!?」

戦士の全員が目を瞑り、耳を後ろに倒して爪を胸の前で合わせて一斉に吼える。

その動作の一挙一動揃えて行われる。

「…すごい…迫力…」

「流石だね♪」

「これは圧倒されるな。」


全員の声がやんだ後にラマテガが鼓舞する。

「文句はないようだな。じゃ、俺らの初仕事だ!ウヴァ様を無事王国まで届けろ!昨晩のような無様な姿を見せるな!俺は体のしびれが取れ次第あとから追う!俺が合流するまで、アビンザが指揮を執るように!……アビンザよ、部隊のことを頼んだ。ただ、No.18(アートン)の指示には従う様に。俺らは武の才はあるが、頭のほうはさっぱりだ!勢いだけでは勝てないものがある。それだけは肝に銘じておけ!」

「まかせろ!親父。」

そういって準備が急ピッチで進められ、一時間もせずに準備は完了される。

「お待たせしました。えーと…ウヴァ様。ライカンロープ族、戦士衆16名準備完了しました!」

「では、まいりましょうか。」

「まって♪その前にウヴァ。確認したいことがあるので馬車に入ってもらっていいですか?」

「ん?え、ええ。わかりました。」

なんとか書き終えました♪


予定外に長引いてます…。

アレもコレもはダメですね。



次は月曜日の予定ですが、私用でずれる可能性あります。

ご了承ください……。


ではっ!


ノシ

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