Identiteten av fienden<<敵の正体>>
―Identiteten av fienden―
遠くで何かが輝きそれが飛来する。
「やっぱりいやがったな!」
No.18はそれに気が付き槍を構えて叩き落としそして…。
<Spear av eld(火の槍)>
そのまま火で形成した槍を投擲する。
投擲した槍はそのまま敵に突き刺さり、悲鳴を上げる間もなく黒い物体に変える。
「まぁ喰らったとしてもあいつの作った壁は貫通できないだろうがな…」
「そうですね。あれにもし魔力がこもっていたらそうでもないので、可能であれば今のように撃ち落としていただけると助かります。」
「何言ってんだ。お前自分で撃ち落とせただろ?」
「そんなことないですよ。やり返すのは可能ですが、僕は撃ち落とすなんて芸当不可能です。」
「じゃ…No.2片つけてこい!俺は全部撃ち落としてやる!」
―ホントは俺が行きたかったが…まぁ、あいつに任せれば万事解決だしな。
少年は頷いて棍棒を片手に持って森に入っていく。
彼が森に入ってすぐ悲鳴が聞こえる。彼は馬車を中心に火の槍が飛ばされたところの円周状を走る。
先ほど狙撃手の腕が一般的な腕前で、弓の有効射撃距離考えると馬車を囲むように走っていけば狙撃しようとする相手がいる可能性がある。
隠れている相手を次々に発見して即座に片つける。
数分後には弓兵を全滅させて馬車に戻る。
「お待たせいたしました。弓兵は全部片つけました。」
「おう。おつかれ!」
「No.24さんはどうですか?」
「ああ、俺が手加減を覚えろって言ったから頑張って手加減の練習してるみたいだぜ?」
「そうですか。どうです?見てみろ面白い事になってるぜ?」
No.24は四人に囲まれて剣を回避しつつ剣を振るった関節部分などの肌が露出している部分を狙って切って行く。
「器用ですね。皮膚の表面だけ少しずつ切っていくなんて。」
「だろ?あそこまでできるとは思っていないかった。まぁ逃げ出されるのも癪だから逃げた奴は殺すように言ってある。No.7が帰ってくるまでやるって言ってたな。」
「ボクが?」
「いつの間に。」
「ん~…2秒前かな♪」
「あいつはどうした?」
「あー…大丈夫。ちゃんと殺さないでおいたよ。まぁ、虫の息だけどね♪」
指をさすと蔦でぐるぐる巻きにされた裏切りの騎士がいた。
No.24は合流を確認した瞬間にナイフを両手で構えなおして全員の頸動脈をなぞり、彼女は鮮血を浴びる。
戦闘が終わったのを確認すると水壁が解かれる。
「おっさんがた!戦闘は終わったぜ!」
声をかけられ馬車から老騎士が二人降りてくる。そして捕まえた騎士の元へ行く。
「お主、なぜここにいる?」
「い……いうと…」
「いや、そうじゃな…いうわけない…な。言わなくていい。」
「……。」
「ウヴァ様!周囲は安全です。」
少女は馬車から降りてくる。
「私の前で嘘ついてもいもないって知っているよね?」
彼は舌を噛み切って自決をしようとするが、彼にまきついた蔦が口に入りそれを阻止する。
「残念♪せっかく生き残ってもらったんだから、死んでもらうと困るね。何をするかわからないけど…死なれたら駄目なのはわかるしね。」
「…っ…。」
ウヴァは騎士の前に立ち質問する。
「では、問いましょう。あなたの目的は?誰の命令?君の正体は?」
次々に質問を繰り返すウヴァ。知っている三人以外は首をかしげる。
その一方的な質問攻めは数分にもおよび、終えた後全員を集める。
そして説明を受ける。
今回騎士として入った人物は本物ではなく偽物。本物に関してはすでに殺されており、入れ替わっていた。
ある魔法使いの協力を得て簡単に姿かたちを模し、家の者たちにも気が付かれない様に……。これを仕組んだ人物に関してはテオ、ドール、そしてウヴァ自身も驚きを隠せない事実が明らかになった。
彼女を狙った人物は『アエクレ王国』の第二王子の側近だった。理由としては彼女が第一王子と結婚の話が王国内で上がったため、特殊な能力を持つ人間を迎え入れるのを嫌ったためといった理由だった。
「ふむふむ…いろいろわかってきたけど…ウヴァ様って何者なの?ボクはそこが気になってきたな。王子様と結婚ってことはただ単純にどこぞのお嬢様じゃすまないと思うんだけど?」
「まぁ、言わなくても何となくわかったが…俺らには関係ないだろ?それよりも問題は王国からの刺客がねってところだな。」
「そうですね。僕等に依頼を頂いたのももちろん王国から要請があってからでした。」
「…ね…私…よくわかんないから…聞かなくていい…?…難しい話…好きじゃない…」
ジトッとした目で彼女はNo.18を見る。
「ああ。お子ちゃまにはちょっと難しいよな。向こうで昼寝でもしてろよ。」
彼女は頬をふくらませて木陰に隠れる。
「ふふふ。かわいいね。あの子私の下に置いたらダメかしら?」
「あー…どうだろうな?俺等にそんな権限はないからな。直接上と掛け合ってみろよ。」
「いいの?掛け合っても?どうせなら君たち全員欲しいな…」
「む…むちゃをおっしゃらないでください…まぁ…わし等では力不足だということはわかっておりますが…」
「そうじゃないよ。力だあるからじゃないの。この人たち大好きになったからだよ」
ウヴァは嬉しそうな顔をしてNo.7に飛びつく。
「だって。私のこと怖がらないんだもん。心の奥底でもね。」
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気がつけばもう少しで3000pv
もっと少ないと思ってました!
次回は金曜日です。
ノシ




