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Ingen historia av namne<<名前のない物語>>vol.1  作者: リナ
5章 過去
56/116

Raid<<急襲>>

Raid(レァド)


町の前でウヴァを馬車に乗せて、テオとドールを交えて色々なことを確認する。

No.7(スー)には何となく不安要素があったためそれをすっきりさせたかったからだ。

「テオさんにドールさん。逃げ出した新人だけどさ、怪我とかした?」

「…あ、ああ。戦闘中に左腕を怪我していたな。それがどうかしたのか?」

「気になることがありまして、その怪我は本当に戦闘中に負った怪我でしょうか?」

「…まさか。」

「ああ。おっさん達はあんまり考えていたなかったみたいだが、俺らは奴が怪しいと思っている。身内だと考えたくなかったことだろうがな?」

「じゃ…じゃが!」

「僕等はウヴァ様がどんな身分の方か存じ上げませんが、通常の身分階級ではないことが想像できます。簡潔にお尋ねしますが、命を狙われている可能性は?」

「…無いわけではない。」

「…そか…わかった…」

孤児院のメンバーは全員が目を合わせて頷く。


町からエフトレット国までの道中、No.7(スー)が怪しいと睨んだ通り襲撃があった。

町に出る際に襲撃してきた盗賊が帰路にも襲ってきた。

以前襲撃してきた際には五人と聞いていたが、帰路は3倍の人数をそろえてきた。

その中にはやはり逃げ出した新人騎士が紛れ込んでいた。念のため確認していた。

「ウヴァの力があれば俺らの企みもすぐにばれちまうからな?」

「君が逃げ出した騎士だね?何の用かは…聞いたら答えてくれるのかな?」

「こたえるわけないだろ?」

「…そ…じゃ…死んで…」

「あーあ…No.22(チュブトーヴァ)の奴、やる気満々だね…俺はほか居ないか見てるよ。」

No.18(アートン)馬車の上に上り、周囲を警戒する。

「おい!おっさん達。そこから出るなよ!出てこないほうが身のためだぜ?」

「なんじゃ!?」

「襲撃か!?」

「気が付くのが遅いぜ?テオのおっさん。俺らが片つけるから中で待ってろ。いいな?」

「わかった。お前らに任せる。」

「…あいつは…居るのか?」

「ああ。予想通りな。」


No.22(チュブトーヴァ)だけが前に出る。

No.22(チュブトーヴァ)さん!裏切り者だけ残してください。いろいろ確認したいことがあります。」

「…わかった…殺さない…ように…頑張る…」


あれは無理かもしれないとNo.7(スー)は肩を落とし、声をかける。

「ボクも手伝おっか?あの子だけは殺すとまずいからね。」

「…No.7(スー)…私…だけで問題ない…」

「問題は無いと思うけど…手加減はできないでしょ?」

「…できるし…」

少し鬱陶しそうな表情を浮かべつつも頷く。

「大丈夫♪ボクはそいつのい相手しかしないから。」

じゃ、そういうことでとNo.7(スー)は元騎士に蹴りを放ち一人だけを距離をとらせていく。

盗賊の数名はそれに追従しようとするがNo.22(チュブトーヴァ)がナイフを投げてそれを阻止する。

盗賊からは怒号が飛び交うが、それをものともしない少年と少女達。

No.7(スー)は容赦なく騎士を追いつめる。

「ね?君の雇い主って誰?」

元騎士は険しい表情を浮かべる。

「言わないなら…言わせるだけなんだけど?手加減はしてあげるけど…それは君が死なない程度ってことだから。絶望してね♪」

足を払い、剣を砕き、鎧を砕く。彼女らからすれば、少し訓練を行った程度の人間なんて造作もなく殺すことができる。

むしろ、相手を殺さない程度に追いつめるほうが難しい。

そういう意味であれば、武器を使用せず、補助として魔法を扱う彼女が適任なのだ。

No.22(チュブトーヴァ)はそれを理解していたわけではなく、単純に手加減ができない。

その証拠に行く手を阻んだ投げナイフは正確に頸動脈を裂いている。

鮮血がそこらじゅうで噴出している。戦闘開始直後に生存者は残り…十二人になっている。

「なんなんだよ!こんなの聞いてねぇぞ!」

怒号をあげた盗賊は直後血を噴いて生の無い物となっていた。

「なんだよ…この前と別じゃぇか!!一人抜けて楽になってんじゃねぇのかよ!あの野郎…このあt…」

「…この後…?…そんなの…ない…後…十人…」

「に…にげろ!こんなのありえねぇ!なんなんだよ!」

叫び声や怒号が聞こえた場所に投げナイフを投擲する。

「驚くほどに素人連中ですね…実は別にまだいるんじゃないですか?No.18(アートン)さん!森の中に誰か見当たりませんか?ここにいる連中はあまりにもお粗末すぎます!」

「まだ掴めてない!ただ…何かはいるぞ!一瞬殺気が漏れてた!…油断するなよ!」

「わかりました。一瞬飛んでください!ちょっと仕掛けをします!」

言われて馬車の上に載っていた少年は高く飛ぶ。そこに対してNo.2(トヴァ)が棍棒を取り出して魔力を籠める。


<Vattenvägg(ヴァッテンベイク)(水壁)>

馬車は水の壁に包まれる。

「とりあえずコレで、少しの衝撃なら耐えられます。ついでに僕の許可なく中に侵入することは容易ではないと思います。」

とんだNo.18(アートン)は水に包まれた馬車に着地する。

「流石だな!俺も少しは自由に動けそうだ。」


考えている事をそのまま書くって難しいです。


次は水曜です!!

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