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Ingen historia av namne<<名前のない物語>>vol.1  作者: リナ
5章 過去
55/116

Uva Aislaby<<ウヴァ=アイスレビー>>

Uva(ウヴァ) Aislaby(アイスレビー)


「私はウヴァ=アイスレビー。身分は明かせないけどそこそこのお嬢様みたいよ。」

老騎士と二人の少女は部屋に戻るとそこには不機嫌な少女が一人、

「んで?なんで私の存在を無視して話を進めたの?ね?おしえてくれる?テオ、ドール?」

「はっ…大変申し訳ありません。だが、こいつらの実力をですね…」

「うんうん。で?私を無視した理由になるの?」

「…大変申し訳ありません。気持ちが逸りました。」

「まぁまぁウヴァ様、わしに免じて今回は…。」

「わかったわドール。テオ、今回だけです。今後は私を無視しない様に。で、あなたたちは?」

「はい…えーと、ボクからNo.7(スー)、その小さい少年はNo.2(トヴァ)、一番大きいのがNo.18(アートン)、もう一人の女の子がNo.22(チュブトーヴァ)です。あなたの護衛を依頼されました。」

「ふーん?あからさまな偽名だね?私に対していい度胸じゃない?」

「んなこと言われてもな?名前なんて俺らにはないぜ?」

「名前がない?どういう?」

「俺らは孤児だ。だから名前なんてないんだよ。」

「そ…か。孤児か。」

孤児でも名前くらい付けられるんじゃないのか?と思いながらもウヴァと呼ばれる少女はNo.22(チュブトーヴァ)を手招きして呼び出す。

「えっと…No.22(チュブトーヴァ)はいくつ?」

「…9歳…」

「私と同じ年だね。よろしく。今まで同じ歳の知り合いなんていなかったから、仲よくしてね。えと、友達になってくれるとうれしい。」

「…私…も…初めて…よろしく……お願いします…」

「私に敬語禁止!ともだち(・・・・)なんだから!」

「…わかりま…わかった…」

一瞬ウヴァはNo.22(チュブトーヴァ)を睨み付け、言い直した瞬間に睨みつけるのをやめる。



No.22(チュブトーヴァ)以外と老騎士は部屋から追い出される。

「ね。君たちの孤児院ってどんなところなの?いつもどんなことやってるの?どこにあるの?どうやってあの二人の攻撃をかわしたの?本気で戦ったらあの二人に勝てるの?ね?ね??おしえて!」


No.22(チュブトーヴァ)は一方的な質問攻めにあう。彼女の質問に答える前に別の質問が溢れてくる。

「…まって…私…何も…」

「大丈夫。答えられなくてもね。私にはわかるの。」

「…?…」

「あー…何言ってんだって思ってるでしょ?私は相手の考えてることが何となくだけどわかるの。」

「だからね。質問したらわかっちゃうんだ。」

「…やっぱり…わからない…」

「えー…じゃ、君の考えていたことは、例えばいつもはみんなとトレーニングしているとか、あとは攻撃のよけ方に関しては直感。二人を倒すのは楽勝とか、すごいね。ホントすごいと思う。」

「…別に…そんなこと…」

「あ、まって、嫌わないで!」

「…なんで…嫌うの…?…」

「え、こわくないの?」

「…別に…お…」

「驚いただけ…すごいね!みんな気持ち悪がるのに!」

年相応の笑顔を浮かべてNo.22(チュブトーヴァ)に抱き着く。

「…ウヴァ…?…」

「ありがとね。」

コンコン…

「ウヴァ様ー?そろそろエフトレット向かうぜ?馬車も来たしな。」

「わかった。準備はほとんど終わっている。テオ、ドール入りなさい。荷物持ったら行きますよ。」

テオ、ドールはノックとともに部屋に入って荷物を持ちウヴァを宿の外に止めてある馬車へ案内する。

「こちらです。」

「ん、ありがと。」

「わしらは馬車に乗り込む、君たちは外の護衛を任せて良いかの?」

「構わないぜー。流石に老体に歩けなんて言わないさ。」

「…っの若造が。」

「こら、喧嘩を売らないの!」

「悪い悪い。」

全然誤っているそぶりは無い、なにしろ彼自身悪気はなかった。

「お前も乗ってて問題無いぜ?」

「…いや…仕事は…ちゃんとやる…」

「いつに無くやる気だね♪珍しい。」

彼女は初めて自分のことを友達と呼んでくれた相手に応えたいと心から思っていた。

ウヴァを狙う人物に目星は無い。盗賊に襲われたというがそれは計画的に狙われたわけではないという見込みだ。理由としては今回ウヴァが出かけたのは彼女の気まぐれで急なものだった。

そのため、盗賊を雇って襲うなんてことは不可能ということだ。

結果その盗賊の襲撃で新人騎士は命を落としかけ逃げ出した。


というのがテオとドールの出した答えだ。

が、

「ね?ボクやっぱりこの襲撃怪しいと思うんだけど?」

「んあ?何が怪しいんだ?」

「単純に新人とはいえさ?騎士にまでなったんでしょ?確かにもともとの家柄とかは必要だろうけどさ?それなりの力を持っていなきゃ護衛なんての無理でしょ?」

「…まぁ、たしかにな?」

「逃げ出したでは無く、新人が手引きしたと考えていますか?でもそれだとメリットがあるでしょうか?」

「…ウヴァって…どれくらいえらい…か…しってる…?…」

「それは言っていなかったからわかねぇな。」

「…詳しくは…言えない…けど…ウヴァは…不思議な力…持ってる…」

「ふむ…その力が原因で狙われると…。」

「何となくつながりますね。不明なことは多いですが…」

「…私…絶対…ウヴァを…守るから…!…」

ちょっと更新が遅くなる可能性があります。


予定では月曜日です!

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